【この記事の3行まとめ】
・声優の立花慎之介と寺島拓篤が「ドッペルゲンガー」をテーマにした朗読劇を。
・連続殺人容疑で逮捕された男は、自分はやってないと訴える。
・防犯カメラに映っているのは、自分とそっくりな誰かだと主張するが...?
この世には自分にそっくりな人間がいて、実際に会うと死んでしまうという都市伝説をご存知だろうか。絶対に関わってはいけない存在、それがドッペルゲンガー......。
"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」(毎週金曜深夜0時放送/BSテレ東)。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。
9月24日(金)の放送では、前回に引き続き立花慎之介(「神様はじめました」巴衛役など)と、寺島拓篤(「うたの☆プリンスさまっ♪」一十木音也役など)が登場。立花は、映像を見ながら芝居をするアニメのアフレコに対して、朗読劇は「より自由にお芝居に没頭できる」という。今回は2人が「ドッペルゲンガー」にまつわる怪感話に挑む。
怪感話#40
「凶悪犯のそっくりさん」
イラストレーターのウラベ(立花)は、連続殺人事件の容疑者として、警視庁のナカドウ(寺島)に逮捕された。だがウラベは、悪いことなど何もしていない、話せばすぐに取り調べは終わると考えていた。
防犯カメラの静止画像には確かにウラベのような人物が映っている。ウラベはその時間には自宅で仕事をしていたと主張するが、アリバイを証明できず、取り調べを受けることに。
取り調べ4日目。ウラベは外出してスニーカーを買ったことを思い出す。防犯カメラにも映っていてアリバイになると喜んだのも束の間。このすぐ後に、買い物をした店から1㎞も離れていない民家で犯行があったのだ。しかも、買ったスニーカーと現場の足跡が一致。だがウラベは、そのスニーカーが自分のものとは限らないと訴える。
取り調べ7日目。ナカドウが犯行現場周辺の防犯カメラをしらみ潰しに調べたところ、全部にウラベが映っていたことがわかった。思い返すと、現場の最寄り駅には打ち合わせで降り、現場近くのコンビニにも入ったかもしれない。だが、事件現場の真ん前には覚えがない。
「ここに映っているのはどう見てもあなただが、ただのそっくりさんで、あなたはこの場所に行ってない。そういうことですか?」
ウラベはそうだと頷くが、ナカドウは取り合わない。
「ドッペルゲンガーとでも言うんですか? ドッペルゲンガーって、会うと死んじゃうらしいですよ。この人に会わないように気を付けてくださいね。ああ怖い怖い」
「僕は、やってない......やってるわけないだろう!!」
ウラベは必死に訴えるが、ナカドウは確信していた。刑事の勘が、ウラベが犯人だと言っていると......。
ここで、ナカドウにある知らせが。現場に残された凶器とウラベの指紋を照合した結果、一致しなかったのだ。ナカドウは仕方なくウラベを帰宅させる。
取り調べ中、ウラベは自分の中に悪魔のような人格がいて、罪のない人を殺しているのでは? と考えたこともあった。だが、そんな悪魔みたいなことをするわけがない。
なぜなら、ウラベがやっているのは「魂の解放」なのだから。
「ただいま、ひどい目に遭ったよ」
誰もいないはずの自宅で、ウラベが話しかけたのは......!?
「ドッペルゲンガーって、会うと死んじゃうんだって。何でだと思う? 自分とそっくりな人間が自分より幸せそうに生きてるとさ、ついこの世から消したくなると思っちゃうんだよね」
犯人は誰......衝撃の真実とは!?
関、立花、寺島によるスタジオトークでは、「自分に似ている人」の話題に。自分はあまり風貌に特徴がないという寺島は、似た人は誰かと聞かれたら「大学生」と答えるそう。立花が特徴の一つとしてメガネを挙げると、寺島は「あと20年くらいしたらTHE ALFEEにいそうって言われる」と予想し、笑いを誘っていた。
次回10月1日(金)の放送は、大好評だった入野自由、伊藤静ペアの名作怪感話をアンコール放送。ゾクっとして、最後に泣けるラブストーリーは永久保存版!