吉田羊“トキコ”、國村隼“父”に背中を押され…大団円に「丁寧で心に沁みる」

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吉田羊國村隼が親子役でW主演を務めるドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)の最終話が、6月25日に放送。インターネット上では、本ドラマらしい結末に絶賛の声が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。

ラジオパーソナリティ・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集めるジェーン・スーが自身の家族の出来事と思い出を描いた同名のエッセイが原作。主人公・蒲原トキコ(吉田)とその父親・哲也(國村)が織りなす、おもしろ可笑しくて、ときどき切ない家族のドラマが描かれる。

父の誘いで下町に買い物へ。まずは、亡くなった母(富田靖子)の出刃包丁を研ぎたいと江戸時代から続く金物屋へと向かう。そこで女将と大将と世間話。周りにタワーマンションが建ち、江戸情緒が薄れていくが、残念では? と声をかけたが、女将は賑やかになる中でも、伝統を守っていくだけだと語った。

トキコ(吉田羊)、父・哲也(國村隼)
トキコ(吉田羊)、父・哲也(國村隼)

昼食はとんかつ屋。そこでトキコは、父に帯番組の打診を受けて悩んでいることを明かす。番組を聴いたことのない父は、あっけらかんと「大丈夫だよ」と一言。続けて「さっきの金物屋の女将を見習わなきゃ。タワーマンションが建って周りが変わっているからこそ、変わらない自分たちの店がいっそう目立つってわかっているのさ。周りの変化があの店の風格を作っているんだよ。だから、同じことを手を抜かないでやってりゃうまくいくってこと」とアドバイスを送る。トキコは感銘を受け「さすがは元商売人だね」とポツリ。たまに相談に乗ってもらうのも“いいいものだ”とした。

その後、父から紙を渡される。一瞬、これまでの嫌な思い出が蘇るが、それは、母の好きだった老舗リストだった。遺言のような形に戸惑うトキコ。「俺もいつまで生きているかわからないからさ」「元気なうちに一緒に回ればいいさ」という父に「そんなに早くくたばってもらっちゃ困るからね!」と返すトキコ。父は、狼狽の色を隠せない娘を優しく見守るのだった。

今日、父が初めて母とトキコを繋いだ。母と娘の間に父が立っていた。“今までで一番父が父親らしく見えた。お母さん、我が家もようやく、父と母と娘の3人家族になりました”と心の中で母に伝えた。

トキコ(吉田羊)
トキコ(吉田羊)

ネット上では、今回の最終話について「丁寧で心に沁みるいいドラマでした」「話をすることってやはり大切だなと思いました」「まだまだ続きが見たい」との声があった。

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