大麻バー”大盛況” 大麻合法化その後...:未来世紀ジパング

公開: 更新: テレ東プラス

1月9日(水)放送の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜夜10時~)は、90分のスペシャル版!2018年に世界を驚かせたニュースのその後を徹底取材。日本では伝えられていない"世界の変化"をレポートする。

"汚染された島" が半年で復活した理由

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最初の舞台はフィリピンのボラカイ島。白砂と紺碧の海が広がる日本人にも人気のリゾート地だ。フィリピンの観光収入の2割を稼ぐこの島に、異変が生じたのは昨年のこと。番組ナビゲーターの鎌田がビーチを訪れると、白いはずのビーチが一面緑色に染まっていた。
それは増え続ける観光客によって出された大量のごみや、違法に建築されたホテルやレストランから海に垂れ流された汚水が原因で、大量発生したとみられる藻だった。この緊急事態にドゥテルテ大統領は決断を下す。島を完全に閉鎖し観光客の受け入れをストップするという、前代未聞の措置に踏み切ったのだ。

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あれから半年、島はどうなったのか。番組取材班は観光客の受け入れを再開したボラカイ島へ向かった。汚染されたあのビーチへ行ってみると、見事に白い砂浜と透明な海を取り戻していた。わずか半年でいったい何があったのか?

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島は環境を守るため観光客の数を制限、ホテルやレストランは浄化装置の設置が義務付けられた。ビーチには警察も出動し、飲食や喫煙などビーチを汚す行為を厳しく取り締った。さらに店では使い捨てプラスチック製品の規制をし、違反者には高額な罰金を科していた。こうした厳しい規制できれいな海を取り戻したボラカイ島。今後も1年に1回は島を閉鎖し、1ヵ月ほどクリーニング期間を設ける予定だという。革新的な取り組みで観光と環境の両立は実現できるか。

歴史的な米朝首脳会談がもたらした影響は?

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新年を迎えた北朝鮮の国営テレビに金正恩委員長が登場し、今年の方針を語った。そこでは非核化を進める意思を改めて表明、2回目の米朝首脳会談実現へも意欲を示した。
去年6月に実現した初の米朝首脳会談を期に両国の関係は変わったのか?北朝鮮・平壌を訪れた取材班は街のある変化に気付く。それまで街中に掲げられていた反米スローガンが撤去され、代わりに経済の発展を鼓舞するスローガンが掲げられていたのだ。

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未だ国際社会から厳しい経済制裁を受けている北朝鮮の化粧品工場にカメラが入ると、そこで生産されていたのは、石鹸やシャンプーなど数百アイテム。機械も原材料も国産化しているというこの工場は北朝鮮最新鋭の技術を誇るという。ショールームには資生堂やディオールといった海外のブランド品が並んでいた。これらを研究してより良い製品を作るようにと、金委員長から贈られたものだ。敵視していた国のブランドからも学ぶ姿勢は、北朝鮮の"本気度"の表れなのか。

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順調に成長しているように見える北朝鮮経済だが、台湾で長く北朝鮮と貿易をしているという男性は、北朝鮮とのビジネスに異変が起きていると警鐘を鳴らす。一方、北朝鮮との融和ムードに湧く韓国では驚きの土地投機ブームが起きていた...。

カナダで"大盛況"大麻バーに大麻栽培キットも?

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去年10月、カナダが先進国として初めて、娯楽用大麻を合法化。解禁当日には大麻の販売店に並ぶ、行列の姿が大々的に報じられた。解禁から1ヵ月後のカナダ・トロントを鎌田が訪れた。向かったのは大麻バー。大麻を楽しむことを目的とした店だ。中に入るとそこには思い思いの方法で大麻を吸う人々の姿があった。

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18歳以上であれば30グラムまでの大麻を所持し使用できるようになったカナダでは、大麻を自宅で栽培することも解禁となった。大学講師のスコットさん宅を訪れると、自宅の地下室に設置したボックスで大麻を栽培しているという。自宅で栽培できるのは4株までと決められているが、10万円も出せばこのような装置が簡単に手に入るという。さらにビジネスとして大麻の栽培から販売まで手掛けるという企業に向かうと、そこには驚きの光景が。

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犯罪組織への資金流入を防ぐ目的で大麻解禁へと踏み切ったカナダだが、大麻解禁の行く末にはどんな社会が待っているのか。7年前に解禁を決めた、アメリカ・コロラド州デンバーを取材すると、大麻は食品ビジネスとして一大産業となっていた...。

番組ではさらに中米からアメリカへの移住を目指して、最大1万人規模にまで拡大した大集団「キャラバン」のその後を追跡。自由の国アメリカを夢見て、移動を続けた人々を待ち受ける過酷な現実を伝える。世界を驚かせたニュースの「その後」を追った「日経スペシャル 未来世紀ジパング」は、今夜10時放送。お見逃しなく!

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