「酒の前では平等」渋川清彦演じる立ち飲み屋店主の“金言”に「グッときた」

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江口のりこが主演を務めるドラマ25『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京系、毎週金曜24:52~)の第7話が、5月14日に放送された。今回、主人公の五月女恵(江口)は「ソロせんべろ」に挑戦。立ち飲み屋を舞台に繰り広げられる人間模様に、インターネット上では「立ち飲み屋にもいろんなドラマがあるんだな~」「グッときた」と共感の声が上がった(以下、ネタバレが含まれます)。

同ドラマの原案は、朝井麻由美による「ソロ活女子のススメ」(大和書房)で、好きな時に好きな場所で、ひとりの時間を楽しむ“ソロ活”がテーマ。江口は、「ダイジェスト出版」編集部の契約社員・五月女恵を演じ、ナレーターを大塚明夫が務める。

1000円でべろべろに酔えるほどの価格帯の大衆酒場、いわゆる「せんべろ」に向かった恵。ソロ活と極めて相性の良いシステムに魅力を感じつつ、「あえて高みを目指して」まだ入ったことのない店ののれんをくぐる。入ってすぐドリンクの注文を聞かれ、恵はすかさずハイボールを注文。シミュレーション通りのスムーズなやりとりに「確実にソロ活によってフォースが向上している」と、ひとり喜びを噛みしめる。

立ち飲み屋でのマイルールに沿って、恵は定番のおつまみと店イチオシのおつまみを2品注文。スマホの電源を落としてデジタルデトックスを決めこむと、まずはハイボールと煮込みを堪能。その美味さに上機嫌になりつつ、店内を訪れる客たちを眺める。「ここにひとりで来ているお客さんたちは、純粋にお酒を飲むことが好きだと思っている」と恵。「誰かと話したいわけじゃない。騒ぎたいわけじゃない。ただ好きなお酒を飲んでいる人たち、言うなれば究極のソロ活の姿がここにはある気がする」と感慨にふける。

ソロ活を楽しむ恵(江口のりこ)
ソロ活を楽しむ恵(江口のりこ)

そんな矢先、作業服姿の客(柄本時生)が、主人(渋川清彦)に向かって「そういえばさ、ニュース見た?」と話しかける。店によく来ていた人物が、詐欺の容疑で逮捕されたという。主人からも、高齢の常連客が孤独死していたという話が飛び出す。隣で「明日は我が身……」とつぶやいたのは、長年勤めていた会社を退職後、70歳を過ぎて役者を目指しているという男性。さまざまな背景を持つ客たちの人間ドラマに圧倒される恵に、店の主人は「酒の前ではみんな平等」と金言を放つのだった。

渋川清彦
渋川清彦

続いて恵が訪れた二軒目は、ドラム缶がテーブル代わり、代金は各自が小皿に入れるシステムのせんべろ店。「縛り食い」と称して1品目に煮込みを頼み、一軒目の店との味付けの違いを楽しんでいると、キョロキョロと不安げな表情を抱えた女性客(北香那)が入ってくる。

北香那
北香那

せんべろの雰囲気に慣れない様子の女性に「しょうがない、最初はわからない。私もそうだった」と同情する恵だったが、スマホで写真を撮ろうとしたり、なかなか注文をしない様子にハラハラ。たまらず女性に助け舟を出す。「普通の居酒屋さんとか、焼肉屋さんとか、ひとりで入ると孤独な女って思われそうで行けなくて……」と伏し目がちに語る女性に、恵は過去の自分を思い出して……。

ネット上では、「『酒の前では平等』グッときた」「立ち飲み屋にもいろんなドラマがあるんだな~」「人生の交差点とか、その場所でしか交わらない関係って憧れる」と感銘の声が。今回のゲスト陣にも「柄本時生さん渋川清彦さん北香那さんと好きな方がいっぱい」と声が上がっていた。

次回、5月21日に放送される第8話では「ソロ絶叫マシン」に挑戦する。

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