死体遺棄に監禁、そして脅迫者の殺人を計画...罪を重ねてきた夫婦の結末:ただ離婚してないだけ

公開: 更新: テレ東プラス

【第12話の3行まとめ】

・正隆と雪映は、犯罪の証拠を握るヤクザの仁科に1億円を要求される。
・二人は仁科の殺害を計画。
・義父の遺言と遺産を受け取った正隆が選んだ道とは...!?

本田優貴の人気コミックを、主演・北山宏光Kis-My-Ft2)、共演・中村ゆりで実写ドラマ化した未だかつてない不倫サスペンス、ドラマホリック!「ただ離婚してないだけ」。ついにクライマックス! 再び絶望の淵に追い込まれた夫婦が選んだ道とは!? 第12話(最終回)「正隆と雪映」を振り返る。

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フリーライターの柿野正隆(北山宏光)と、小学校教師の柿野雪映(中村ゆり)は結婚7年目の夫婦。夏川萌(萩原みのり)と不倫していた正隆は、萌を殺害してしまい家の裏庭に埋めた。萌のことで脅迫してきた佐野(深水元基)の死により平穏な暮らしができると安堵していた二人だったが、今度はヤクザの仁科(杉本哲太)に脅迫され......。

「殺そう。今回が最後。もう後戻りはしない」

仁科に萌の遺体を掘り起こす写真を1億円で買い取るよう脅迫され、雪映は覚悟を決める。さらに罪を犯すのか......正隆は葛藤するが、雪映の意思は固い。

仁科の殺害に向けて準備が始まった。火炎瓶を作り、ニセの札束を用意、金の引き渡し場所を視察し、そして包丁で刺し殺す練習も。自分は何をしているのか......正隆はどうしようもない現状に頭を抱え込む。

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そんな中、贈賄の罪で懲役3年の判決が下った弟の柿野利治(武田航平)から連絡が。利治は、収監前に義父・柿野利通(団時朗)の遺言を伝えてくれた。家柄や血脈にとらわれ、義理の息子・正隆への思いを偽り続けてきたが、「本当の父親でありたかった」という後悔と、自分と同じ過ちを犯して欲しくないという願いだった。利通の思いに触れた正隆は、堪えきれず涙がこぼれる。

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仁科との約束の日。深夜、正隆は雪映にキスし、一人で取り引き場所へと向かう。

「信じろ。全部うまくいく」

だが、夜が明けても正隆は戻らない。正隆を探して身重の身体でさまよう雪映の目に飛び込んできたのは、正隆が警察へ出頭したというニュースだった。呆然とする雪映。その瞬間破水し、陣痛が始まってしまった......。

仁科との約束の日。正隆は、取り引きには応じず、刑事の池崎(甲本雅裕)に電話をかけ自首していた。

「偽りなく生きてくれ。大切な者たちを傷つけないために」

正隆は、利通の遺言により、ようやく自分の過ちに気づいたのだ。父を、弟を恨んできた。自分の挫折ばかりにしがみついて自暴自棄に生き、どれだけの人たちを巻き込んだことか。

「誰のせいでもない。全部自分で、全部自分が引き起こしたことだったんだ」

正隆は、自分の過ち、罪、穢れ......全てを自分で引き受け、雪映と、生まれてくる子供を守ることを決意したのだ。

3か月後。少年院を出た萌の弟・創甫(北川拓実)は、差出人がわからない5億円の小切手を受け取る。正隆は父親の遺産全額を、創甫に渡るよう手配していたのだ。

そして、無事に出産した雪映は、子供を抱いて正隆の面会へ。「もう二度と会うことはない」と誓う正隆と雪映......、"ただ離婚してないだけ"の夫婦が選んだ結末とは!?

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