ラブホテルの入口で夫と浮気相手を待ち伏せ!?「やっと浮気を疑い続ける苦しみから解放される...」:にぶんのいち夫婦

公開: 更新: テレ東プラス

nibunnoichi_20210720_thum.JPG【3行まとめ】
・ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」第6話「嘘の正体」の内容をプレイバック!
・文は母・雅恵のアパートに身を寄せるが、そんな中、樋口(※樋は旧字体)から、和真とさとみの密会場所を突き止めたとの連絡が入る
・現場へ向かい、樋口と待ち伏せする文だったが、さらに予期せぬ裏切りが文を襲う

「6話を見たけど、地獄すぎてめっちゃ心臓がバクバクいってる」「『ただ離婚してないだけ』から『にぶんのいち夫婦』...ドロドロドラマをハシゴする醍醐味!」などSNSで話題。
ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」を、毎週水曜深夜0時40分(※7月21日は深夜0時50分)から放送中!
誰もが羨むような夫と新婚生活を送っていた文(あや)(比嘉愛未)だが、ある日、夫・和真(竹財輝之助)のスマホに届いた意味深なメッセージから、浮気疑惑が浮上する。文は2ヵ月のセックスレスも重なり、不安を募らせながらも証拠探しに動き出す。嘘と真実、純愛と裏切りが交錯するざわハララブストーリーだ!

nibunnoichi_20210720_01.jpg▲第7話

「テレ東プラス」では、毎週ドラマのあらすじを紹介。今回は、第6話「嘘の正体」の内容をプレイバックする!

文(比嘉愛未)は、周囲が羨むイケメンで誠実な夫・和真(竹財輝之助)と平穏ながらも幸せな生活を送っていた。しかし、和真の携帯に届いた意味深なメッセージをきっかけに浮気を確信。それでも「別れたくない」と決定的な証拠をつかむのを避けていたが、次第に和真と顔を合わせるのが気まずくなっていた。

ある日、帰宅するのをためらっていると、和真の同僚・高梨(小久保寿人)から「和真はさとみと浮気している」と告げられ、さらに「俺とも遊ぼうよ」と迫られる。
すんでのところで文を助けた樋口(坂東龍汰)は自分の気持ちに気付き、「もう自分の気持ちをごまかすのはやめました。俺の恋人になってください」と文に告白。
そんな中、和真のスマホには、ある女性から『青い線が陽性。私たちの赤ちゃんができたよ』と、妊娠検査薬の写真付きでメッセージが届くのだった。


文が目を覚ましたのは、装飾のないシンプルな部屋。キッチンに置かれたウィスキーのボトル、タバコの吸い殻が入った灰皿...似たような生活を送っているはずなのに、家はそれぞれ匂いが違う。玄関のドアを開ける音がし、家の主が帰って来る。

「...おかえり」

帰って来たのは、疲れた顔をした母・雅恵(佐藤直子)。「おかえりって、誰かに言われるの何年ぶりかと思って。昨日はいきなり来るからビックリしたよ」と笑う。

昨夜の樋口は最後まで優しく、タクシーを止めると「俺、こう見えても有能なんで、絶対に浮気の証拠見つけますよ。どんな結果が出ても、絶対に目を背けないでくださいね」と送り出してくれた。

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父の浮気を何年経っても許すことが出来ず、家を出て行った母・雅恵。文は、雅恵のアパートに身を寄せたのだ。雅恵は対面に座り、夜勤明けのビールを飲みながら「急に家を開けて、和真さん大丈夫なの?」と心配する。

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「メッセージ送ったから大丈夫」

「和真さんと何かあったの?」

「...別にないけど」

「普段寄りつかないのにいきなり来るんだから。今夜も夜勤だから、寝るね」

「忙しいんだね」

「介護の仕事はどこも人手不足だから。ねぇ、いつまでいるつもりなの?」

「決めてないけど」

「長くいられても困るよ、狭い家なんだから」

「...分かってるよ」

その頃、和真は自宅で朝の身支度を整えていた。『今日は帰れない』とメッセージが来たきり、連絡が取れなかった文から『用事があって母の家にいる』とメッセージが入る。『お母さんと会うの、久しぶりだよね。ゆっくりしてきていいよ』と返信を打つが、それを受け取った文は、「私がいなくて清々しているのか」と疑心暗鬼になる。自分にはどこにも居場所がない...。

