福士蒼汰演じる一止らががん患者に寄り添う姿に視聴者涙「心まで温かくなりました」

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4週連続で放送されるドラマスペシャル『神様のカルテ』(テレビ東京系、毎週月曜20:00~)の第一夜が、2月15日に放送。インターネット上では、命の重みを感じる展開に多くの反応があった(以下、ネタバレが含まれます)。

現役の医師・夏川草介の同名ベストセラー小説をドラマ化した本作。長野県松本市にある「24時間、365日対応」を掲げる本庄病院を舞台に、当直のときにはなぜか急患が押し寄せてしまうジンクスを持つ栗原一止(福士蒼汰)を中心に、病院で働く人々、病院に訪れる患者たちの人間模様を描く。

清野菜名、福士蒼汰
清野菜名、福士蒼汰

夏目漱石の影響で喋り方にクセのある一止と、病棟主任看護師・東西直美(大島優子)が話す話題は、病院スタッフに笑顔を振りまいてくれるがん患者・安曇清子(風吹ジュン)。彼女は“癒しの安曇さん”と呼ばれ、看護師や医者から人気が高かった。穂高の山奥で生まれた清子は、山を見るのが好きで、よくロビーに出ては山を眺めている患者だった。

余命1か月の彼女。誕生日を前に、ベッド上で数日間安静にする必要があった。気の毒に思った直美は、部下を連れて一止の前でひと芝居打つ。明日、彼女が73歳の誕生日であり「山を見たい」と言っていると大きな声でトーク。一止は、さまざまなリスクが伴うため、外出許可は出せないと返すも、万全の体制を敷く看護師たちのゴリ押しで「私はどうすればいいのだ?」と困り顔でOKを出した。

東西が車椅子を押し、清子は病院の屋上へと連れられる。彼女は雄大な山を見ながら「またお山に会えた」と涙。「先生。ずっと私は不幸な身だと思っていました。42歳で夫が亡くなって30年。それから“寂しい”と思いながらここまで生きてきて、やっと、寂しさに慣れたかしらと思ったら、こんな大病をして……。とっても孤独で。でも、最後の最後にこんな幸せな時間があるなんて。本当に人生というものは分からないものですね」と語る。そんな彼女に一止は、事前にリサーチしていた思い出の一品・文明堂のカステラを笑顔で渡す。

大倉孝二、岡山天音、福士蒼汰
大倉孝二、岡山天音、福士蒼汰

「生きているうちにこんなに幸せになっていては、夫に合わせる顔がありません。なんてお礼を言ったらいいか」と言う清子。彼女の言葉に一止は涙を堪えた。

感無量といった面持ちの彼女に、直美は優しく「今の時間を少しでも楽しく過ごしてください」と語りかけ、いつも笑顔でいてくれるおかげで、自分たちは癒しをもらっている。お礼を言うべきなのは自分たちだと返した。

2日後、清子の容態が急変。彼は「見守る」という決断をくだす。しかし、“もうしばらく生きたかっただろうか”と思い悩む一止。彼女の好物を渡したり、屋上に連れ出したりすることさえしなければ、もう少し生きていたのではないか……。そう悩んでいると、自分へ宛てた清子の手紙を見つける。

福士蒼汰、伊原六花
福士蒼汰、伊原六花

ネット上では涙なしには見られない展開に「蒼汰君が演じる一止先生は、古風でありながら、時には考え悩み学び、患者さんに寄り添える温かい先生で、心まで温かくなりました」「東西主任と安曇さんのシーンでの相手の事を思う優しさに涙が止まりませんでした」「明日から活力が貰えるような素敵なドラマ」との声があった。

次回第二夜は2月22日に放送。一止の大学時代の同期・進藤辰也(中村蒼)が本庄病院に加わる。

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