水川あさみ“栄利子”と森矢カンナ“圭子”の過去が判明「誰も救われない感じで胸が苦しい」

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水川あさみが主演を務める土曜ドラマ9『ナイルパーチの女子会』(BSテレ東、毎週土曜21:00~)の第6話が、3月6日に放送。それぞれの過去や家庭事情が明らかになるストーリーと、主要キャストの熱演に、インターネット上では称賛の声が上がっていた(以下、ネタバレが含まれます)。

同ドラマは、「第28回山本周五郎賞」「第3回高校生直木賞」を受賞した柚木麻子による同名小説を原作に、女性同士の友情のあり方を描く衝撃作。前回の第5話では、主婦の丸尾翔子(山田真歩)がこれまで書いてきた日記ブログ「おひょうのダメ奥さん日記」の主導権を志村栄利子(水川)に握られてしまう。

栄利子の提案で、伊豆の熱川温泉に旅行へやって来た2人。乗り気ではない翔子に対して、栄利子は“女友達との旅行”に終始上機嫌だった。「私たち支え合えば無敵の2人組になれるって、日記を読んですぐわかったの」と切り出した栄利子は、女同士の友情など、世間の女性に対する決めつけに対して、抗っていきたいと翔子に打ち明ける。

しかし、「言ってることはわかるけど、すごく意識高いんだね」と、翔子には響かないまま。さらに、旅館では翔子が温泉に入ることを拒否し、栄利子は「少しは私の言うこと聞いてくれてもいいじゃない!」と怒ってしまう。翌日、体調が悪いことを理由に先に帰ると言い出す翔子。栄利子は渋々ながらも、日記用の写真を撮るために一人で残ることにして、「わかった、後は私に任せて」と、笑顔で翔子を送り出す。

翔子は家に帰る途中、栄利子の幼馴染の小笠原圭子(森矢カンナ)と遭遇。栄利子について話を聞こうと、圭子を呼び止める。圭子は、栄利子と小学校から高校まで一緒だったが、高校でできた新しい友達と遊ぶようになり、栄利子を遠ざけるためについた嘘が栄利子の異常な行動を招いてしまったことを告白。以来、お互いが元の暮らしには戻れなくなり、何もかもが上手くいっていないことを打ち明ける。

圭子は「積み上げてきたものなんて一瞬で壊れるし、親なんていざとなったらあてにならないし、仲の良い友達なんて、なんかのきっかけで敵になる」と話し、「一度つまずいたくらいで全部を諦めることはない」と励ます翔子に「なんで何かしなきゃいけないって思うの?」と問いかける。

圭子は「そんなに自分がちっぽけな存在って認めたくない? いいんだよ、何もしなくても」と諭し、「あなたも私と一緒でしょ?」と指摘。さらに、「どうして私にそんな話をするの?」と尋ねる翔子に、「同じことが起きないように忠告したいのかな」と返す。その言葉をきっかけに、翔子はあることを決意。旅行から帰ってきた栄利子をファミレスに呼び出すのだった。

栄利子と圭子の過去や、お互いの家族のことが明らかになった今回。ネット上では「ほんと面白い」「誰も救われない感じで胸が苦しい」「全員ナイルパーチに見えてきた」など、ストーリーへの言及はもちろん、登場人物やキャスト陣に対する反響もあり、「圭子が一番好きかな……トラウマに取り憑かれて前に進めない薄暗い感じ、かわいいし好き」「水川あさみ、あまりにもリアル過ぎる」「山田真歩さんのやつれ具合がすごくいい」などのコメントが寄せられた。

次回第7話は、3月13日に放送。翔子は、栄利子に日記を辞めようと思っていることを伝えるが、口論に発展してしまい……。

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