小沢健二、中村倫也主演『珈琲いかがでしょう』OP曲を担当「No Skip Introで!」

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4月5日(月)より放送される中村倫也の主演ドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系、毎週金曜23:06~)に小沢健二の新曲「エル・フエゴ(ザ・炎)」がオープニングテーマとして使われることが分かった。小沢がドラマのテーマ曲を担当するのは25年ぶり。

“幸せを運ぶ珈琲物語”を描いた、コナリミサト著の名作漫画を、中村主演、夏帆磯村勇斗共演で実写化した本作。中村演じる主人公・青山一(あおやまはじめ)は、移動珈琲店「たこ珈琲」店主。移動珈琲車に乗り、街から街へ、行く先々で人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく。

小沢は、今年に入り、予定していたアリーナツアー、日本武道館公演が中止になってしまった代わりとして、3か月連続シングルリリースを発表。3月9日に第1弾の「ウルトラマン・ゼンブ」が配信されたばかり。今回の「エル・フエゴ(ザ・炎)」は、その連続リリースの第2弾にあたる楽曲だ。ライブはなくなれど、意欲的に創作活動する小沢が新たに創り上げた、物語の雰囲気にぴったりな“オザケン節”で、ドラマのオープニングを盛り上げる。さらにはドラマのストーリーが進むにつれ、楽曲の使用箇所が変わっていくという情報も……。

放送に先駆けて小沢からコメントが到着。以下に紹介する。

<小沢健二 コメント>
武道館での一人コンサートのために「エル・フエゴ(ザ・炎)」を書き終わった頃にこのドラマのお話をいただき、原作漫画を読み進むにつれて、本当に驚きました。『珈琲いかがでしょう』と「エル・フエゴ」は、怖いくらいテーマが似ていたからです。どう似ているかは、ある日ドラマを見ているあなたに「あっ!」とわかり、ドラマ終盤、あなたはきっと(ピー:機密保持のため伏字)でしょうし、僕もきっと(ピー)でしょう。考えてみると、もしドラマのために曲を作っていたら、ここまで強烈にシンクロはしなかった気がします。別々の空間で、意識せずに生まれたから、1月から一話一話共振していく『珈琲』と「フエゴ」の、美しい関係が生まれたと思っています。

真実は共振する。

そして、ドラマの打ち合わせでお話ししたのですが、最近ネトフリ等には「Skip Intro」ボタンが付いています。ということは、オープニングは今や、スキップされるもの。そこでオープニングテーマの形を(おそらく毎回)変えていこうと思っています。めっちゃめちゃな回もあったら素敵です。スキップした人は気がつかない(笑)「エル・フエゴ」という曲は、7歳長男の発案から生まれたものです。今月始まった3か月連続シングルの第一弾「ウルトラマン・ゼンブ」が4歳次男の発案であるのと、文字どおり兄弟作です(「エル・フエゴ」は第2弾)。子供を題材にするのではなく、子供の時空に入りこんで一緒に書く、という手法です。それがなぜ『珈琲』と共振するのか? それは(ピー)は(ピー)であり、(ピー)だからです! 役者、制作陣も最高。ドラマ、一回も見逃すのはナシです。No Skip Introで!

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