1都4県をまたぎ、約180km！片道4時間超えの遠距離通学！感動秘話に涙

9月17日（金）夜7時55分（※系列局は夜8時）からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」を放送。「テレ東プラス」では、9月3日に放送された番組の中から、「驚き遠距離通学なぜそんな遠くから通っているんですか？」の内容をプレイバックします。

遠距離通学者がいると聞き、リポーターの箕輪はるか(ハリセンボン)がやってきたのは、千葉県我孫子市の北部。遠距離通学をしているのは、こちらの美穂さん(※取材時20歳)。「めちゃめちゃ時間かかるけど、準備は大丈夫ですか？」という美穂さんの予告に怯えながらも、夕方4時20分、帰宅に同行します。

帰宅開始早々、いきなり走り出す美穂さん。かなり急いでいるようで、鞄を閉める間もなくバス停へ。授業が終わってから急いで移動しないと電車の乗り継ぎが悪くなり、帰宅時間が遅くなるため、走っていたといいます。JR天王台駅行きのバスに乗り、揺られること10分、終点、天王台駅北口のバス停に到着しました。

ここからは電車に乗って移動。上野方面行きの常磐線快速に乗り、柏駅で常磐線の各駅停車に乗り換えます。続いて各駅停車しか停まらない新松戸駅で下車し、JR武蔵野線に乗車。すでに乗り換えは3回、かなり細かく乗り継ぎながら埼玉県に突入します。電車の中では本を読んで過ごしているという美穂さん。なんと往復で一冊読みきるとのことで、驚くはるか。

出発して約2時間が経過し、電車は東京都に突入。西国分寺駅に到着しますが、ここはまだ最寄駅ではないとのこと。中央線快速に乗り、終点の高尾駅で下車。今度は中央本線に乗り換え、さらに西へ向かいます。千葉を出て埼玉と東京を通り、神奈川県へ。さらに今度は山梨県に突入し、「もう旅行じゃん！」とはるか。1都4県を駆け抜け、山梨県大月市にある大月駅に到着。ここが美穂さんの最寄駅です。総移動時間は約3時間20分。もっと近道のルートもありますが、中央線の帰宅ラッシュを避けるため、わざわざ遠回りしているそう。

大月駅から自宅までは、お母さんが運転する車で帰宅します。お母さんは韓国出身、お父さんは日本人で、国際結婚だそう。美穂さんの遠距離通学について「こういう経験も一つの学び」と話し、毎日送迎しています。

車は大月市から富士吉田市へ。富士登山する人々のライトを眺めながら移動すること45分、ようやく自宅に到着しました。車を含め、乗り換え回数は6回。1都4県をまたぎ、総移動距離は約180km！片道4時間超えの遠距離通学です。しかしここで、「最寄駅って大月駅なんですか？」とはるか。本当は、富士急行線の「河口湖駅」が最寄駅ですが、運賃の節約のため大月駅まで車で送迎してもらい、高速道路も使わないそう。

お母さんお手製のチヂミで遅めの夕食。来日して21年経つものの、まだ日本では不慣れな部分があるお母さん。そんな母を思い、美穂さんは実家から通うことを決めたそう。お父さんは出張などで家にいないことが多く、「支えられるのは美穂しかいなかったので本当に助かりました」と話してくれました。お母さんも日本語の教科書を読むなどし、毎日努力を続けています。明日は朝4時起きと話す美穂さん。美穂さんが片道4時間かけてまで通う学校とはいったい...？