簡単に朝食を済ませ、出勤する和真。会社への道を歩いていると、部下のさとみ(伊藤萌々香)がやって来て、「どうしたんですか? 今日、いつもより早くないですか?」と親しげに腕を組む。しかしその腕を振りほどき、「会議があるから」とあしらう和真。さとみはその背中を目で追いながら、フッと微笑む。

文が朝食の片付けをしていると、スマホが鳴る。いつも女子会をしているグループトークに、さやか(黒川智花)から『お母さんの家にいるの?』『気まずい思いしてない?』と心配するメッセージが届く。
思い出すのは、かつて両親のことで元気がなかった自分を、友人たちが元気づけてくれたこと。香住(秋元才加)の両親は離婚しており、さやかは小さい頃に母親と死別。寂しい思いをしてきた2人は、文の気持ちに寄り添い励ましてくれた。
そんなことを思い出していると、『そろそろ集まってパーっと飲もうよ』とさやかからの提案。香住も『いいね、そうしよう』と応じ、そんなメッセージのやり取りを見ながら「ありがとう」と微笑む文。その日の夜も文は帰らず、和真は1人でテレビを見ながらカップ麺をすするのだった。

母の家から仕事先のコールセンターに通うようになった文。しかし、文を助けてくれたあの日以来、樋口の姿を見かけることはなかった。

夜の街でスマホを見せ、「この女を見かけたらすぐに連絡ちょうだい」と黒服の仲間たちに頼む樋口。見せていたのは、さとみのInstagramだった。

翌日。和真がいない日中に荷物を取りに帰ってきた文。たった2日空けただけなのに、家がよそよそしく感じられる。ふと見ると、シンクにはカップ麺の空き容器や食器が散乱している。文は無意識に食器を洗おうとするが、「...なにやってんだろ」と我に返り、片付けるのをやめた。

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荷物を持って家を出ようとした時、リビングに飾られた結婚式の写真が目に止まる。さやかと高梨も参加した合コンで、和真と出会った文。初めて会った時、一瞬にして恋に落ちた。恋人同士の頃も結婚してからも、喧嘩らしい喧嘩などしたことはない。それがこんなことになるなんて...。

2、3日分の荷物を持って雅恵の家に戻ってきた文は、夕方出勤しようとする雅恵に「適当に詰めただけだけど」と弁当を手渡す。戸惑いながらも「助かるよ」と受け取る雅恵。

「ねぇ、文。お互い生活リズムが違って干渉することもないんだし、別にいいんだよ」

「え?」

「気が済むまでここにいて」

「お母さん...」

母は父の浮気を一度は許そうとした。しかし結局許せず、文が就職したのを機に離婚した。あの時は母の気持ちを理解できなかったが、今なら分かる。

「お母さん、私...」

「けど、逃げ回ってても解決はしないよ。じゃ、行くわね」

母に反発していたのは、自分が似ているからなのかもしれない...。そう考えていると、文のスマホが鳴る。樋口からの着信だった。さとみがラブホテルに入って行くところを見つけたという。

「すぐ来てください。2人が出て来たところを捕まえましょう」

「あの...!」

動揺する文をよそに、通話は切れてしまう。
全てはあの日のメッセージから始まった。数々の不審な行動、それでもどこかで信じていたかった。なぜなら、和真は今でもどうしようもなく大好きな人だから...。
涙を流しながら、樋口が指定した場所まで走る。到着すると、樋口はラブホテルの出口を見張っていた。

「大丈夫ですか? 覚悟はできていますね。俺は何があっても文さんの味方ですから」

「......」

車の影に隠れて見張っていると、エントランスからさとみが出てくる。後ろを振り返り、連れが出てくるのを待っているようだ。

(これでこの苦しみは終わる。和真の浮気を疑い続ける苦しみから解放されるんだ)

