会社の納涼祭で、妻が夫の愛人と対峙!静かに手を上げながら近づくが...その後、意外な行動に!

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・「うきわ―友達以上、不倫未満―」第6話をプレイバック!
・二葉への想いを抑えきれなくなった麻衣子は、ついにベランダの壁を越えてしまう。
・そんな中、会社の納涼祭で、麻衣子は福田と対峙。福田が夫の浮気相手だと知ってしまい...。

SNSでは「妄想シーンを、ここまで品よく処理できている日本のドラマはなかなか他にないと思う。役者も全員いい!」「二葉さんと麻衣子の関係がふわふわしていていいよね。お互いが見守りながら気持ちを抑えてる距離感が...なんか応援したくなる。今週はどうなるんだろう~。すごくおもしろい」との声が!

野村宗弘の「うきわ」を原作としたドラマ「うきわ―友達以上、不倫未満―」(毎週(月)夜11時6分)を放送中! 「テレ東プラス」では、第6話の内容をプレイバックする!

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二葉(森山直太朗)への想いを抑えきれなくなった麻衣子(門脇麦)は、ついに「思ってること全部言っちゃる」とベランダの壁を越えてしまう。手すりにしがみつき、305号室を目指す麻衣子だが、バランスを崩して片方のサンダルが落下。二葉は思わず麻衣子を抱きかかえ、抱きしめ合う形に...。ハッと手を放し、その場にしゃがみこむ2人。触れそうな距離にドキドキした空気が流れる。

「私ずっと、二葉さんが浮き輪で私を救ってくれてるみたいだなと思ってて。二葉さんが話を聞いてくれると、浮き輪で浮いてるみたいで...救われてたんです」

二葉を見つめる麻衣子。

「二葉さん...うち、二葉さんのこと...」

「......」

その時、部屋の中から「ただいま〜」という聖(西田尚美)の声が聞こえ、2人の顔から血の気が引く。オロオロ慌てた後、二葉は少し考えこみ、「中、行く?」と小声で尋ねた。

意を決してリビングに入る二葉。聖は「ただいま」と微笑むが、続いて麻衣子が入ってきたのを見ると言葉を失う。慌てふためきながら、「子猫がベランダにいたので助けようとして」と無理のある弁解をする2人。

「馬鹿にしてる? 誰がそんなの信じるのよ! 嘘つかないで」

「そっちこそどうなんですか!?」

「!」

「自分だって浮気しとるくせに」

「...あなたに怒る権利があるの?」

聖は麻衣子を静かに睨む――そこまで妄想すると、麻衣子は思わず「やっぱりダメです!」と声を出す。慌てて口をふさぐが、「ちゃんと事情を説明しよう」と二葉。しかし麻衣子は再びベランダの手すりにまたがり、303号室に戻ろうとするのだった。聖は窓の前にスリッパが置いてあることに気づき、ベランダに近づいてきて...。

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「ただいま!」

「おかえり...」

リビングの窓が開き、聖が顔を覗かせる。二葉がどぎまぎしながら後ろを振り返ると、すでに麻衣子の姿はなかった。

「タバコ、吸ってたでしょ」

「バレたか」

「ご飯食べよっか」

聖はリビングに戻っていった。上手く話を合わせた二葉が辺りを見回すと、麻衣子が1階にいるのを見つけて絶句する。麻衣子が両手で丸マークを作って見せると、二葉は安堵のため息を漏らすのだった。

落としたサンダルを拾った麻衣子は外階段から部屋に戻ろうとするが、鍵は室内にあり、締め出されてしまったことに気づく。仕方なく鼻歌を歌いながら近所を散歩することに。ベランダで二葉に抱き寄せられたことを思い出しながら...。

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帰宅途中の拓也(大東駿介)の目の前に、麻衣子がエプロンとサンダル姿で現れる。ドン引きする拓也と平然としている麻衣子。家に帰ると、「子猫を助けようとして」と事情を説明する。

「さすがに危ないって。猫だったら、あの高さから落ちても大丈夫だったんじゃない?」

「人間も大丈夫だったよ」

「よかったけど...」

「最近仕事はどう? 楽しい?」

「うん、まあ」

「いい職場でよかったね。人にも恵まれてるし」

麻衣子に違和感を覚える拓也。

別の日。料亭の個室で、拓也は福田(蓮佛美沙子)と向かい合って座っていた。緊張した面持ちの拓也を前に、「もう終わりにしたい?」と察した様子の福田。

「いや...バレたかもしれない。俺らのこと誰かに話した?」

「言ったところで、私、何も得しないですよ」

「そりゃそうだよな。そっちにとっても不都合だもんな。...携帯見られた。でも俺、顔認証だよ? パスワードかな」

そう取り繕う拓也に福田はため息をつきながら、大学時代を思い出す。
女子大生の福田がイヤホンをしながらグラウンド横を歩いていると、ラグビーボールが転がってきた。気づかないふりをして通りすぎると、「パス!」という声が。無視して歩く福田の顔を覗き込むと、「無視するから顔見たくなって。でも、イヤホンしてたんだね」と笑顔を見せる。それが拓也との初めての出会いだった。

