ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
9月22日(水)の放送は、神奈川県鎌倉市で昼めし旅。相模湾でとれた新鮮な魚介類や、鎌倉野菜など、山海の幸に恵まれた町です。そんな鎌倉市で、芸人のチャンカワイさんがご飯調査します。
湘南しらすをふんだんに使った和風ピザ&大人のナポリタン
お邪魔したのは、中村さんご夫妻が営むイタリアンバル「ピッコロバール117」。イタリアンがベースの創作料理が地元で人気だそうで、チャンさんも自慢のパスタをいただくことに。
「スープがおいしい! このパスタでご飯食べたいくらい(笑)」と、その濃厚な味わいにメロメロ。
もうひとつの人気メニュー、「mini甲イカのシチリア風トマト煮込み」もいただいたところで、さっそくいつものお願いを...。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立! この日のまかないを見せていただくことに。湘南名物のしらすを使った和風ピザを作るそうです。
まずは、生地にたっぷりのチーズと、水気をきった高菜漬け、さらに湘南でとれたしらすの釜揚げをのせます。ガーリックパウダーとパルメザンチーズを振りかけたら、マヨネーズをかけてオーブンで8分ほど焼きます。仕上げに小ネギと海苔をパラパラとかけたら出来上がり!
続いて、パスタを作ります。
ニンニク・タマネギ・パプリカ・ピーマン・チョリソーをオリーブオイルで炒めます。
そこにパスタのゆで汁をお玉1杯加え、お店特製のトマトソースとケチャップ、ガーリックパウダー、オリーブオイルに唐辛子を漬け込んだピカンテオイルを加えます。
そこへゆでておいたパスタを投入して絡めます。お皿に盛ったら、仕上げにパルメザンチーズとパセリを振りかければ、ピリ辛ナポリタンの出来上がり!
こちらが「ピッコロバール117」のまかない。
炙ったマグロとアボカドのサラダも並びます。
湘南の海の幸や野菜をたっぷり使った、なんともおいしそうなまかないでした。これからもご夫婦仲良く、末永くお店を続けてください!
絶品! とれたて野菜の持ち味を活かしたヘルシーランチ
続いてお邪魔したのは、「アトリエキッチン鎌倉」。
10種類の野菜を使ったランチプレートや、彩り豊かな野菜の押し寿司などが人気。現在はお惣菜やお弁当といったテイクアウトを中心に営業しています。また、料理教室などのイベントも開催。店で使用している野菜の多くは、約1,500坪の畑で自家栽培。年間50種類以上を育てているそう。
丸ナスや「しまじろう」といった珍しい品種のナスや、ガパオライスに使われるホーリーバジル、中華料理でおなじみの空心菜など、たくさんの野菜の収穫をお手伝いしたところで、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」!
交渉成立!
収穫した野菜を使ってランチを作るそう。
まずは下処理したニジマスのお腹に、とれたてのホーリーバジルを詰めます。さらに丸ナスとしまじろうを輪切りにし、どちらもオリーブオイルと塩をまぶします。約180度のオーブンで25分ほど焼いたら、ニジマスの香草焼きと2種類のナスのグリルの出来上がり。
2品目はそうめんを使ったアレンジメニュー。
削りたてのかつお節で一番だしをとり、細かく切った鶏もも肉を入れ、そこへ酒・みりん・醤油を加えます。ひと煮立ちさせたら、オクラ・モロヘイヤ・空心菜・ツルムラサキといった自家製野菜を投入。こうして出来上がった野菜の風味を楽しむ温かいつけ汁を、ゆでておいたそうめんに添えていただきます。
さらにもうひと品。とれたての万願寺トウガラシをごま油で炒めます。そこへ酒・みりん・醤油に先ほどだしをとったかつお節を加え、フタをして蒸し焼きに。
こちらが「アトリエキッチン鎌倉」のお昼ご飯。季節の野菜をふんだんに使った料理が出そろいました。
もともと人が集まり楽しめる空間を目指した「食のライブハウス」として3年前にオープンしたこちらのお店。店主の和田茂幸さんは、コロナが収束したらまたそういった部分を盛り上げたいと話します。理想のお店を実現するために、これからもおいしい料理を作り続けてください! ありがとうございました。