【この記事の3行まとめ】
・声優の種﨑敦美と堀江瞬が「あるある」をテーマにした朗読劇を。
・マラソン大会で、一緒にゴールしようと約束した男女。
・2人はマラソンの練習後に拉致されてしまい...！？ ほか2本をお届け。
誰もが人生で一度は経験したことのあるような、共感できる事柄。それが、「あるある」。でも、不思議だと思わないだろうか。みんなそれぞれ違う人生を歩んでいるのに、なぜ共感できてしまうのか。もしかすると「あるある」は、その先にある命の危険を我々に知らせるための警告なのかもしれない。
"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」（毎週金曜深夜0時放送／ＢＳテレ東）。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。
10月15日（金）の放送では、前回に引き続きテレビ東京系で放送中のアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」で共演している種﨑敦美（ダイ役）と、堀江瞬（チウ役）が登場。「ダイの大冒険」2年目に向けて、意気込みを語った種﨑。見どころとして堀江演じるチウを挙げ、「めちゃめちゃかっこいいんですよ」と絶賛した。そんな2人が、今回は「あるある」にまつわる怪感話3本をお届け。
怪感話#42
「『あるある』にご用心」
【一緒にゴールしよってと言ったのに......】
文化部で運動が苦手な男子生徒（堀江）は、マラソン大会にうんざりしていた。すると、運動部の女子生徒（種﨑）が、あることを提案する。
「一緒にゴールしようよ」
運動神経のいい女子生徒が、男子生徒のペースに合わせて一緒に走ってくれるというのだ。笑われたって2人なら恥ずかしくない。しかし、男子生徒は、自分のせいで女子生徒のタイムが落ちるのが申し訳ない。そこで2人でマラソンの練習をすることに。
夜、公園で練習する2人。休憩中、大会での結果が思わしくなかった女子生徒は部活を辞めようと思っているとこぼす。女子生徒の努力を知る男子生徒は、こう告げた。
「マラソン大会でさ、俺が目標タイムで走れたら、部活続けてくれないか」
この言葉に励まされ、女子生徒は毎日一緒に練習しようと約束する。
ところが帰り際、二人は何者かに拉致され、縛られて廃屋に閉じ込められてしまった。
「一緒に逃げよう」
男子生徒は、怯える女子生徒を励ましながら、なんとか自分のロープを切る。その時、向こうから誰かの靴音が。
「ねえ、お願い、早く切って！ 早く！！」
迫る靴音。男子生徒は、女子生徒を置き去りにし、一人で逃げ出した。
「一緒にゴールしよって言ったのに......」
【先生をお母さんって呼んじゃった】
小学生のヤマグチ（堀江）は、先生（種﨑）に呼び止められ、思わず「お母さん」と呼んでしまう。先生はヤマグチが母親について書いた作文を褒め、母親がどんな人か聞いてきた。
ヤマグチは不思議に思いながら、母親は忘れ物が多く、父親に怒られていることを伝える。
「そうねえ、あの人もよく言ってるわ」
さらに先生は、両親が喧嘩していないか聞いてくる。確かに最近、父親が酒を飲むと、母親と喧嘩していた。
「お父さん、最近帰りたがらないもんね」
父親を知っているような口ぶりに、戸惑うヤマグチ。
「もっと優しいお母さん、いるんじゃないかなあ」
困惑するヤマグチに、先生は優しくこう言った。
「先生じゃないでしょ、お母さん、でしょ」
【曲がり角から急に飛び出すと危ないよ】
「いっけなぁ～い！」
転校初日、寝坊してしまった女子高生のアオイ（種﨑）は、パンを口にくわえて家を飛び出す。なんとか遅刻を免れようとダッシュするアオイは、曲がり角でイケメン（堀江）とぶつかる。
「あまり急がない方がいいと思うよ。角から急に飛び出すと危ないから」
謝るアオイにイケメンは優しい。アオイは運命の出会いを感じる。しかし、イケメンは思いがけない言葉を。アオイの運命を知らされることに......！？
関、種﨑、堀江によるスタジオトークでは、体験してみたい「あるある」が話題に。堀江は、本屋や図書館で、同じ本を取ろうとした人と手が触れる......といったラブコメ的な展開に憧れがあるそう。そこで種﨑と実演すると、ただの譲り合いに。堀江は「こうなるんだ（笑）」と現実を噛み締めていた。
次回10月22日（金）の放送は、「とある魔術の禁書目録」コンビ、阿部敦と井口裕香が登場。長年の共演で培った、息ぴったりのコンビネーションは鳥肌モノ！
