今井翼、まもなく40歳「自分のルーツを常に意識してチャレンジ」:おしゃ家ソムリエおしゃ子!2

公開: 更新: テレ東プラス

oshako_20211006_01.JPG
ダメ男たちの部屋をぶった斬る! "おしゃ家ソムリエ"おしゃ子が帰ってきた! 待望のシーズン2、ドラマ25「おしゃ家ソムリエおしゃ子!2」(毎週金曜深夜0時52分放送)が、10月8日(金)スタート。

おしゃれの英才教育を受けてきたおしゃ子(矢作穂香)は、おしゃれな家に住む男性としか付き合えない特異体質。結婚相手としてふさわしい「おしゃ家」に住む男性を探すものの、出会う人はダメな家=「ぶしゃ家」に住む男性ばかりで...。

そんなおしゃ子の新たなボディーガード・真鱈井宗を演じるのは、今シーズンからの新キャスト・今井翼。真面目な性格で、おしゃ子に振り回され、時には思いもよらない面白行動に走る真鱈井宗...またらいしゅう...また来週!? おしゃ子名物、ダジャレネーム! 一体どんなキャラになるのか!? これまで見せたことのない表情連発(!?)の今井さんにドラマの見どころと、今井さんご自身はどんな「おしゃ家」に住んでいるのか、などをうかがいました。

これまでにない振り切った芝居

oshako_20211006_02.JPG
――シーズン2からの新キャラクターとして登場されますが、このドラマにどんな印象を持っていますか?

「キャラクターがみんな個性的で、役名も面白いですよね(笑)。真鱈井宗は真面目で、おしゃ子の護衛として一歩二歩控えたようなキャラクター。抑えた芝居がベースですが、真鱈井が取り乱したり興奮したりする場面ではコミカルでサイズの大きいお芝居を求められるので、そこは振り切ったお芝居を楽しんでいます」

――これまでにない役どころですよね。脚本を読んで、今井さんがどんなお芝居をするのか楽しみになりました。

「僕にとってチャレンジですし、実はこういうアプローチってすごく好きなんです。真鱈井宗というキャラクターを皆さんに楽しんでもらえたらいいですね」

――真鱈井が振り回されるお嬢様・おしゃ子を演じる矢作穂香さんは、どんな印象ですか?

「良い意味でおてんばで明るくて、おしゃ子のキャラクターそのもの。おしゃ子役を楽しんでいらっしゃいますね」

――おしゃ子と真鱈井の掛け合いは、シーズン2の新たな見どころになりそうですね。

「そうですね。おしゃ子がぐいぐいと我が道を突き進んでいくので、真鱈井はそっと後ろから見守っています。でも、おしゃ子からは『真鱈井、もっと控えめに!』と言われて(笑)。微妙な距離感の2人ですが、物語が進むにつれて、真鱈井にはおしゃ子へのある想いが芽生えます。回を重ねるごとに真鱈井の方からおしゃ子に向かっていく距離感の変化もお楽しみいただきたいです」

今井翼の自宅は「おしゃ家」!?

oshako_20211006_03.JPG
――「おしゃ家」に住む男性を探すおしゃ子が、毎回"男性の部屋"を訪れますが、今井さんの部屋はどんな感じですか?

「こういう時世で好きな旅行や外出にも制限がある中、家全体の断捨離をしたんですよ。結構スペースができたので、観葉植物を置いています。自然とふれあいたいという思いの強さから、"ナチュラル志向の部屋"になりました。

以前は、じゅうたんを敷いたり、照明がシャンデリアだったり...とクラシックな部屋で。もっと物が多くてインテリアも隅々までこだわっていたんですが、ほとんど片付けて、非常に掃除のしやすい部屋になりました」

――インテリアにはこだわるタイプなんですね?

「そうかもしれません。気に入った家具はずっと使っていて、そこに緑を取り入れるバランスを考えたり。ダイニングは、木材のテーブルに椅子を4脚置いていましたが、背もたれのないベンチシート2脚にして、公園のベンチのような雰囲気にしました」

――インテリアの中で、ずっと大切にしている物はありますか?

「自分が大切にしている人や、お世話になっている方との写真を部屋の一角に置いています」

――掃除や片付けはまめにする方ですか?

「しますね。今朝も面倒くさかったんですが、翌日以降のスケジュールを考えると、やっておいた方がいいなと思って掃除してきました。仕事によっては当日緊張することもあるのですが、そういう時こそ掃除をしたり普段通りの過ごし方をしてから仕事に行くことで、気持ちの落ち着きにつながったりするんです」

――今井さんの部屋はいつも綺麗なんですね。

「人並みに(笑)。ルーティーンとして毎朝、ダイニング、リビング、テレビボードは、ちゃんとふきんで拭くようにしています」

――お忙しいのに、すごいですね!

