次回8月20日(金)放送のドラマ24「孤独のグルメ Season9」第7話は、「東京都葛飾区新小岩 貴州家庭式回鍋肉と納豆火鍋」。辛っ！ でも美味い！ 四川の辛さとはまた違う、未知の辛さ、中国・貴州料理！ この暑い時期にあえて火鍋。唐辛子×納豆の世界を堪能。
ここで8月13日（金）放送の第6話を振り返る。
第6話
「東京都豊島区南長崎の肉とナスの醤油炒め定食と鳥唐揚げ」
井之頭五郎（松重豊）は、大江戸線・落合南長崎駅へ。商談相手のアプリ開発会社CEO・森本（日向丈）は、「MTG」「KPI」など、やたらとカタカナやビジネス用語を使う人で、五郎の脳みそは疲労困ぱい。おまけに腹が減った...。
よし、店を探そう。食べたらモヤモヤが晴れるもの。新しい言葉やシステムでごまかさない、至極真っ当な食べ物！ さまよいながら見つけたのは【割烹・定食さがら】。「KP」でも「TS」でもなく「割烹」「定食」。これは真っ当だ！
活気ある店内。大人気の本日のランチは「ベーコンエッグ」に「カツオたたき」が付いて700円と、お値打ち。メニューの品数も多い。肉系、魚系、単品モノ、さらに驚きのセット定食の数...選択肢が多すぎて選べない。散々迷った五郎は、店主の息子（水橋研二）の好意もあり、普段はランチにはない特別セットで注文。
「肉となすの醤油炒め定食」は、予想以上の肉量。ナス美味い、噛めば噛むほどにうま味が沁み出てくる。醤油炒め、まさに絶妙。白飯によく合う！ ハッタリなし。小賢しさなし。これぞ、真っ当な飯の在り様。単純だけど家では絶対に出せない味。それで飯を食うという至福！
「鳥唐揚げ」。揚げたて最高！ から揚げ専門店もいいが定食屋のから揚げも負けちゃいない。懐かしさを武器に、五郎の味覚をトリコにする。マヨネーズをつけて"マヨカラ"、やっちゃうよね～。さらにソースをかけて、ソースもよいよい、よよいのよい。付け合わせのマカロニサラダが、またうれしい。幼稚園の頃から五郎の大好物。
常連客が食べている「フライ盛り定食」はボリューミー！ 美味そうだ。あれ、この2人、なんか見たことある？
初めてなのに、馴染みの店のような気がする。大衆のための昔ながらの安くて美味い店。いつものみんながいて笑顔が見える、それ以上の幸せはない。
さらに「冷やし中華」も注文。あるとついつい頼んじゃう、夏の別腹。お酢もたっぷりかけちゃおう。すっぱ旨くて、いいですよ。ハムとチャーシューの肉二刀流に、胃袋大熱狂。錦糸卵はヒヤチューだけのお楽しみ。シメの麵まで行くとは、我ながら想定外だった...。この店の居心地の良さと定食の美味さが、そうさせたんだろう。良い店に出会えて、仕事の疲労もふっとんだ五郎であった。
南長崎ランチマラソンを終え店を出た五郎は、東長崎駅の近くに来ていることに気付いた。近くに、生姜焼き目玉焼き丼の店【せきざわ食堂】があったはずだと思い出し行ってみるが、店はすでになくなっていた。地元の茨城県鹿嶋市に帰って食堂を開いているらしい。ちょっと寂しいけれど、鹿嶋に行ったら、ぜひその店に行こうと思う五郎であった。
お店からのお願い
・営業時間 11:30～14:00／18:00～22:00 （定休日 日曜日）
・予約は受け付けておりません。
・品切れの際はご容赦いただけますようお願いいたします。
