【この記事の3行まとめ】
・声優の石原夏織と逢田梨香子が「愛情」をテーマにした朗読劇を。
・高嶺の花の生徒会長に気に入られた、地味な女子生徒。
・生徒会長の興味は転校生に移り、女子生徒は居場所を失うが......?
愛情というものは、とても変化しやすくデリケートな感情だ。小さなきっかけで簡単に冷めてしまうこともあれば、逆に一人で燃え上がりすぎて、歪んだ思いが暴走してしまうこともある。あなたは、自分の愛情をちゃんと管理できているだろうか。取り扱いには、くれぐれも注意してほしい。
"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」(毎週金曜深夜0時放送/BSテレ東)。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。
12月10日(金)の放送では、石原夏織(「マギ」アラジン役)と、逢田梨香子(「ラブライブ!サンシャイン!!」桜内梨子役)が登場。逢田は石原の第一印象について「おっとりふんわりした印象」と話すが、アーティスト活動で踊る姿を見て、普段とのギャップが素敵だと思ったそう。石原は「踊ってる時は自分のことを忘れて、曲に入り込んでるんですよね」と語った。
怪感話#49
「ほっとけないの」
サチコ(石原)は、私立の女子学園に通う生徒。勉強ばかりして育った地味なサチコは、美しい生徒ばかりの学園で浮いてしまい、入学して半年経っても友人がいなかった。
ある日、中庭の花に水やりをしていたサチコは、生徒会長のエリカ(逢田)に声をかけられ、名前を聞かれる。エリカは3年生の生徒会長で、全校生徒の憧れの的。この一件以来、サチコは何かと声をかけられ、お茶や買い物にも誘われるように。
エリカと歩くには不釣り合いに思えたサチコは、なぜ自分に構うのか聞いてみた。
「ほっとけないのよ。あなたみたいな人」
小学生の頃にエリカが大好きだった幼なじみの、素直ではなく、強がりで劣等感を抱えているところがサチコと似ているのだという。そして、その子が泣いたところを見て「なんて美しいんだろう」と思ったと......。
「サチコさん、あなたの魅力は、私が一番よく知ってるわ」
この言葉が、サチコに自信をつけた。エリカにふさわしい人間になるため、美容にも気を遣うようになっていく。だが、エリカの表情は冴えない。
そんな中、転校生がやってきた。家庭に問題があり、学園の雰囲気に不釣り合いだとサチコが話すと、エリカは俄然興味を示す。すぐにエリカは転校生と過ごすようになってしまった。
自分の居場所を奪われたと感じたサチコは、転校生に嫌がらせをするように。やがて転校生は学校に来なくなり、サチコは邪魔者がいなくなったとほくそ笑む。
転校生が行方不明だと知ったエリカは、自分のせいだと泣いた。好きになった人は、いつもこうしていなくなってしまうのだと。
「私がいるじゃないですか!」
サチコは泣きながら、ずっとエリカのそばにいる、いなくなったりしないと訴える。その泣き顔を、エリカは愛おしそうに撫でた。
「私が......何をしても?」
突然、サチコの頬を思い切り叩いたエリカは、うっとりと微笑む。
「私、あなたの泣いている顔、とても好きよ」
エリカは、一体なぜこんな行動に出たのか......?
関、石原、逢田によるスタジオトークでは、女同士のゾクッとした経験が話題に。逢田は学生時代、親友の女の子と交換日記をしていたが、突然日記が来なくなったそう。他の友達から聞いた話では、なんと親友の女の子、日記をサッカーのように蹴って遊んでいたとか! 逢田は「それから女友達はあんまり信じられなくなって」と話し、笑いを誘った。
次回12月17日(金)の放送も、石原夏織と逢田梨香子が登場。異世界へ繋がるエレベーターにまつわる怪感話をお届け。トークでは、石原の不思議なプライベートも発覚!? ※次回は深夜0時40分からの放送です。