美容業界のカリスマがジャーナリストを殺害か?

公開: 更新: テレ東プラス

10月4日(月)夜8時からは月曜プレミア8小杉健治サスペンス 当番弁護士 梶原藤子の事件ファイル~鬼子母神の女」を放送!

弁護士会から派遣された当番弁護士として殺人事件の弁護を引き受けた梶原藤子。
あいまいな供述を繰り返し、自分を信用しない被疑者を相手に人情派の熱血弁護士が事件の謎を解く!!

弁護士の梶原藤子(松下由樹)は、弁護士会から派遣される「当番弁護士」として「Tsukasaビューティーホールディングス」代表・司万里子(浅野ゆう子)の接見を依頼される。万里子にはジャーナリストの菱田十三(大浦龍宇一)を殺した容疑がかけられていた。殺された菱田の手には万里子のジャケットのボタンが握りしめられており、事件現場から立ち去る万里子の姿がマンションの住人に目撃されていた。万里子は菱田に脅されていたというが...。

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万里子は美容業界のカリスマとして有名で、藤子はなぜ顧問弁護士に依頼しないのか不思議に思っていた。
藤子は万里子に接見。そして万里子は藤子に弁護を依頼する。しかし藤子の同期の検事・村川泰江(南野陽子)は「万里子はクセ者。藤子には荷が重い」と忠告する。藤子の実家が経営する喫茶「初音」の常連客で編集者の高林信介(中村俊介)も美容医療について調べていた。菱田はジャーナリストとは名ばかりで取材したネタで対象者をゆする悪名高い男だという。藤子は菱田が殺される前に訪れたバーで「Tsukasaビューティーホールディングス」のすごいネタを掴んだと話していたことを知る。

そして菱田が忘れていったという茶封筒を渡される。その中身は児童養護施設「ひだまりの家」のパンフレットだった。藤子が施設を訪ねると施設長の岡谷文夫(布施博)とスタッフの矢代沙織(吉本実憂)が対応し、菱田が子供たちに取材に来たことを認めた。そして「Tsukasaビューティーホールディングス」から支援を受けていると語った。

一方高林は「Tsukasaビューティーホールディングス」について調査。同社は万里子と事務長の飯沼和代(真飛聖)が10年前に起こした会社だった。藤子は飯沼と対面し、事情を聞く。飯沼は万里子の無実を訴えるが...。

藤子が何度聞いても万里子は菱田から脅されていた理由を明かさなかったが、飯沼が母の闘病のため莫大な借金を作り、会社の金を横領していたと告白。そのことをネタに菱田に脅されていたといい...。

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藤子が飯沼の元に向かうと警備主任の本多憲一(榎木孝明)から昨日から連絡がとれないと聞かされる。そして飯沼から菱田が殺された日のアリバイを証言するよう頼まれていたことを打ち明けられる。数々の疑惑からもう一度捜査を見直してほしいと村川に相談した藤子。警察も飯沼の行方を捜し、藤子から事情を聞いた万里子も本多に飯沼を守って欲しいと伝言を託す。何度も電話し、やっと飯沼と連絡がとれた藤子。「明日全部を話す」と約束した飯沼だったが、次の日遺体で見つかる。残された遺書には「すべて私のしたことです」と書かれており、警察は自殺と断定。

菱田殺しの証拠も次々と見つかり、万里子は釈放される。しかし、藤子は何かひっかかり、独自に調査を始める。すると飯沼の過去から衝撃の事実が浮かび上がり...!

【原作】小杉健治『不遜な被疑者たち』(集英社文庫刊)
【脚本】洞澤美恵子
【監督】水谷俊之

【出演者】
梶原藤子...松下由樹
司万里子...浅野ゆう子
高林信介...中村俊介
梶原萬治...田村亮
本多憲一...榎木孝明
村川泰江...南野陽子
飯沼和代...真飛聖
矢代沙織...吉本実憂
大西虹子...松原智恵子
大西純平...橋本じゅん
大西皐月...小林綾子
岡谷文夫...布施博
梶原翼...喜多乃愛

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