田中圭は”特殊な才能”の持ち主?安田顕が語る現場エピソード:らせんの迷宮~DNA科学捜査~

公開: 更新: テレ東プラス

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10月11日(月)、10月15日(金)夜8時からスタートする金曜8時のドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」のオンライン記者会見が行われた。「DNAは嘘をつかない」が口癖で、32億個の遺伝子配列を記憶する天才遺伝子科学者が活躍する本作は、熱血刑事や科捜研の美女とともに難事件や未解決事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫るヒューマンミステリーだ。

この記者会見には、主人公、細胞医療学科・ゲノム解析学研究室所属、准教授の肩書きを持つDNAの専門家・神保仁を演じる田中圭、神保とバディを組む熱血刑事・安堂源次役の安田顕、警視庁科学捜査研究所・所員、乱原流奈役の倉科カナが出席。貴重な現場エピソードを明かした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、放送が約1年半延期されたことを受け、田中は冒頭「(放送されるまでが)すごく、すごく長かったなぁと思います。今日は短い時間ですが、みなさんが集まることが出来たので、僕自身も楽しみたいと思います」と挨拶し、「延期になったことで、すごく良かったなと思うことが僕個人にはありました。冷静というか客観的にも主観的にも『らせんの迷宮』という作品を俯瞰で見ることができたんです」とコメント。安田も「なかなか経験できないことを経験させてもらいました」と語り、倉科は「1年半空いた後も、現場にはすごくリラックスした優しい空気が流れていました」と語った。

現場でのエピソードを聞くと「撮影に入って早速面食らったのが、安田さん演じる安堂刑事の熱さ。さすがだなとしか言えませんでした」と話す田中。意外にも田中と安田とは初共演。安田が「田中さんとバディが組めたことが本当にうれしかったです。でも田中さんと倉科さんは付き合いが長いので、2人の丁々発止が面白かったです」と話すと、倉科は「ホントに雑なんですよ、(田中の)私に対しての扱いが!(笑)」とコメント。3人の息が合った掛け合いが見られるシーンがあった。

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ドラマのタイトル"迷宮"にちなみ、「普段から謎に思っていたり、疑問に思っているようなことがあるか」と聞かれると、安田は「お酒とのちょうどいい距離感がずっとつかめない」、田中は「昔から、気がつくと手袋や靴下が片方どこかにいっている」と話し、倉科がすかさず「わかる!」と同意(笑)。

自身の中で「ここが天才だ!」と思っていることがあったら教えて欲しいという質問に対して、倉科は「物を忘れる天才です。過去のことに無頓着なので、記憶を消す天才です」と告白。「どこでも寝られる」と答えた田中が「ロケで空き時間にスタッフさんが椅子を出してくれると、そこで寝ちゃいます」と話すと、安田は「少しでも時間があると休まれていましたが、カチンコが鳴ったら、べらしゃべるんです(笑)。あれは特殊な才能だと思いますね。天才科学者の役ですから、日常用語ではないセリフばかり。もちろん、見えないところで努力されているのは分かっていますが、とにかくすごい!」と田中の"天才"ぶりを褒め称えた。
安田が「スタジオとかロケ先に行って、お手洗いに行ったら楽屋にたどりつけない(笑)」と自身の天才ぶり(?)を告白すると、倉科は「私のマネージャーさんに"この現場で印象に残っていることある?"と聞いたら、"安田さんがいつも現場で迷われています"と言っていました」と裏付けるエピソードを。記者たちの笑いを誘った。

「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」は夜8時からスタートするが、「休みの日の夜8時は何をしているか?」という質問に、「(お酒を)飲んでます」と真っ先に答えたのが倉科。「配信の海外ドラマや映画を観ながら、号泣して飲んでます。号泣するとストレス発散が出来るので」と話し、同じく酒を飲んでいるという安田は「ずっとお酒と会話しています」とコメント。田中は「ご飯を食べています。外食することもありますが、家にいるときは子どもたちとテレビを観ていますね」と、プライベートな一面を語ってくれた。

最後は視聴者に向けてメッセージ。「ちょっと変わった天才DNA科学者と熱血刑事の凸凹コンビが織りなすとても面白いドラマになっていますので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」(倉科)、「本当にたくさんの方に観ていただきたいです。たくさんの方に観ていただくことによって、続編ができれば、また田中さんや倉科さんに会うことができますので、よろしくお願いします。これが正直な気持ちです」(安田)、「ようやく初回のOA日を迎えることができます。いろいろあり、決して一筋縄ではいかなかったドラマですが、チーム一丸となって助け合って作ってきた作品です。初回は、まず神保と安堂刑事の出会いを楽しんでいただき、この凸凹コンビがどんどん形を変えていきますので、最後までお付き合いしていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください!」(田中)。

(取材・文/今泉)

金曜8時のドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」第1話のあらすじは...。

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都内で「X」印の傷を負った遺体が発見される。刑事・安堂源次(安田顕)は「エックスが再び動き出した」と犯人逮捕に意気込むが、課長・栗原四郎(渡辺いっけい)は捜査からはずれるよう指示。科捜研の乱原流奈(倉科カナ)ら若手は疑問に思うが、その裏には10年前のある連続殺人事件が関わっていて――。納得できず秘密裏に動き出した源次は、最近知り合った変わり者の神保仁(田中圭)が天才DNA科学者だと知り協力を仰ぐ。

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