「面倒くさいと思ってサボっちゃう日もありますよ(笑)」

――Instagram(@tsubasaimai_official)を拝見すると、美味しそうなお料理もたくさんアップされています。料理が得意な今井さんですが、キッチンのこだわりはありますか?

「トングや調理用のハサミはキッチンの上にフックを付けてぶら下げていますが、基本的に調理器具は収納するようにしています」

――料理も気分転換になりますか?

「なりますね。食べることが一番好きなので。時間と気持ちに余裕のある時は、ちゃちゃっと作って食べる感じです。レシピ本とかは見ないで、自分の経験から味付けしています。よそで食べて、おいしかったものをアレンジしたり再現したりもしますね」

――感覚で再現できるんですか?

「僕、感覚人間なので、大体こんな感じかなと予測しながらやってます。料理ってリズム感が大事なんですよ。だらだらやっていると、食材も旨味がなくなってしまう」

まもなく40歳、これからのチャレンジ

oshako_20211006_04.JPG
――約1年半の休養期間を経て、現在は精力的に活動されています。休んだことで仕事に対する意識は変わりましたか?

「休養期間を過ごす中で、いろんなことが時間とともにシンプルに見えてきました。表現するという部分では、改めて芝居について考えた上で、映画などいろんな作品を客観的に観て、人の芝居から『こういう表現もあるんだ』と学びました。ありがたくも、これまで流動的に勉強させてもらってきたことに、今一度、基礎から取り組みました。

そういう期間を過ごせたから、芝居の台本を読む時は書いてあることの"向こう側"をもっともっと追うようになり、また休んだことで仕事をいただける喜びを改めて感じ、当たり前ではないことなのだと強く思うようになりました。自分自身の性格やサイズが以前より分かったような気がします。僕は器用な方ではなくて今でも手探りなところはありますが、やる時はやる、休む時は休む、ということを意識するようになりました」

――復帰されてから、ミュージカルや大河ドラマご出演などずっとお忙しく活動されていますね?

「すごくありがたいです。すべては自分のベースとなる、これまでのキャリアがあってこその今を迎えているわけですが、まもなく40歳になるにあたって、一人の男として自分自身の人生を考えています。自分の表現の輪郭をもっとはっきりさせたいし、自分のルーツを常に意識してチャレンジしていきたいです」

――仕事のやり方として、求められるものは何でもやりたいという思いなのか、それとも自分に合った仕事を選びたいですか?

「もちろん、どちらもです。いろんな現場に触れることが僕のこれからにつながっていくと思っています。体が資本ですから休みはしっかり大事にして、やる時はやって、またきちんと休息をとる。なるべくオーバーヒートしないように、自分自身のコンディションを考えながらやらせてもらっています」

――今井さんにとって、今の夢は何ですか?

「これまでのキャリアでいろんなことをやらせていただいて、いち表現者として培ったものは今後も大事にしていきたいです。今は"俳優"という肩書で、自分自身がまだ出会えていない自分に作品ごとに出会って成長するという過程をひとつひとつ積み重ねています。そこから、同年代の俳優の中でも僕にしかできない表現を目指したいです。

僕は昭和56年生まれで、上の年代の諸先輩にお世話になり先輩方と時代を過ごしてきた自分としては、日本人らしい、日本人としての表現を大切にして、諸先輩方から得たことを今の時代の表現の中で、自分自身がきちんと存在するように見せられたらと思っています」

(取材・文/伊沢晶子)

【プロフィール】
今井翼(いまい・つばさ)
1981年10月17日生まれ。神奈川県出身。1995年より歌手、俳優、タレントとしてテレビや舞台など多彩なジャンルで活躍。約1年半の休業期間を経て、2020年2月活動を再開。システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」、ミュージカル「ゴヤ-GOYA-」、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」などに出演。2021年12月24日(金)には、故郷である神奈川県藤沢市での「今井翼 Christmas Live 『ありがとう藤沢』」を開催。
オフィシャルHP
Twitter:@alas_staff
Instagram:@tsubasaimai_official

インテリア×ラブコメ、ドラマ25「おしゃ家ソムリエおしゃ子!2」、10月8日(金)放送の第1話は?

第1話
おしゃれな家に住む男性としか付き合えない女、おしゃ子(矢作穂香)が一目惚れしたのは、イケメン経営者・石際高目。無地の地球儀一本でビジネスをしていて、面白いことが大好きだという石際の部屋へ。しかし、部屋には壁一面のホワイトボードに、ウォーホル風の自画像など"オンラインサロン男子"の典型に、あ然とするおしゃ子。石際は「◯◯に憧れる男子」だった...!さらに新たな護衛・真鱈井(今井翼)が登場。

PICK UP