60秒で完成! 手ぬぐいで簡単「ペットボトルホルダー」

公開: 更新: テレ東プラス

マイバッグにワインバッグ、旅行には欠かせないお供...と、ふろしきの活用法はわかったけど、「手ぬぐい」はそんなに使えないでしょ? いえいえ! 薄くて乾きやすい、端が切りっぱなし、生地の目が細かいという「手ぬぐい」ならではの特徴を活かし、大変身するんです。

さまざまな専門家による生活情報満載の「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時28分~放送中)に出演中の和文化研究家・三浦康子さんに、「ふろしき」や「手ぬぐい」の活用法をうかがいました。これを覚えておけば、ちょっとした外出から長期間の旅行まで、あらゆる場面で大活躍!

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今回は、「手ぬぐい」で作るペットボトルホルダーを紹介。持ちやすく、見た目もかわいいだけでなく、夏場、冷たいペットボトルをカバンにそのまま入れると水滴で濡れてしまう...という悩みも解消!

覚えればカンタン「ペットボトルホルダー」

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①手ぬぐいの端を3cm折り返してから、ペットボトルの首に巻きつけて2回結ぶ。

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②手ぬぐいをボトルに沿わせ、下の余った部分をねじり上げる。底からではなく側面付近からねじり始めると、底が平らになるので自立する。

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③ねじり上げた先端を、首の結び目に下から通して引っ張り上げる。

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④先端を側面のねじりに通ししてひと結びし、結び目を首のほうに移動させれば完成!

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側面のねじりを下に引けば、横持ちにもなる!

あっと驚く!? 手ぬぐいの活用法

「手ぬぐい」もふろしき同様、簡単に結んだり、包んだりすることで日常使いできるエコバックを作ることができます。さらに「手ぬぐい」ならではの使い方も多様で、生活の中で強い味方になります。

【その1】入浴、洗顔、メイクで活躍
「本来の使い方である手や顔などを拭くことはもちろん、乾きがとても早いので入浴時には浴用タオルとして使う方も多いですね。また、洗顔時にはヘアバンドに、洗顔後のメイクの時には肩にかけケープ代わりに使えます」

【その2】ケガをした時は包帯や止血帯に
「口元にあてマスク代わりにもなりますし、ケガなどの緊急時には手で裂くこともできるので包帯や止血帯としても使えます」

【その3】夏の砂浜でも活躍
「生地の目がとても細かいので砂まみれになるような浜辺で使うことも可能。夏は首にかければ日焼けよけや汗止めになりますし、保冷剤を包んで首に巻けば身体を冷やすこともできます。本当にさまざまな用途があるので、大活躍させることができます」

【その4】キッチンやダイニングにも
「家の中で使う場合は、半分に切っておしぼりとして使ったり、ランチョンマットとしてテーブルに敷くとちょっとしたおもてなしになります」

【その5】手ぬぐいの一生を共に楽しむ
「少し古くなってきた手ぬぐいは、ふきんや雑巾として使えます。いろいろ楽しみながら、手ぬぐいの一生を楽しんで欲しいですね。新しいものは目につく所に、古くなってきたら実用的なものに...と、手ぬぐいはボロボロになるまで目一杯使うことができるアイテムです」


日本に古くから伝わる「ふろしき」や「手ぬぐい」の活用法、いかがでしたか? 目からウロコのアイデアがたくさんありましたね。とりあえず家に眠っているふろしきや手ぬぐいを引っ張り出して、ご紹介したバッグにチャレンジ! 日々の生活にちょっとした潤いをプラスしてみましょう。

取材強力:三浦康子さん。和文化研究家。ライフコーディネーター。古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案し、「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとる。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、監修書『おうち歳時記』(朝日新聞出版)ほか多数。
オフィシャルHP:http://wa-bunka.com/

三浦康子さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時28分からのOAも要チェックです!

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