しかし、ラブホテルから出てきたのは...和真ではなく同僚の高梨だった。いちゃつきながら街に消えていく2人。

「なんで高梨さんは、自分が付き合っているさとみを和真の浮気相手だって...」

「それ、本当のことかもしれませんよ」

「え?」

「二股かけてるんですよ、あの女。いるんですよ、既婚者とばっかり何人も付き合う女って」

和真と高梨が同じ女と不倫...? まさか、2人はお互いにそれを承知で付き合ってるのだろうか。

「ごめん、帰る」

気分が悪くなり、帰ろうとする文。しかし樋口が「また逃げるんですか?」と引き止める。

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「また現実から目を背けるんですか? それじゃいつまで経っても...」

「もういい、もうたくさん! 私にはこれ以上受け止められない。本当のことなんて、永遠に知らなくていい...」

「文さん...」

文は痛々しい表情でその場を後にする。雅恵の部屋に戻って横になるが、なかなか寝つけない。「また現実から目を背けるんですか?」という樋口の言葉が頭をよぎり、それを振り払うように立ち上がると、ウィスキーの瓶を手に取る。

乱暴にグラスに注ぎ、ゴクゴクと飲む文。するともう1人の自分が現れ、『そうだよ、現実から目を背けて逃げ回ったって...』と忠告する。

「うるさい! もう何も言わないで」

同じ頃、和真もバーでウィスキーを飲んでいた。一気に飲み干すと、むしゃくしゃした様子で空のグラスをバーテンダーに差し出す。

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回想するのは、3ヵ月前に同じバーで高梨と飲んでいた時のこと。入口が開き、ハイヒールの音がコツコツとこちらに近づいてくる。高梨は満面の笑顔で、「待ってました! どうぞどうぞ」と自分との間にその女性を座らせた。その女性とは...。

翌日、高梨が部下を数人連れてオフィスのエントランスを出る。

「よーし! 今日は嫁が実家だから、とことん飲むぞー!」

張り切る高梨の背後に黒いスーツ姿の男が立ち、ぶつかる。

「あ、ごめんなさい」

高梨の後ろに突然現れたのは、文に迫った時に自分を殴り飛ばした樋口。

「先に店に行っててください。この人ちょっと借りるので」

ぎょっとする高梨のネクタイをつかみ、問答無用で連れて行く。

「痛っ! 暴力反対!」

路地裏に連れ込まれた高梨は「お前、部下の女と不倫してるだろ。この"k_with_S"ってアカウント、お前の裏アカだろ」とスマホを見せられる。

「何でお前、そんなことまで」

「なんで文さんまで襲った? 仮にも同僚の奥さんだろ」

「いや、あれは違う。その...頼まれたんだよ!」

「誰に頼まれたんだよ」

「いや、それはさすがに言えないかなぁ...」

のらりくらりと言い逃れする高梨の胸ぐらを樋口がつかみ上げると、高梨の「やめてー!」という絶叫が路地裏で響き渡るのだった。

高梨から情報を得た樋口は、コールセンターのオフィスから出てきた文に「話したいことがあります」と声を掛けるが、文は「ちょっと用事があって」と去ろうとする。

「すぐ済みますから」

「急いでるの。みんなを待たせちゃうから」

「みんな? みんなって誰ですか?」

「いつものみんなだよ。私の大切な高校時代の親友」

「行くな! 絶対に行かないでください」

強引に文の手をつかみ、引き止める樋口。その衝撃の理由とは...!?

7月21日(水)深夜0時50分放送! ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」第7話「偽りの代償」の内容は...。

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最終章!和真(竹財輝之助)の浮気相手がさやか(黒川智花)だと気づいた文(比嘉愛未)。「許せない...!」高梨(小久保寿人)から情報を聞き出し、2人の密会場所を突き止めた文は、覚悟を決めて樋口(坂東龍汰)と乗り込む。そこには、和真と共に勝ち誇った表情のさやかの姿があった。ようやく露わになったさやかの本性...そして驚愕の"嘘と真実"が明らかになる。全てを知った文。最後に夫婦が選んだ未来とは...。

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