「法律の先生」YOUはなぜマンホールオタクに? 発祥の地・沖縄で貴重なお宝を大捜索!:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを、空港や街でアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは、「イッツショータイム!リアル二刀YOUにMVPあげちゃうぞSP」。大谷翔平選手のように2つの顔を持つYOUが大活躍する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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空港を飛び出し、日本全国の市町村で面白YOUをガチ捜索して密着する「出張YOU」!

今回の出張先は、山梨県の富士河口湖町。富士山をどーんと臨める新絶景スポット「絶景パノラマ回廊」や、打ちたて麺の絶品ほうとうが食べられる「ほうとう不動」さん、高原植物のはまなしを使った、創業明治44年の「金多留満」さんの伝統スイーツなど、地域のおススメも多い。

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そんな河口湖駅前で声をかけたのは、富士急ハイランドにデートしに来た大学教授同士の知的カップル。すると、アメリカ合衆国出身で「法律の先生」というサブリナさんが、いきなりジャケットのファスナーを下ろし、Tシャツの胸元をあらわに。実はこんなマンホールの蓋をデザインしたTシャツを作る会社を作ったんだって。

それにしてもなぜマンホールなのかと聞けば、「今年(2020年)はコロナ禍だったからお花見ができなかったでしょ? とても悲しかったの。いつも下を向いて歩いていたわ。そしたら地面には桜が満開だったのよ! 桜のマンホールのおかげで私の心は救われたの!」とワケを教えてくれた。

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以来、マンホールにどハマりし、行く先々で探して激写するように。そんなサブリナさんが次に行ってみたいスポットは沖縄県で、那覇には日本初のデザインマンホールがあるという。旅について行きたいとお願いすると、快諾してもらえたので密着決定!

数日後、早くも沖縄行きが実現することに! 沖縄入りでハイテンションなサブリナさんと合流し、さっそく日本初のデザインマンホール探しをスタート。...と思ったら、駅から歩いて40秒で、もう発見(笑)。

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そもそも、デザインマンホールの始まりは沖縄の本土復帰後(1972年)の1977年。下水道の普及がなかなか進まなかった沖縄で、少しでも人々に関心を持ってもらおうと作り始めたものだった。ガーラ(アジ)が下水道でキレイになった水の中を泳ぐ様が描かれたレガシーの発見で、密着は終了...?

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...ではなく(笑)、さらにマンホール探しの旅は続く! まずは沖縄在住の友だち(アメリカ合衆国出身のマリッサさん)と再会し、一緒にマンホール探索へゴ~。どこに珍しいマンホールがあるかわからないから、とにかく下を向いて歩こうとマリッサさんに促す。前もって調べておいたスポットへ到着した時は、カラフルなブーゲンビリアのマンホールにテンション爆上げだった。

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他にもシーサーなどのかわいいデザインが点在するここは、「壺屋やちむん通り」という有名なスポット。ちなみに友人のマリッサさんはマンホールオタクではないが、「彼女が喜んでいればそれでいいわ」と温かい。

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マリッサさんの車で移動しながらマンホール探しは続く。嘉手納町では地元のサッカー少年にもリサーチをはじめ、マンホール情報をゲット。そのままコミュニケーションしながら(サブリナさんがガンガン話しかけ)、現地まで案内してもらうことに。

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歩くこと15分、ついにお目当てのマンホールを発見すると、「誰かに助けてもらって初めて見つけたマンホールよ!」と、記念創出。ちなみに、サツマイモが中国から伝わったのが嘉手納町だったからイモデザイン(画像左)、なんだとか。

続く北谷町では、ゆるキャラのサーフィン&桜デザイン(画像右)を発見。ここはデートスポットのようだが、かまわずマンホールを撮影しまくるサブリナさんだった。

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大満足で那覇市に戻ったサブリナさんは、行きたかったという「みずプラッサ」(正式名称は「那覇市上下水道局」)へ。局員の岸本さんと島田さんが来訪を大歓迎してくれたので、サブリナさんは「全部教えてください」とワクワク。それにしてもいったい何をしに水道局へ...?

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「マンホールの写真がついた特別なカードがあるのよ!」というが、どうやらここでお目当てのカードをもらいたいらしい。さっそく窓口を訪ねると、職員さんが「これが日本で初めてのオリジナルデザインマンホール」と言って、カードを1枚くれた。

このマンホールカードとは、マンホールを通して下水道への理解や関心を深めてほしいと製作されたもので、現在は日本全国591の自治体からなんと795種類ものカードが配布されているんだって。ご当地文化や歴史を反映したデザインが数多くあって、実は明日から「うふシーサー」(やちむん通りの)カードも配布されるらしい。ラッキー!

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翌日、教えてもらった配布場所へ向かうと、一番乗りで「うふシーサー」カードをゲットできた!そこに二番乗りの日本人"マンホーラー"がカードをもらいに現れた。サブリナさんが話しかけると、カードを10枚持っていること、昨日は名護市に行ってきたことなどで話は盛り上がる。しかもマイカーから、「日本ハムファイターズ」がデザインされたマンホールカードなどのお宝コレクションを出して見せてくれ、2人で記念撮影も撮り、仲良しに。

こうしてサブリナさんが目的達成できたところで密着は終了。「こんなに楽しくてみんなが優しい旅は初めてよ。私が日本人を大好きなのは人々が本当に優しいところだわ」というサブリナさん、これからも素敵なマンホール探しの旅を続けてね!

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