<ネタバレ>小太りで薄毛、40代後半の夫が浮気?向井理が新境地!「婚活探偵」第1話をオンエア前にプレビュー!

公開: 更新: テレ東プラス

1月8日(土)夜9時からは、土曜ドラマ9「婚活探偵」(BSテレ東)を放送!

原作は、『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をダブル受賞し、作家デビューを果たした大門剛明の連作短編。
仕事はできるがモテない中年探偵・黒崎(向井理)が、元刑事の経験と勘を頼りに探偵事務所に舞い込んでくる謎や事件を爽快に解決...と思いきや、その裏で絶賛婚活中!
"キレのある推理"と"恋に不器用な男の婚活"を、リアルな婚活事情を織り込みながら描くラブコメミステリーをおくる。

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一見容姿端麗でハードボイルドな敏腕探偵だが、その裏ではこそこそと結婚相談所に通い、婚活に奔走する主人公・黒崎を向井理が演じ、これまでにない新境地を開拓!

黒崎の婚活を支える結婚相談所のアドバイザー・城戸まどか役を成海璃子、黒崎に憧れる探偵事務所の後輩・八神旬役を前田旺志郎、黒崎行きつけのバーで、意味深なアドバイスをおくるバーテンダー・倉野梓紗役を橋本マナミ、黒崎の能力を誰よりも良く知る探偵事務所の所長・風見正芳役をマキタスポーツが演じる。

「テレ東プラス」では、特別に先取りで、第1話「嗅ぐ女」の一部をプレビューする。

強面の愛煙家、ハードボイルドな黒崎竜司(向井理)は、元敏腕刑事で今は探偵。類いまれな推理力で日々依頼人の問題を解決し、探偵事務所の後輩・八神旬(前田旺志郎)から憧れの視線を向けられる。しかしそんな黒崎にもある悩みが......。

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ある日、黒崎は自宅アパートの屋上で、闇夜に光る結婚相談所「縁net」の看板を目にする。「いつまで『いつか』なの?」と看板に書かれたキャッチコピーを見て、

「ああ〜......結婚したいな」

深いため息をつく──。

「このストーカー、大学教授だったらしいですね。51歳」

黒崎が勤める「ウィンドミル探偵事務所」で、この間解決した事件の犯人写真を手に八神がつぶやく。所長の風見正芳(マキタスポーツ)は「51にもなって、女子大生をストーカーするとはねえ」とあきれ顔だ。

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「51歳独身......独り身......配偶者なし。年取って独身だとろくなことがねえなぁ」

「え〜でも俺、結婚とかしたくないっす。なんか面倒そうじゃないっすか」

「それが良かったと思うときもあるんだよ。たま〜に」

2人のやりとりに耳を傾ける黒崎。表情はサングラスで見えない。

「クロさんは結婚とか興味ないっすよね?」

「ああ......」

黒崎はクールにそうつぶやき、たばこを消した。

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夜、自宅で黒崎が一人寂しく弁当を食べていると、隣室から楽しげなカップルの声がかすかに聞こえてくる。所長からもらった『みそ汁の歌』をかけると、黒崎の頭に51歳のストーカーを捕まえたときの情景が浮かんできた。

「......寂しかったんだよ」

ストーカー男はそうつぶやいた。黒崎はたまらず立ち上がり、アパートの屋上に出て「縁net」の看板を見つめる。そして携帯を取り出した──。

後日、黒崎はパンフレットを頼りに雑居ビルを訪れる。フロア案内板には結婚相談所「縁net」の文字。一念発起し、生涯の伴侶を求めて結婚相談所に登録、周囲に内緒で婚活を始めることにしたのだ。

面談ブースでは、結婚相談所のアドバイザー・城戸まどか(成海璃子)がパソコンを操り、黒崎に女性会員の写真を見せる。

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「こんなにもたくさんの女性が......」

「婚活の世界はいつの時代もにぎわっています。皆さん隠しているだけで結婚相手を探しているんです。黒崎さんは選ばれる側でもあるんです」

気になる相手を選んでマッチングすればお見合いに進み、仮交際を通じて相手を見定める。それから本交際に入り、互いの意思を確認して、見事成婚となる。

まずは黒崎の婚活特性を見極めるため、まどかを相手に擬似デートが始まった。しかしホテルのラウンジでの会話は散々たるものだった。

「家族構成は? ご実家はどちらに?」

まるで取り調べのような質問から、まどかが下した婚活採点の結果は100点満点中13点。さらにまどかは

「たばこにお酒、加齢臭など、総じてニオイがかなり気になります。なんでサングラス取らないんですか? 婚活には婚活に合った身だしなみがあります。今のままでは女性は受け入れてくれません」

と鋭く指摘。ハードボイルドへのこだわりが婚活にとって不利と知り、落胆する黒崎。

「でも大丈夫です。これから頑張って良くしていけばいいんです。私も協力します。次はプロフィール写真を持ってきてください。そこからがスタートです。頑張れば黒崎さんでも絶対に結婚できます」

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まどかはそう励ますのだった。

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