年に一度の歌の祭典「ゴッドタン 第19回芸人マジ歌選手権」が、12月29日(水)放送。マジ歌のリーダー"ヒム子"(日村勇紀・バナナマン)を筆頭に、角田晃広(東京03)、岩井勇気(ハライチ)、秋山竜次(ロバート)、バカリズム、イワクラ(蛙亭)、後藤輝基(フットボールアワー)、劇団ひとりが新曲を披露した。
ヒム子はターザン!?
トップバッターはヒム子。「太った?」とイジられると、体調維持のためにやっていることがあるという。それは「ウォーキング!」......の後にそばをガンガン食う「ウォーキングそば」。結局、歩いてそばを食べに行ってるだけ!?
昨年に続き審査委員のDJ松永(Creepy Nuts)にフリースタイルラップを披露......するが、やはり何でもゆでたまごに繋げ、結局「誰が板東英二や!」といつものモノマネに。さらに小林旭、からのスキャットマン・ジョンとミックスしたアキラットマンジョンまで飛び出し、やりたい放題。
やりきって満足したところで本題のマジ歌、街で何かに見られているという実体験をもとにした「TAZ」を披露。ハクビシンやシラサギ、イノシシに遭遇したことから、「ヒム子ってターザンなのかな?」と思ったというヒム子は、スカートを脱ぎ捨てヒョウ柄のレオタードの"ヒムターザン"に変身! 動物ダンサーを引き連れてのダンスで、若手芸人のブレイクネタから小林旭や武田鉄矢のモノマネまでとにかく全ぶっこみ。
さらには、ジャケットを羽織ってマイケル・ジャクソン風ダンスまで!? ジェニファー・ロペスを意識し、1ヵ月半練習を重ねたという圧巻のステージを見せた。
審査委員長の設楽統は「ラスベガスのショーみたい」と絶賛。松永も「エンタメ全部入ってましたよ。世界レベル見ちゃった」と大興奮だった。
生まれ変わったハライチの漫才
腐り芸人という枠を越え執筆活動やCMにも出演するねど今や売れっ子のハライチ岩井は、相方・澤部とコンビで登場。最近は腹立つこともなくなったという岩井は、ついに腐り卒業!......かと思いきや、先輩芸人には「嫁とか後輩の悪口言わなくなりましたもんね。あれ言うと叩かれちゃうから」と、にわかアニメファンには「『鬼滅の刃』とか『呪術廻戦』だけ観てアニメ好きなんて言う人もいて」と、微笑みながらもトゲある言葉を。まだまだ腐ります!
今回のマジ歌は「テレビのバケモノ」。テレビタレントのすごさを歌う!......と言いながら、「今のテレビじゃお笑いできない 嘆いてたのに YouTube始めりゃ お笑いじゃ再生回らないから グルメ企画ちゃんとやる」など、番組と時代に合わせて自分を変えるテレビタレントへの毒が止まらない。
見かねた澤部が割って入り、「本音など胸にしまい込め!カメラに向かって笑えばいい」と信念をぶちまける。すると岩井も共鳴し、2人は「時代にあった芸人にハライチは生まれ変わる」と高らかに歌い上げる!
そこに、腐りの死神・板倉俊之(インパルス)が登場! 岩井を腐りの世界へ引き戻そうとするのかと思いきや、狙いは澤部だった。本当の腐りを隠し持っているのは澤部だと見抜いた板倉が「本当のお前を解放しろ!」と闇の波動を発すると、澤部の中のモンスターが目を覚ます。
岩井と澤部は"シン・ハライチ"として、ノリツッコミならぬノリ毒漫才を披露。モンスター澤部は猛毒を噴射!? この続きは「ネットもテレ東」で!
その他、角田晃広(東京03)が若手芸人に捧げる「リスペクト」には、芸人で一番尊敬されてない男としてAジャッシュのK嶋が登場、秋山竜次(ロバート)率いるバンドは、壮大なウンコをテーマにしたメドレーを、バカリズムは、爽やかスタイルで涙腺を刺激する瞬間を歌う。
次回は2022年1月8日(土)放送!