「ハゲは安い笑い」オシャレに売れたかったアンガールズ田中がハゲ芸を極めるまで:ゴッドタン

公開: 更新: テレ東プラス

10月23日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分)は、先日行われたオンラインライブ「お笑いを存分に語りまくれるBAR~俺のお笑い青春事件ベスト3~」から、今思うと恥ずかしい「お笑い青春尖っちゃった事件簿」をお届け。おぎやはぎ劇団ひとりと、ゲストの飯塚悟志東京03)、田中卓志アンガールズ)、岩井勇気ハライチ)が、若手時代のエピソードを披露しあった。

ネタ見せで尖っていた若手時代

尖っているイメージがあまりない飯塚だが、おぎやはぎによると「最初尖ってたよ。(アンジャッシュ)児嶋さんの右腕時代」と、尖っていたことより気になるワードが!?

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そんな"右腕時代"の飯塚は「テレビ局のネタ見せでコント衣装に着替えなかった。『ここではまだ本気出しません』みたいなスタンスを取っていた」という。「必死さを出したくない」とネタ見せでは学園コントなのに学ランを着ず、衣装で臨んでいる芸人のことを「あいつら着替えてるぜ」とヒソヒソ。当時を振り返り、飯塚は「今考えたら最悪ですよね」と苦笑する。

田中にもネタ見せの尖りエピソードが。用意していった3分のネタを披露した後、ショートコントを求められたものの、「俺は3分のネタで魅せるコント師だから」との尖りから「ないっす」と拒否。マネージャーに「あるもの全部やってこい」と怒られ、そこから作り出したのが「ジャンガジャンガだった」と、アンガールズのブレイクのきっかけとなったネタ誕生秘話を明かした。

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また、「とにかく作家のことは信用していなかった」という岩井は、ネタ見せのダメ出しはネタを作ってない澤部に分かっている風に受け答えさせて、自分は「俺は知らないっす」とシカトしていたという。

これを聞いた劇団ひとりが、ネタ見せのダメ出しについて「作家の言うこと聞いて売れた人、一人もいないよね」と口にすると、一同賛同。ただし、ひとりは、コンビ時代にネタを見た秋元康からのダメ出しだけは、グッときたという。

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それは「君たちはすごく上手いけど、"おいしい幕の内弁当"はテレビじゃ売れないよ」という言葉。ひとりは「売れるためには何かフックが必要で、平均的なものではダメだ」と納得したそうだが、結局、そのダメ出しは取り入れなかったとのこと。

オシャレに売れたかった田中

尖っていた時代、「ハゲは安い笑いだと思っていた」という田中は、「ハゲが目立たないように前髪ストレートパーマをかけていた」と告白。そんな田中も、今や「ハゲは人間が最初に発見した笑いじゃないか」と、ハゲの笑いのポテンシャルに絶大な信頼を置いているそう。

さらに田中は、「とにかくオシャレな渋谷系女子に刺さりたくて、アンガールズの出囃子は必ずピチカート・ファイヴにしてくれと言っていた」とカミングアウト。一同爆笑しながらも、結果、田中の計算通り"キモかわ現象"へとつながったことに驚く。

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ところが、行く手を阻む者が現れる。「吉本興業の汚い芸人共に"お前、気持ち悪いだけやん"って言われて、全部剥がされた」という田中は、「あの人たちって許さないよね。オシャレに売れていくことを」と恨み節。しかし田中はそこで奮起し、「アイツらブチ殺すしかない」とハゲの逆襲が始まり、今があるのだと語った。

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その他、矢作兼(おぎやはぎ)がラスベガスのショーに影響を受け単独ライブでとんでもない提案をした話や、飯塚がライブファンを集めた温泉バスツアーでお客さんに酷い態度をとった話などの尖っていたエピソードを。さらに、東京03の未来像について、矢作が構想を語る!

次週10月30日(土)深夜1時45分からの「ゴッドタン」は、森田哲矢さらば青春の光)、蛙亭をゲストに迎えた新企画「MCガヤムカつかせ選手権」をオンエア。鋭いガヤがMCに襲いかかる!

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