コロナ禍で需要増!? コンビニで「腸活」食品続々<WBS>

公開: 更新: テレ東プラス

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ファミリーマートの「スーパー大麦シリーズ」。

大手コンビニエンスストアのファミリーマートと、ナチュラルローソンが18日から販売を始めた商品には共通点があります。それは腸内環境を整える、いわゆる「腸活」に関係した商品です。いま、なぜコンビニが「腸活」に力を入れるのでしょうか?

都内のファミリーマートで18日からスーパー大麦を使った新商品の販売が開始されました。スーパー大麦は、腸内環境を改善する機能があるとされる食物繊維を、通常の大麦の約2倍含む機能性食品です。ファミリーマートは、「スーパー大麦シリーズ」を5年前から展開し、累計で2億食以上を販売しました。

今回の新商品では、たんぱく質や脂質など、他の栄養素もバランスよく摂取できるように改良しました。ファミリーマート商品本部の上村朋美さんは「コロナ禍で、お客様の健康意識は高まっていると感じています。スーパー大麦をはじめとして、健康を意識した商品の継続展開を考えています」と話します。

一方、ナチュラルローソンでも、発酵食品などを使った商品を展開しています。「オーツ麦うどん 粕汁風」は、麺の原料に食物繊維を多く含むオーツ麦を30%配合。同じく腸内環境を整えるとされる発酵食品の酒粕と味噌を使って粕汁風に仕上げました。

ナチュラルローソンでは今後も、食物繊維や麹菌が豊富に含まれる商品を強化し、健康に気を遣う女性客などを取り込みたい考えです。

「コロナになって『腸活』『菌活』というような腸内環境を意識した商品が非常にニーズが高い。販売動向を見て、ローソンでの展開も考えていきたい」(ナチュラルローソン部の鷲頭裕子さん)

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