年齢は”手”と”首”に出る!正しいハンドクリームの塗り方&入浴中の首パック

公開: 更新: テレ東プラス

年齢は"手"と"首"に出る! キレイにメイクをしても隠せないのが手と首。ハリのない肌や、出来てしまったシワは、もうどうしようもないの?

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毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、パーツモデルとしてキャリア30年の美容研究家・金子エミさんに、「手と首のケア」についてうかがいました。

手のケア

nanairo_20211107_02.jpg画像素材:PIXTA

常に表にさらされている顔、手、首元は、年齢が出やすい部分。顔はしっかりお手入れしていても、手や首元は見落としがちです。毎日続けられるシンプルなケアや、血流を良くするストレッチなどを教えてもらいました。

【毎日朝晩の基本ケア】
手の基本のケアは、化粧水⇒乳液⇒美容液、顔と同じように毎日朝晩のお手入れを。以下の3ヵ所は塗り忘れが多いので要注意!

・指の第二関節
「私は"手の目じり"と呼んでいます。可動するので横シワが深くなったり、黒ずんだりして年齢が出やすい部分。化粧水などを塗るときは、指を曲げて揉みこむように。肘も膝も、"関節は曲げて塗る"が基本です」(金子エミさん、以下同)

・水かき
「手肌の中で一番キメが粗く、乾燥しやすい部分。冬になると、切れたり、粉がふいている方も多いです。化粧水をしっかり浸透させることを意識しましょう」

・爪の周り
「パソコンやスマホの普及で指先は固くなりがち。さらにコロナ禍での手の消毒も指先が荒れやすくなる要因です」

この3ヵ所をしっかりケアするだけで、手の印象が違ってきます。「キレイの差は、ほんのちょっとしたことをやるからないかの差」と金子さん。関節を曲げて塗る、指先までしっかり、などを意識しましょう。

【手のマッサージ】
血行が悪くなると、栄養分が隅々まで行き渡らず、老廃物が蓄積されるという悪循環が起こります。手の血流を良くするためのマッサージを行いましょう。
1.左手の平を地面に平行にして前に突き出し、手首を90度曲げる。その時に右手は左手の手の甲を抑えるように圧を掛ける。10秒キープ。
2.右手も同様に。
3.指先をつまんで、指の根元を軸に時計周りに回す。(各10回)

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【金子流スペシャルケア"洗い物パック"】
毎日の洗い物は手荒れの原因の大きな要因に。しかし、それを逆手にとったスペシャルケアを紹介。
1.洗い物をするときにたっぷりハンドクリームを塗る。
2.使い捨てのポリエチレン手袋をする。
3.ゴム手袋をして、皿を洗いお湯で洗い流す。

「このケアを思いついた時に、家事をしながらパーツモデルを続けていけると確信しました。ポイントはお湯で洗い流すこと。手袋の中が蒸されてパックになるので、"洗い物パック"と名付けました」

コロナ禍で1日に何度も手を洗ったり消毒したりする今は、乾燥をふせぐためにも消毒液を使った後はハンドクリームを塗りましょう。乾燥を繰り返して皮膚が固くなっている方は「尿素入り」「ヒト型セラミド」「ヒアルロン酸」などの成分が入ったものがオススメです。

首元のケア

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首のシワや、ハリのない肌は老けて見えてしまいます。手と同様に毎日のケアや、シワを伸ばすストレッチを紹介。

【毎日朝晩の基本ケア】
首元の基本のケアは、化粧水⇒乳液⇒美容液。顔と同じように、毎日朝晩のケアを。

また、枕が高すぎると首にシワができる原因に。立っている時と同じ状態のまま寝られる枕がベスト。金子さんは肩甲骨から乗せる長い枕を使っているそう。

【首のシワを伸ばすストレッチ】
①上を向いて舌を鼻先に向かって伸ばし、そのまま5秒キープ。
※10回繰り返す。

②舌を口蓋垂(のどちんこ)方向にくるっと上げて3秒キープ。
※10回繰り返す。

「首のシワは整形やレーザー治療などはできませんが、舌を上げることで改善されます。②のストレッチならマスクをしたままでもできるので、電車などでの移動中や仕事中にもトライ! 私は、撮影中に口の中を②の状態にしています。パッと見でシワが消えるのが分かるので、写真を撮るときに試してみてください」

【血行を良くするストレッチ】
1.姿勢を正して、右手を左の側頭部に添えて頭を倒し、左側の首筋を伸ばしてゆっくり深呼吸。右側の首筋も同様に。
2.姿勢を正して、右手(左手でも可)を後頭部に添えて頭を前に倒し、首の後ろ側を伸ばしてゆっくり深呼吸。
4 姿勢を正して、右手(左手でも可)をおでこに添えて頭を後ろに倒し、首の前側を伸ばしてゆっくり深呼吸。

【金子流スペシャルケア"湯船で首パック"】
入浴中、湯船につかっている時がケアのゴールデンタイム!
1.体や髪を洗って上がり湯をする際に、クリームか美容液を首に塗る。
2.湯船につかって、お湯で温めた蒸しタオルを首に置く。
3.タオルが冷めてきたら、タオルを再度温めて首に置く。

「湯船は蒸気が出てスチーマーにあたっているような状態。首は皮膚が薄いので、効果が出やすいです」

「ささいなことを続けることが大事」と金子さん。特別なケアではなく、日々のケアの積み重ねでキレイを目指しましょう!

取材協力: パーツモデル/美容研究家 金子エミさん。1991年からパーツモデルを始め、100本以上のCMなどに出演。パーツモデルとして培った独自のケア方法に注目が集まり、パーツ美容研究家としても活躍中。「女優脚のつくり方 (美人開花シリーズ)」「パーツ女優のからだ図鑑 (美人開花シリーズ)」(共にワニブックス)など著書も多数。
オフィシャルホームページ

金子エミさんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!

(取材・文/舟桂子)

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