西島秀俊“三舟”、井上小百合“恵子”への優しさ溢れる言葉に感動「笑顔に癒されました」

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西島秀俊が主演を務める『シェフは名探偵』(テレビ東京系、毎週月曜23:06~※初回放送は5分拡大)の第1話が、5月31日に放送。インターネット上では、西島演じる人情味のあるシェフに注目が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、近藤史恵による人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」が原作。「ビストロ・パ・マル」を舞台に、西島演じるシェフ・三舟忍が、人並み外れた洞察力で、訪れた客たちが巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解いていくグルメミステリー。

高築智行(濱田岳)は、営業として働いていた会社でリストラに。契約がとれた際に連れて行ってもらった思い出のレストラン「ビストロ・パ・マル」を訪れた。食事をしていると、シェフの三舟から声をかけられる。素性は明かしていないのに、1年前に同僚と食事にきたこと、自分の身なりを見ただけで、仕事を辞めてきたことを言い当てる。三舟の行動には、副料理長・志村洋二(神尾佑)と、ソムリエ・金子ゆき(石井杏奈)は「またお節介……」とポツリ。結局、高築は三舟の強引(?)な誘いで、お店のギャルソンをすることになった。

濱田岳、西島秀俊
濱田岳、西島秀俊

高築が働き始めた頃、川出恵子(井上小百合)と鶴岡正(玉置玲央)が店にやってきた。何やら言い争いをしている。食事を終えた正は、三舟のもとへ。料理自体は褒められたものの、デザートのショコラについては「せっかくの料理が全部台無しだ」とダメ出しをされてしまった。正は、中に入っていた素材まで言い当てる。あとで調べると、ショコラの仕入れ先の会社が、原料のランクを下げていたことがわかった。

その後、正がベルギーで修行し、最近、オーナー兼ショコラティエとしてチョコレート専門店をオープンさせていたことが判明。早速、店のみんなで、彼が作るショコラの味を試食するが、確かに美味しい。さらに、ショコラの詰め合わせの数を素数にしていることに気づく。

そんな中、恵子と正が再び店に。またも口論している。最初はカップルかと思ったが、兄妹らしい。病気の母親の顔を見に行ってほしいと願う恵子。正は「店がオープンしたばかりなんだ。そんな暇はない」と返し、言い争い。最終的に、彼は出て行ってしまった。

泣きじゃくる恵子の話を聞く三舟たち。母が女手一つで育ててくれたこと、給料日にチョコを買ってくれて、「私はいいから」と、自分たちにプレゼントしてくれたことを振り返る。「何が兄を変えてしまったのか」という彼女に、三舟は「変わってないと思いますよ」と語りかける。さらに、正が作ったショコラを差し出す。

半端な数ばかりで疑問に思っていたが「あなたの話を聞いてやっとわかりました」と三舟。「お兄様のお店の詰め合わせは、すべて素数でできています。“私はいいから”という人も食べられるように。子供が1、2人でも最後に母親が食べられるように。そんな詰め合わせを考えるお兄様が変わってしまったと思いますか?」と問いかけた。では、なぜ、母親の顔を見に来られなかったのか。三舟は正の気持ちにも寄り添っていく……。

ネット上では「西島さんの言葉に感動した」「優しい笑顔に癒されました」「西島さんの雰囲気にぴったりのドラマだった」との声があった。

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