元高校球児の熱血パパが息子に託す夢と葛藤「彼の人生だから…」

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4月12日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、東京都葛飾区在住の増田さん一家を訪問。自分が叶えられなかったプロ野球選手の夢を息子に重ねつつも、本人の意志を尊重したいと葛藤するパパの本音が語られた。

終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の自宅について行く“完全素人ガチバラティ”。MCは、矢作兼おぎやはぎ)とビビる大木らが務める。今回は、船堀の健康ランドに定点カメラを設置。野球の練習帰りに入浴した父と息子の利用料を支払う代わりに自宅にお邪魔することになった。

葛飾区の柴又在住の増田大輔さん(43歳)は、静岡県静岡市出身。妻・ゆうみさん(42歳)、球太君(9歳)、美咲ちゃん(7歳)の4人家族の自宅玄関には、野球好きと「ホームに帰ってくる」という意味あいでホームベースが置いてある。

キッチンを見せてもらうと、ジュニアプロテインやプロテインバーが置いてあり、体作りのためにタンパク質とお肉を摂取するよう球太君には言っていると大輔さん。部屋には野球選手の写真やサインなどが飾ってあり、「この子を野球好きにするために」と幼い頃から野球観戦をしてきたと話す。スタッフがその中の赤堀元之選手(現コーチ)の写真に気づくと、「僕が野球始めたきっかけの高校の先輩なんで」と説明。実は大輔さんは、静岡高校野球部出身の元甲子園球児で、先輩や後輩にはプロ野球で活躍している選手が多くいると打ち明けた。

2階を案内してもらうと、2部屋の寝室は女子組、男子組に分かれており、球太君の勉強机には家族からもらった沢山の手紙が保管されていた。球太君の9歳の誕生日に大輔さんが送った手紙を読んでもらうと、その中には「パパは球太の一番のファンで応援団だよ」という父からのメッセージが。部屋には球太君に良い睡眠を取ってもらうため、松井秀喜も愛用していると言われる約5万円のマットレスが置いてあり、シングルベッドに2人で寝ていると教えてくれた。

大輔さんの願いは、息子にプロ野球選手になってもらうこと。「なるべく1年でも1分でも長く野球を続けてくれて、その野球をしている姿をずっと追っかけて行きたいなっていうのはあるんですけど、あんまり言ったらプレッシャーになるのであんまり口に出さないようにしています」と語る。それに対しゆうみさんは「今は野球やってるけど、野球よりもっと面白いものが見つかるかもしれないし、その時は応援してあげたいとなとは思ってるよね? パパ」と念押し。それには大輔さんも「……泣きながらね。(野球辞めるのは)悲しいですけど僕の人生じゃないんで。彼の人生だから……」としんみりと口を開いた。

しかし、スタッフが現在の球太君の夢を尋ねると、「将来の夢はかっこいいプロ野球選手です。良いプレーとか、金持ちみたいな……」と返答。一瞬にして晴れやかな笑顔を見せた大輔さんだった。

次回は4月19日に放送される。

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