「ここ、どこだよ~」 都会から離れポツンと佇むローカル駅を舞台にした、ドラマ25「鉄オタ道子、2万キロ」(毎週金曜深夜0時52分放送)。歴10年・生粋の鉄道オタクの主人公・大兼久道子(玉城ティナ)は、有名家具メーカーの企画営業として忙しく働く中、時間ができるとローカル駅を目指し1人旅へ。観光地も名物もなにもないローカル駅には、ここでしか見られない絶景と、ここでしかできない体験、そして自分でも思いがけない自分との出会いがあった。第1話 北海道・比羅夫駅 「日本唯一の泊まれる駅へ」での道子の旅を振り返る。
道子の旅#1
【今回の鉄道】函館本線
開業1880年、北海道初の鉄道。函館駅から小樽、札幌を経由して旭川駅を結ぶ全長423.1㎞の長距離路線。
国鉄時代から走るレア車両もあるが、道子が乗ったのは新型車両のH100系。愛称デクモ。ディーゼルエンジンで発電した電力を使ったモーターで走ることから、Diesel Electric Car with MOtorsの頭文字を取ってデクモ。座席の色は北海道の豊かな草原をイメージしたグリーン、ドア横のパーテーションは海や空を想起させるブルーが使われている。
【今回の駅】比羅夫駅
ぶっちぎりの"ここどこ"感。ホームからの景色は一面の雪に覆われた山と大地! 北海道虻田郡倶知安町字「比羅夫駅」。駅名の「比羅夫」は、飛鳥時代に蝦夷征伐を行い、駅付近の地を軍領とした阿部比羅夫に由来するらしい。
年季の入った三角屋根の駅舎。
中には、「駅の宿ひらふ民宿」の看板が。ここは日本で唯一、宿泊できる駅。民宿のご主人は、大学時代に自転車で貧乏旅行をしていた時に比羅夫駅に来て、先代の管理人と仲良くなった。その後、就職してサラリーマン生活を送った後に、会社を辞めこの宿のことを思い出し、「ぜひ継がせて欲しい」と飛び込んだのだという。こうして全鉄オタ憧れの宿を守っている。
【本日の駅弁】長万部駅「かなや かにめし」
昭和25年の発売以来、伝統の製法で作られる極上の駅弁。ほぐされたカニの身が敷かれたカニ飯がたっぷり。佃煮の唐辛子とハチミツが織りなすピリ辛ハーモニーがカニにバッチリ合う。
道子は、民宿で相部屋になった年配のご婦人や、到着してから度々姿を見かけていた青年・甲斐(栗原類)と交流を。
道子の旅と、比羅夫駅周辺の絶景は、見逃し配信で!
次回1月14日(金)放送のドラマ25「鉄オタ道子、2万キロ」第2話は?
第2話「栃木県・男鹿高原駅/日本屈指の秘境駅へ」
利用者数が年間100人未満の駅・男鹿高原駅へとやってきた道子は、あまりの風情のなさに絶句する。駅周辺を散策してみるが特に何もなく行くところがない道子は、仕方なく近くのベンチに座り事前に買っていた駅弁を食べる事に。そんな時、道子の目の前に少女・花蓮の姿が...。気になり声をかけてみると、少女はかなりの鉄オタだった!