家庭のこと、職場のこと、恋愛のこと......傷ついた人だけがたどり着ける「スナック キズツキ」。アルコールを置いていないこのスナックでは、店主・トウコ（原田知世）の美味しい料理、温かい飲み物に癒されながら、一緒に歌ってため込んだストレスを発散。明日への活力を養える、止まり木のような場所です。
ドラマ24「スナック キズツキ」（毎週金曜深夜0時12分放送 テレビ東京系／※テレビ大阪は毎週月曜深夜1時放送）は、トウコのキャラクターやリアルな人間模様が共感できると話題！ 一方で、出てくるおいしそうな料理を「食べてみたい！」という声も多数。そこで、視聴者の声にお応えして、ドラマ内に登場する料理を手掛けるフードコーディネーターの吉澤万里さんに、ドラマ「スナック キズツキ」メニューの再現レシピをうかがいました。
「キズツキのドライカレー」再現レシピ
第1話で、コールセンターで働く中田（成海璃子）が食べた「ドライカレー」。職場での日々のクレーム処理や、恋人とのすれ違いでストレスを抱える中田が、「スパイシーだけど食べやすい」と気に入った玉ねぎ多めのカレー。上に乗った目玉焼きの黄身と混ぜるとマイルドに。
《キズツキ風「ドライカレー」》
※ご飯を炊いておく
① 玉ねぎ、人参のみじん切りと牛ひき肉を炒める。
② 材料がひたる程度の水を加えて煮る。
③ カレールゥを入れて、とろみがでるまでクツクツ煮る。
④ 黄身トロトロの半熟目玉焼きを作る。
⑤ お皿にごはん、カレーを盛り、目玉焼きをのせ、パセリをふる。薬味にらっきょうを添える。
【ポイント】
トロッと黄身がながれる目玉焼き。少量の油を入れたフライパンに、まず白身だけ入れて焼き、ほぼ火が通ってから真ん中に黄身をのせて1分くらい焼く......するとスプーンを入れた時、とろーりドライカレーとうまく混ざります。
《「キズツキのドライカレー」本格Ver.》
カレールゥは市販のものでも構いませんが、より本格的に「キズツキのドライカレー」を作ってみようと思われる方は、「トウコオリジナル・18スパイス咖哩ルゥ」にチャレンジしてみてください。
「トウコオリジナル・18スパイス咖哩ルゥ」
下記18種類のスパイスをフライパンに入れてよく混ぜ、油を大さじ1加えて、弱火にかける。弱火で5〜6分、焦がさないよう炒める。小麦粉を大さじ6加えて混ぜる。
1.クミン.........大さじ1
2.ターメリック ......... 大さじ1
3.コリアンダー ......... 大さじ1
4.フェネグリーク ......... 小さじ1
5.フェンネル......... 小さじ1
6.ナツメグ......... 小さじ 1/2
7.カルダモン......... 小さじ 1/2
8.ディルパウダー ......... 小さじ1/2
9.ジンジャー......... 小さじ1/2
10.スターアニス.........小さじ1/2
11.タイム.........小さじ1/2
12.こしょう.........小さじ1/2
13.ガーリックパウダー.........小さじ1/2
14.シナモン......... 小さじ1/2
15.オールスパイス ......... 小さじ1/2
16.唐辛子......... 小さじ1/2
17.クローブス....... 小さじ1/2
18.ベイリーフ.........3〜4枚
※ これで約10人前のカレールゥですが、スパイスの量はテキトーで大丈夫です。それなりに香り高く美味しくできます。
「スナック キズツキ」メニューのこだわり
見ているこちらまでも癒される「スナック キズツキ」のメニュー。「心を癒すキズツキの料理・ドリンクなので、辛すぎたり甘すぎたりしない味付けにすることと、台本を何度も読み込んで『トウコさんなら、こんな風に盛り付けるかな......』と想像しながら作ることを心掛けました」と、味にも見た目にも吉澤さんのこだわりがありました。
吉澤さんの台本には、料理のポイントとなる記述にラインマーカーが引かれ、飾りつけのイラストが。
さらに、「画面にあまり登場しない"キズツキ以外の料理"も、実際に役者さんが召し上がるので、なるべく美味しく作るよう心掛けました」との心遣いも。
中田、高校時代の瀧井（小関裕太）、芽衣（吉柳咲良）の「お弁当」や、佐藤（塚地武雅）家の「晩ごはん」なども、ご覧のようにしっかり考えられていました。役者さんも、食べるシーンが楽しみになりますね。
次回は、第2話に登場したあのメニューの再現レシピを紹介します。お楽しみに！
11月5日（金）深夜0時12分放送のドラマ24「スナック キズツキ」第5話は？
第5話
今回"スナック キズツキ"を訪れる客はコンビニ店員の富田希美(徳永えり）。アルバイトの傍ら続ける転職活動は全く思うようにいかず、ひそかに思いを寄せていたお客さん（小関裕太）には、気づいてさえもらえず...。今回の店主トウコ（原田知世）のおもてなしは、なんと"しりとり"！ 「ありふれたものでいいから 確実な明日が欲しい」という気持ちを、世界一おいしいココアとともに、解きほぐす。