卒業式の日。卒業証書を持つスーツ姿の拓也に、福田は「先輩! 3年間お世話になりました」と挨拶する。就活中の福田は拓也の就職先を受けており、面接まで進んだことを報告すると、「マジか! 嬉しいよ。待ってるから」と答えた拓也。福田が意を決して何かを伝えようとしたその時、拓也は同級生に呼ばれて行ってしまう。

時が経ち、福田は拓也と同じ会社の本社で勤務。そこに広島支社から拓也が異動してきたのだ。福田に気づくと、昔と同じ笑顔で笑いかける拓也。福田はそんな回想をしながら、「夢から覚めちゃいそう...」と呟くのだった。

二葉は会社で、部下の愛宕梨沙(小西桜子)から「課長!」と手招きされる。何事かと思い行ってみると、ホワイトボードに会社の納涼祭のチラシが貼られていた。毎年行われているイベントだが、完全に忘れていた二葉。愛宕も慌ててイベントの準備を始める。

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夕方になり、買い物袋を抱えて帰ってくる麻衣子。すると、同じ社宅に住んでいる愛宕が、後ろから走ってくる。愛宕は重そうな麻衣子の買い物袋を持つと、「2人分になると、こんなにも重くなるんですね」と驚く。

「特売日だったので、作りだめに」

「へー、何作るんですか?」

「鶏チャーシューと煮豚と、肉じゃが、筑前煮」

「いい奥さんがいて、中山さんは幸せ者ですね」

「どうですかね...」

「あ。土曜日、納涼祭よろしくお願いします」

「はい?」

「あれ、聞いてませんでした? 社宅で屋台出すんですよ」

「え?」

土曜日。会社の駐車場で、社内の面々に加えて社宅の奥さんグループが集まり、それぞれ準備をしている。麻衣子が大きなクーラーボックスを一人で運ぼうと奮闘していると、「大丈夫ですか?」という声が。オシャレなシャツを着こなした福田だった。初対面の2人...。

「大丈夫ですよ、夫が手伝いに来てくれるはずなので」

「あてにしちゃダメですよ。男の人たちはもう飲み始めてたから」

と、運ぶのを手伝う福田。その様子を目撃した拓也は、思わず物陰に隠れる。

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「ありがとうございました。旦那さんはどの部署なんですか?」

「私、ここの社員なんです。営業の福田です」

福田は、他のテントから手伝いを頼まれ、去って行く。

納涼祭は家族連れの社員たちで賑わっていた。営業部の屋台はかき氷で、麻衣子はその近くで黙々と焼きそばを作る。すると向こうから、二葉の「おーい」という声が聞こえ、見るとこちらに手招きしている。自分に向けられたのかと思い、ドキッとする麻衣子。

しかし二葉が呼んだのは、麻衣子の後ろにいた聖だった。聖は二葉のもとへ駆けて行き、楽しそうに顔見知りの社員たちと会話する。それとなく二葉の襟元を直す聖。
そんな2人を見ていられない麻衣子は「へいらっしゃい、来てらっしゃい!」と声を張り上げるのだった。

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「ソースはおたふくじゃけん。うまいで」

「わあ、とっても美味しそうだ。一つください」

そう言いながらやって来たのは、二葉だった。子どもたちもそれにつられ、麻衣子の屋台が賑わい始める。

屋台が落ち着き、麻衣子がテントの奥で休んでいると、焼きそばを食べ終えた二葉が話しかけてくる。

「あの後、大丈夫でしたか? この前。怪我とかは...」

「あ、はい。全然」

周りを気にして会話を終わらせようとする麻衣子。二葉はそれに気づき、挨拶をすると去って行った。入れ替わるようにやって来たのは、拓也と男性社員。「いい声でしたね、さっきの。もう一回やってくださいよ」とからかう男性社員を「そういうキャラじゃないから」と制止する拓也だが、それに反発するように「へい、らっしゃいっ!」と大きな声で言う麻衣子。
そんな様子を福田が見ているのに気づいた拓也は、視線を泳がせるのだった。麻衣子も、福田がこちらを見ていることに気づき、振り返ってお辞儀をする。愛宕は絡み合うその視線を辿り、人間観察している。

