「家に帰るのは週2回」!? 向かった先は...アラ還夫婦の”裏生活”:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

11月22日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、「JA花園農産物直売所」(埼玉県深谷市)で出会った、たかしさん(58歳)&しずさん(58歳)ご夫妻のお家について行くことになりました。

今回は、買い物しながらリモートで会話できるシステムを搭載した金色の買い物カゴを店頭に設置させていただき、このカゴを利用して買い物をしてくれた方に代金をお支払いするかわりに家を見せてもらう企画。そこへ「どうせ買うならトライしてみる?」と、男女のカップルがカゴを取りに現れました。さっそく番組スタッフがスピーカー越しに取材をスタート!

「カゴの中身の金額をお支払いするので、家、ついて行ってイイですか?」と交渉すると、許可してくださったあとに意外な答えが。「でも、家のほうには帰らないですよ。家に帰るのは週に2回ぐらい」。そう言ってご夫婦でバイクにまたがり向かった先は...。

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教えてもらった住所にたどり着くとそこは美容院。たかしさんはオーナー美容師で、しずさんはアシスタントとして働いています。

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1DK+店舗という間取りで、お店の奥を生活スペースとして利用。キッチンやお風呂も完備されています。オープン当時はお客さんの着付けスペースや、スタッフルームとして使われていたはずの部屋が「いつの間にか私物が増えて」、気がつけば住んでいた状態なのだとか。

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たかしさんが「キャンプみたい」と言えば「楽しいですね♪」としずさん。ちなみにご自宅はお店から車で30分ほどの場所にあるそうです。なぜ美容院での生活を選んでいるのか伺うと、「通勤しなくていいので楽!」とご夫婦揃って即答。3人のお子さんが独立をしたことをきっかけに、美容院での生活が増えたのだとか。

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高校卒業後にサラリーマンになったたかしさん。しずさんとの出会いもこの会社だったそうです。しかし、たかしさんは1年で会社を辞め、美容の道へ。

「自分のやった仕事は、いろいろ回って社会の貢献になるけど、すぐに結果が出ない。そう思っていたとき、通っていた美容院の先生が、『直接お客さんが喜んでくれて、それを直接肌で感じられるからすごく楽しいよ』と言っていて。そういう仕事があるんだと思って、すぐに見習いに入って。それから夜間の美容専門学校に入学しました」。

昼は美容院で働き、夜は学校で授業を受けたあと、夜10時に美容院へ戻って練習するという日々。当時月給が6万円ほどだったというたかしさんを支えたのが、しずさんでした。「突拍子もないようなことをするところが、自分とは違っていて良かったのかな。助けてあげたいなと思った」というしずさんは会社員として働き続け、下積み時代のたかしさんを支えました。

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じつは若いときに一度、友達とお店を出したものの「基本的な考えが甘かった」ため、潰してしまった経験があるそうで、その後、たかしさんは雇われる立場で美容師を続けてきました。

「でも、いつかは自分でやりたいんだろうなと思っていたから、『お店を出す』って言ったときは良かったなあと思って。素晴らしい人なんです、こう見えて」とノロける妻の横で、照れる夫...素敵なご夫婦です。

「女房の力があるからやれた」と、たかしさん。しずさんは「若いときは私が会社員で、夫が美容師で休みの日が全然違ったので、一緒に出かけるとかほとんどないまま過ごしてきた。でも今はずっと一緒なので新婚時代を取り戻した感じです」と、嬉しそうに今の心境を明かしました。

「100%自分のやりたいことができるから、もう100%楽しい」という、たかしさんとしずさん。これからも仲良く末永くお幸せに♪

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