田中みな実“東”、吉田羊“トキコ”の温かい言葉に感涙…「グサグサ刺さりまくった」

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吉田羊國村隼が親子役でW主演を務めるドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)の第8話が、5月28日に放送。インターネット上では、田中みな実演じる東七海とのやりとりに感動する声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

ラジオパーソナリティ・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集めるジェーン・スーが自身の家族の出来事と思い出を描いた同名のエッセイが原作。主人公・蒲原トキコ(吉田)とその父親・哲也(國村)が織りなす、おもしろ可笑しくて、ときどき切ない家族のドラマが描かれる。

タツヤ(岩崎う大)
タツヤ(岩崎う大)

元パートナー・青柳タツヤ(岩崎う大)から会いたいとの連絡が届く。一度は忙しいと断ったが、地元に帰るらしいと聞き、会いにいくことに。じつは、彼とは結婚直前までいった仲。タツヤは売れっ子のライターだったが、不況で雑誌廃刊が重なり、書く場所を失った。仕事がどんどんと減り、タツヤは専業主夫のような状態に。彼曰く、まだ男が家庭に入ることに世の中が対応していなかったという。タツヤは「世の中の“男といえばこう”とか、あれは、全部性別からくるものじゃなくて、役割からくるものなのだと分かった」とこぼす。

ラジオ終わりに東を飲みに誘うトキコ。交際して1年、結婚したいと思う男性がいる東には悩みがあった。これまではアナウンサーをバリバリやっていこうと思っていたが、彼と交際していく中で、主婦として生きる方が合っていると思い始めたという。相手からは、どちらでもいいと言われているものの「女性としての幸せを優先したいなって」とこぼす。

トキコは、2人の中で合意があれば、結婚生活はどんなスタイルでもかまわないとし「それまで仕事をしてきて、その仕事がその人にしかできない技術に支えられているものなら、私はその仕事を続けた方がいいと思うの。まして東さんは、東さんにしかできない仕事をやってきたわけじゃない」と訴えた。しかし、自分がやってきた仕事は、誰とでも交換できるという東。彼女は本音をぶちまける。

「これまでプライドを持ってやってきたつもりでしたけど、結局は容姿や若さで選ばれてきたんだって、ようやくわかってきました。自分が元いた場所には、後輩たちがどんどん進出してきます。私なんてしょせん、男が女に求める役割をこなしていただけのお飾りにすぎないんです」

そんな彼女に、トキコは「私は東さんの仕事ぶりに敬意を持っているの」と、これまで見てきた東の現場での立ち振る舞い、フォローの数々を並べ「一緒にラジオをやっていて、学ぶこと多い」と言葉をかける。続けて「仕事をしている自分を否定しないで。東さんが抱えている苦しみは、システムの問題であって、あなたの能力とは関係ないんだから!」とエール。そんな熱い言葉に東は涙を流した。

東七海(田中みな実)
東七海(田中みな実)

ネット上では、トキコと東のやりとりに「穏やかだけど、グサグサ刺さりまくった」「トッキーさんみたいに自分の仕事をしっかり見てくれている人がいるって良いなぁ」「今週も素敵な台詞が沢山だった」「う大さんと田中みな実の演技めちゃくちゃ良かった」との声があった。

次回は6月4日放送。トキコと父は、母(富田靖子)の墓参りへ行く。

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