米経営ランキングでマイクロソフトが1位 専門家が語る強さの理由

公開: 更新: テレ東プラス

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20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカー氏の研究を発信している「ドラッカー研究所」が、年末恒例、アメリカ企業の「経営ランキング」を発表しました。トップ5を見てみますと、3位のアップルや2位のアマゾンなどのハイテク企業が並んでいます。そして1位はマイクロソフトとなりました。マイクロソフトの1位は2年連続で、ランキングを担当したドラッカー研究所のザカリー・ファースト氏に、強さの理由を取材しました。

「マイクロソフトが2年連続で1位になれたのは、『イノベーション』『社会的責任』『財務体質』『人材開発』の分野で並外れた結果が出たためだ。これらの4分野それぞれで調査対象企業の上位1%に入っている。弱みがあるとすれば『顧客満足度』だが、これも上位に入っていて優れている。マイクロソフトはリーダーシップを発揮して今後1〜2年で改善に努めるだろう」

ファースト氏は、今後のアメリカ企業の経営について、コロナ後の世界を見据え、企業自身がどのように変わっていくかが重要になると指摘しています。

「2021年は世界中の労働者にとってつらい時期となった。工場で働く人もオフィスで働く人も全てだ。コロナ前の世界に戻ることはない。労働者はコロナ前の状態を受け入れないし、企業にとっても元に戻る必要がない。どの企業が企業や社会にとって価値のある人材を輩出できるのか。コロナ後の世界で求められる、柔軟な勤務体系やテレワークの導入、安全性や福利厚生を改善できるか。今後の展開に注目している。

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