たいやき、ちゃんこ鍋、焼き芋...冷やしてもおいしい!夏のひんやりグルメを大調査

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

7月9日(金)の放送は、東京都でご飯調査。猛暑が予想される今年の夏、夏バテを防ぎ、食欲をそそるひんやりグルメが注目を集めているんです! 本来は、熱々で食べる丼物や鍋料理を、冷やしてさらにおいしくなった料理があるのだとか...。今回は、元AKB48北原里英さんが、都内のひんやりグルメを巡ります。

たいやき専門店が作る"食べ歩きできるあんみつ"

まずは恵比寿駅から徒歩約3分。2006年にオープンした、たいやき専門店「恵比寿たいやきひいらぎ」へ。

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看板メニューは、北海道産小豆を100%使用した自家製の粒あんたいやき。30分かけて丁寧に焼き、パリッとした生地が特徴。冬場は1日1000個ほど売れますが、夏場は売り上げが落ちるため、10年前から「冷やしたいやき」(税込230円)を販売しています。

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冷やしたいやきは、生地に白玉粉とタピオカ粉を入れてモチモチに。あんこだけでなくスイーツ感を増すため、クリームチーズを入れて工夫。1時間冷やし、オープンと同時に店頭に並べます。冷えた生地にあんことクリームチーズが爽快で、いつも夕方には売り切れてしまうそうです。そして今年から新たに、「冷やしるこ」と「あんみつバー」も始めたそう。

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冷やしるこは、ストローで飲む新感覚のおしるこ。暑い夏でもさっぱりといただける冷たい「飲むおしるこ」です。

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見た目もかわいらしい「あんみつバー」は、アイスキャンディーを作る容器に、寒天を流し込み、そこへあんこと抹茶の寒天、4種類のドライフルーツを入れ冷蔵庫で1時間冷やします。3カ月かけて研究を重ね、今年6月から販売。歩きながら食べられ、見た目にも映えると、人気なんだそうです。

今年の夏は、冷やしたいやきに続く新たなひんやりスイーツブームが来ること間違いなし!?

看板メニューの夏バージョン、「冷やしちゃんこ」のお味は?

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2軒目の店は、錦糸町にある「力士料理 琴ヶ梅」。店のオーナーは、元関脇の琴ヶ梅さんです。琴ヶ梅さんは引退後、1998年に店をオープン。琴ヶ梅さんの在籍した佐渡ヶ嶽部屋の味を受け継いだ塩仕立てのちゃんこ「水晶鍋」は、店の看板メニューです。

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店の看板ちゃんこ「水晶鍋」をもとに改良を重ねて作ったのが「冷やしちゃんこ ゆず塩」(1人前2090円(税込))。まずは、茹でたもやしとキャベツと冷麺を鍋へ。さらに鶏肉のつみれと、鍋に入れる前に茹でておいた岩手県産の鶏もも肉を入れます。

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こだわりは、スープ! 鶏ガラや野菜を約4時間半煮込んで出汁をとり、お客さんに出す直前まで冷やしておきます。仕上げにゆずの皮をのせれば出来上がり。

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そして人の顔ほどの大きさがあるこちらのおにぎりは「力士にぎり」。見た目だけでなく作り方も豪快!

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具は5種類の味噌をブレンドしてニンニクとジャコを入れた、佐渡ヶ嶽部屋直伝の力士味噌。お米は、琴ヶ梅さんの地元、富山県産の「富富富(ふふふ)」を使用。お米3合を使った力士にぎりは頻繁に注文が入るそうですが、男性4人で分けて食べるのがちょうどいいサイズなのだとか。

琴ヶ梅さん、これからも部屋の味を守っていってくださいね。

熱々の焼き芋が絶品アイスに!

続いては、銀座駅から徒歩約2分。2018年にオープンした焼き芋専門店「銀座つぼやきいも」です。

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さつま芋を焼くのに、店頭にも並んでいる専用の壺を使います。さつま芋は、とにかく糖度にこだわっており、「紅はるか」という品種を使用。時期によって、茨城県や宮崎県など産地を変えています。低温の炭火で、1時間半から2時間じっくり焼きます。こちらが「アイスやきいも」!

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今回は、特別に店内で試食させていただきました。「8カ月熟成させた特別な芋」だそうでマイナス20度で急速冷凍することで、アイスクリームやシャーベットとはまた違った食感になるといいます。「今まで食べたお芋の中で一番くらい甘い!」と北原さんも驚きの糖度!

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さらに北原さんが目をつけたのが、「つぼ芋ラテ」。「つぼやきいも」と牛乳だけで作ったラテです。焼き芋を一口大に切り、数回に分けて牛乳を注ぎ、ミキサーにかけて作ります。「冬また来たいなって思えるくらいおいしかったです!」と北原さん。

夏も冬も、最高の焼き芋が銀座の地で楽しめるとは意外な発見でした。ごちそうさまでした!

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