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時が経ち、愛宕が女子トイレでコンタクトレンズを交換していると、福田が急いだ様子で入ってくる。シャツにマジックのインクが付いてしまったようで、手洗い場で洗いながら「全然取れない」とため息をつく。トイレの個室には麻衣子が入っていたが、2人は気づいかない。

「どうでした? 不倫相手の奥さんは」

「!」

便座の上に座りながら、言葉を失う麻衣子。福田も驚いた表情で愛宕を見る。

「...知ってたの?」

「分かりやすかったので。中山さんのどこがいいんですか?」

「夢を思い出せた感じ」

「夢? 私、福田さんは不倫とかするタイプじゃないと思ってました。エリート彼氏もいて仕事もできて、デパコス揃えて高い服買って。欲しいもの、だいたい手に入れてるじゃないですか」

「欲しいものなのかな...。ただ、そうしないといけない、そうしないと勝てないと思ってた」

「ま、輝く女性賞ですもんね」

「だから、そういうのもう疲れちゃったんだって。来る球全部打ち返してきたんだから...。中山さんの奥さんにはこんな悩みないんだろうな」

悔しさで、いてもたってもいられず立ち上がる麻衣子。流水音とともに個室から現れた麻衣子に、福田と愛宕は凍りつく。

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「悩みでしたら私にもあります。ごめんなさい、出るタイミング逃しちゃって。聞いてました」

福田をじっと見つめながら、淡々と言う麻衣子。愛宕は思いがけず始まった修羅場に目を見張る。

「種類は違うかもしれないけど、ちゃんと悩んでるし、あなたが羨ましいです。その高いシャツ似合ってますし」

「ごめんなさい...本当にごめんなさい」

「福田さんが謝ることじゃ...あ、謝ることか」

「やっぱここは、1発ピンタじゃないですか? スカッと!」

どんよりとした空気を変えようと、愛宕が明るくあおる。麻衣子が静かに手を上げて近づくと、ぎゅっと目を閉じてビンタを受け入れようとする福田。しかし叩くことはせず、麻衣子は「怒る権利なんて私にないので」と呟く。

「その代わり、私にバレたこと、夫には言わないでくれます?」

「え...何で...?」

「たぶん、夫婦揃ってずるいんですよ。あ、マジックには歯磨き粉ですよ」

そう助言すると、手を洗って去って行く麻衣子。福田は「何やってんだろう」と、その場で崩れ落ちる。

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「福田さん、試合にも放棄権があるんですよ。試合全部出て、来る球全部打ち返して、息抜きにルール違反して...ボロボロじゃないですか」

「......」

「外野の野次に惑わされないで、打つ球くらい自分で見定めましょう」

「...野球よくわかんないんだけど」

「それ早く言えよっ!」

愛宕は微笑みながらツッこみ、自分の歯磨き粉を福田に向かって投げる。

「...でも、ちゃんとキャッチした」

夕方になり、片付けを終えて帰路に着く一行。大きな荷物を持った二葉と拓也が前を歩いている。「奥さんの焼きそば、人気だったね」という二葉に「あんな才能があったなんて知らなかったです」と拓也。

「頑張り屋さんだよね」

「ああ、確かにそうだったかも」

「大切にしないと」

「もちろんですよ」

その後ろを歩く麻衣子と聖。作り置きや調理法についての話になり、圧力鍋を勧める麻衣子。すると聖は「私ももう少し家のことやってみよう。いつまでも逃げてちゃダメだよね」と言い、二葉のもとへ駆け寄る。

そんな聖の様子を見て、立ち止まる麻衣子。

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「もしかして、(浮気)終わったんですか...?」

9月20日(月)夜11時6分放送! ドラマ「うきわ」第7話のあらすじは...。

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「僕にとっても中山さんが"うきわ"でした」二葉さん(森山直太朗)からの言葉に、自分も誰かの救いになれていたんだと、喜びを感じる麻衣子(門脇麦)。しかし、二葉さんの妻・聖さん(西田尚美)は田宮(田中樹)と別れ、麻衣子の夫・たっくん(大東駿介)も福田さん(蓮佛美沙子)と別れ...。「お互い元通り」だと言う二葉さんに、麻衣子は新たな決意をしていた。そんな中、二葉さんから衝撃の事実を打ち明けられ...!

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