【この記事の3行まとめ】
・声優の石谷春貴とLynnが「肝試し」をテーマにした朗読劇を。
・夏合宿での肝試しの場所は、神隠しの噂がある森だった。
・村の風習のため、サークルの仲間を生贄にする計画だったが......？
ゾクッとする夏の風物詩と言えば、肝試し。気になっているあの人といい感じになれるかも、なんて下心を抱えて行く人もいるのではないだろうか。でも、そんな生半可な気持ちで心霊スポットに立ち入ってはいけない。ひょっとしたらそこは、本当にヤバい所かもしれないのだから......。
"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」（毎週金曜深夜0時放送／ＢＳテレ東）。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。
12月3日（金）の放送では、前回に引き続き石谷春貴（「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」山田二郎役）と、Lynn（「ウマ娘 プリティーダービー」マルゼンスキー役）が登場。高校時代、腕のケガで陸上競技ができなくなった石谷は、アニメ「クレヨンしんちゃん」の「お前に何がわかんだよ」というセリフで大号泣。こんなに心を動かす職業があるのかと思い、声優を目指すきっかけになったと明かした。
怪感話#48
「夏合宿」
夏合宿の肝試しで、和田（Lynn）は大学のサークル仲間の陣内（石谷）と田舎の森の入り口に立っていた。他の仲間はすでに出発。和田は陣内に伝えたいことがあり、二人きりになる状況を待っていた。
肝試しにこの森を選んだのは、夏合宿を仕切る陣内。ネットなどにも載っていないが、実はこれまで何人も失踪し、神隠しが起きる森と噂されている。和田は、陣内になぜこの森を選んだのか問いかける。
この森がある村は、陣内の地元。陣内によると森は村の守り神で、村人を毎年一人、生贄として森に捧げる風習があった。しかし、時代が進むにつれて儀式が困難に。もう20年も生贄を捧げられていない。
「だから、20人必要なんだよ」
陣内はサークルの仲間を生贄として森に捧げたことを明かす。
突然、森の奥から先に出発した仲間の悲鳴が！ あきらかに肝試しで驚いた悲鳴ではなかった。そんな異常な状況を前にしても、陣内はニヤニヤと森を見つめている。
「これでしばらくは僕も村の人たちも安全だ」
さあ最後の生贄を。森の中に進ませようとする陣内に、和田はこう尋ねる。
「本当にその儀式が、うまくいったと思ってるの？」
実は、和田の父は、この村の隣村出身。合宿の行き先を知って、森や村の風習について教えてくれた。そして、陣内が生贄を捧げようとしているであろうことも......。
和田はサークルの仲間にも真実を知らせ、それでも合宿に来たのはなぜか。全員辞退したら、陣内は計画がバレたと思い、何をするかわからなかったからだ。加えて、森の抜け道も父から聞いていた。先ほどの悲鳴は、抜け道から出る時の合図。仲間たちは、誰も生贄になっていなかったのだ。
「私たちを、あなたの村の風習に巻き込まないで！」
生贄の儀式に失敗した陣内は、パニックになり怒声を上げる。
「お前らが死なないと僕たちが死ぬんだ！ お前だけでも森に入れ！！ お前の命を森に捧げろ！！」
半狂乱状態となった陣内は、和田にじりじりと詰め寄る。
このままでは殺される！
その時、突然強い風が吹き、陣内に異変が起こる。
一体、何が......！？
関、石谷、Lynnによるスタジオトークでは、休日の過ごし方が話題に。Lynnは、土日が休みの時は競馬を楽しんでいて、万馬券を当てたこともあるそう。「最終的に手元に戻ってきたのは100万くらい」と話すLynnに、関のテンションは最高潮！ 有馬記念に向けて幸運にあやかろうと、1から16までで閃いた数字をLynnに聞く場面もあった。
次回12月10日（金）の放送は、石原夏織と逢田梨香子が怪感話をお届け。トークでは、お互いの存在を知っていたのかという質問に、同時に頷くシンクロぶりを！？
