混ぜて揚げるだけ!簡単特製さつま揚げと贅沢ねこまんま:昼めし旅~あなたのご飯見せてください

公開: 更新: テレ東プラス

毎日食べる「ご飯」、おいしいお店を紹介するグルメ番組は沢山あるけど、実際は一体どんな人がどんなものを食べているのでしょうか? ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉に、リポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分~)。時には観光スポット、時には田舎、そして地元の駅前や商店街など、芸能人や番組スタッフが様々な場所へ旅をしながら、その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

hirumesi_20190113_01.jpg
12月27日(木)の放送は、鹿児島県・薩摩半島で、秘境路線バスに乗って昼めし旅。秘境バス旅ではおなじみの門脇佳奈子さんと、鹿児島県にゆかりのある西郷輝彦さんの年の差50コンビがご飯調査! 鹿児島中央駅からスタートし、海沿いを走るバスでJR日本最南端の駅・西大山駅を目指します。薩摩半島の見どころは、砂蒸し温泉で有名な指宿や、薩摩富士と呼ばれる開聞岳など。今回の秘境バス旅では、どんなご飯に出合えるのでしょうか?

西郷輝彦なつかしの味!トビウオのお手製さつま揚げ

西郷さんの地元・谷山で下車してご飯調査。

hirumesi_20190113_02.jpg
昭和30年代、西郷さんが15歳まで生まれ育った谷山地区は、タバコの栽培や乳牛の飼育が盛んなのどかな街でした。街を流れる永田川では、うなぎやキス、アサリが捕れ、子どもたちの遊び場になっていました。西郷さんも昔、うなぎを釣っていたそうです。

地元ということで、西郷さんの同級生がやっているという時計屋さんを訪れることに。西郷さんと小中高校が一緒だったという川村宏さんに例のお願いを...。

「あなたのお昼ご飯、見せてくださ~い」

さすがの友だちパワー! ちょっと強引に(笑)OKをもらいました。

冷蔵庫にある、昆布とカツオ節とシイタケで作った出汁で、鹿児島そばを作ります。鹿児島そばにはつなぎに自然薯が入っていて、コシがあるのが特徴。

hirumesi_20190113_03.jpg
半熟のゆで卵と、買ってきたさつま揚げをのせれば完成です。

hirumesi_20190113_04.jpg
さらに、奥様の美代子さんお手製のさつま揚げも! トビウオとイカをミンチにして、卵と豆腐、味噌、砂糖を混ぜて作ったタネをニンジンと混ぜ合わせ、形成して揚げれば完成です。ふだんはニンジンのほかにゴボウも入るそう。

hirumesi_20190113_05.jpg
豆腐が入っているのでフワフワ。ちょっと甘めで、「宏が好きな味だ」と西郷さん。かつての親友との再会においしいご飯、バスの時間を忘れてついつい長話となってしまいました。

カツオ節工場の贅沢ねこまんま!

途中からは、門脇さんと西郷さん、二手に分かれてご飯調査。門脇さんは指宿駅から離れた山川港に。カツオを中心とした漁業が盛んで、本枯節という高級カツオ節を作る一大産地です。

hirumesi_20190113_06.jpg
ということで向かったのは、カツオ節工場。
カツオ節を使ったごはんを狙って、工場見学させていただくことに。

hirumesi_20190113_07.jpg
こちらが20日間ほど燻したカツオ。白かったカツオの身が、これだけ真っ黒に固くなることから、「黒節」と呼んでいるそう。

hirumesi_20190113_08.jpg
一般的なカツオ節作りはここまでですが、鰹本枯節はさらに表面を削り、カビ菌をふき付け、天日干しを3カ月間繰り返します。こうすることで、香りと旨みが引き立つ鰹本枯節が完成。

カツオ節作りの工程を見せていただいたところで、坂井商店の会長・坂井良深さんに例のお願いを...。

「あなたの昼ご飯、見せてくださ~い」

奥様・操さんの許可を得て、交渉成立!

まずは、隣人の漁師さんにもらったというブリの切り身をフライパンへ。さらに、「腹皮」を取り出した操さん。工場ではキハダマグロのマグロ節も作っており、使わないお腹の部分を塩漬け。家でこうして食べているそうです。

hirumesi_20190113_09.jpg
ブリとマグロが焼き上がったところで、お昼ご飯の完成ですが...。

hirumesi_20190113_10.jpg
ごはんに高級本枯節を贅沢にふりかけ、その上にゴマをすり入れて醤油をかけ、ねこまんまにするのが坂井さん流。

hirumesi_20190113_11.jpg
お味噌汁は、もちろんカツオ節で出汁をとった操さんの手作りです。

hirumesi_20190113_12.jpg
マグロも脂がのっていておいしいそう! ごはんに合いますね。カツオ節工場を営む坂井さんのお宅ならではの贅沢なお昼ご飯に、舌鼓を打つ門脇さんでした。

サツマイモ農家の芋焼酎に合う鹿児島おでん

さて、終点の西大山駅で合流した門脇さんと西郷さん。すでにあたりは真っ暗でなかなか人と出会えなかった2人ですが、灯りがついている公民館を発見。区長と地元の方々が、地域づくりの話し合いをしているところでした。まだ晩ご飯を食べていないという坂元正さん、里沙さん親子にご飯を見せてもらえることに! 坂元さんは、焼酎用のサツマイモと、タバコの葉を育てている農家さん。

hirumesi_20190113_13.jpg
帰宅すると、料理上手な弟さんが作って持ってきてくれたという出汁巻き卵がテーブルにスタンバイ。

そして、本日の晩ご飯はおでん!

hirumesi_20190113_14.jpg
鹿児島ならではの具材としては軟骨や豚骨が入るそうで、この日は軟骨入り。

hirumesi_20190113_15.jpg
芋焼酎を片手に、晩ご飯が進みます。

hirumesi_20190113_16.jpg
こちらも弟さんの差し入れ、麻婆豆腐。西郷さんはご飯にかけて麻婆丼にしていただくのが好きだそう。芋焼酎をおかわりして、すっかりほろ酔いの西郷さんでした。

土地土地の人情に触れる秘境路線バス旅...いい締めくくりになったようです!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

PICK UP