清野とおる、大島てるら“怪談オールスターズ”が杉野遥亮主演ドラマに出演

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杉野遥亮が主演を務めるドラマ25『東京怪奇酒』(テレビ東京系、毎週金曜24:52~)が2月19日からスタート。この度、各話に登場するスペシャルゲスト、“怪談オールスターズ”が決定した。

同ドラマは、漫画家・清野とおるが知人から心霊話を聞き、そのスポットにわざわざ出向き飲酒するという実体験を描いた『東京怪奇酒』(KADOKAWA刊)が原作で、杉野は本人役で出演する。また、“怪奇酒”とは、心霊現象の起きた場所に一人で行き、恐怖心や高揚感の中で酒を飲むこと。※基本ルールとして、実際に心霊体験をした本人から話を聞く。その場に合った酒・つまみを持参する。

今回発表されたスペシャルゲストは、原作者の清野のほか、原作漫画にも登場し、よく怪奇体験に遭遇するお笑い芸人・チャンス大城。「事故物件住みます芸人」で、映画「事故物件 恐い間取り」原作者である松原タニシ。本ドラマのエンディングテーマを手掛けるOKAMOTO’Sのオカモトショウ。音楽活動だけでなくバラエティ番組でも大人気のHIPHOPユニットCreepy NutsR-指定。今や物件探しの必須サイトとされる事故物件検索サイト「大島てる」管理人・大島てる。40年以上の歴史を持ち、日本のオカルト界を牽引する雑誌「ムー」の名物編集長・三上丈晴。数多くの実話怪談の収集・調査を行ってきたオカルト研究家・吉田悠軌。食べたら運気がアップする「開運飯」で知られるお笑い芸人・ボルサリーノ関。そして『直ちゃんは小学三年生』に小学五年生・はずちん役で出演する岡山天音という濃いメンバー。各方面の著名人たちがとびきりの恐怖話を杉野に伝え、各話最後に杉野とゲストたちが「開運飯」をいただく流れだ。

今回の発表にともない、各人からコメントが到着。以下に紹介する。

<チャンス大城 コメント>
本人役で出演させて頂きました、チャンス大城です。撮影中は棒読みになってしまい、監督さんから「普段の自然な自分を、そのまま出してくれたらいいので」とアドバイスを頂いたのですが、なかなか上手く演じることが出来ず、「あれ? 普段どんなしゃべり方してたっけ?」「僕はチャンス大城でさえ、演じられないのか?」と弱気になっていました。しかし杉野さんをはじめとする演者さん、スタッフさんが温かく励ましてくださり、無事に撮影を終える事が出来ました。本当に皆様ありがとうございました。

<松原タニシ コメント>
昨年は自分の著書が映画化され、今年は自分の好きな漫画家の作品に役者として出演できることを大変喜ばしく思います。清野とおるさんと僕には“攻撃は最大の防御”と言わんばかりに「怪奇に対して自ら乗り込んでいく」という共通点がありまして、心霊スポットで酒を飲む行為を繰り返す本作には「恐怖を逆に楽しんでやる」という清野さんの気概とシンパシーをヒシヒシと感じます。対して主演の杉野遥亮さんは本当に心霊が苦手であるにもかかわらずドラマ化のオファーを受け入れて……果たしてこのドラマは、ドラマなのかドキュメンタリーなのか、一体なんというジャンルのものなのか僕にもわかりません。ただ、事故物件住みます芸人が杉野遥亮をどこまで怪奇に引きずり込めるか、是非注目してください。

<オカモトショウ(OKAMOTO’S)コメント>
エンディングテーマ曲をやっている縁で『東京怪奇酒』にゲスト出演させていただき光栄です。「Complication」という曲をみんなに気に入ってもらえたら何よりです。OKAMOTO'Sは実際にドラマ中では怪奇を紹介せず、怪奇を紹介してくれる人を紹介したのでみなさんどうぞお楽しみに。

<R-指定(Creepy Nuts)コメント>
普段からホラー映画を観たり、怪談話に耳を傾けるのはすごく好きで、今回この作品にお誘い頂いたことは非常に光栄で、撮影も楽しかったです。上手く話が出来たか自信がないところもありますが、多くの皆さんに観て頂きたいです。

<大島てる コメント>
事故物件サイト管理人の大島てるです。作中では、私も怪談マスターの1人として、主演の杉野遥亮さんにホラー話を吹き込む役を演じています。撮影には、以前欠かさず見ていた『日高義樹のワシントン・リポート』を意識しながら臨んでみたのですが、おわかりいただけるでしょうか。実は、東京都北区赤羽には私が非常にこだわっている事故物件があるのですが……それはまた別の作品でしたね(笑)。

<三上丈晴(「ムー」編集長)コメント>
心霊スポットや事故物件には霊がいる。そこで亡くなった方のみならず、因縁ある霊も集まってくる。ときには人間ではなく、魔物であることも。曰く付きの場所で酒を飲むということは、まさに魔術儀式である。目に見えない存在を召喚し、あの世とこの世をつなぐのだ。ゆえに、しばしば怪奇現象が起こる。幻惑された者は、やがて幽玄の世界へと引き込まれていく。恐るべきことに、召喚されていたのは生きている人間のほうなのだ。登場人物はもちろん、この作品を見た者はみな、不都合な真実を知る。

<吉田悠軌 コメント>
「酒を飲んで心霊スポットに行く」とは、不良・ヤンキーの文化である。私は心霊スポットの取材中、そういう奴らに何度も出くわしている。缶チューハイ片手に軽自動車から降りてきて、「ぜんぜん怖くねえ!」と大声でわめく酔っぱらい集団……。まったく、居酒屋で周りの迷惑も気にせずバカ騒ぎする「チャラい若者の飲み方」と同じである。しかし『東京怪奇酒』は違う。怪談の現場に一人たたずみ、迫りくる怪しい気配をツマミに、しっぽりと盃を傾ける……。これぞ「渋い大人の飲み方」。素敵な大人は、酒を飲むのも心霊スポットへの突撃も、一人で静かにたしなむもの。金曜深夜、怪奇と酒を楽しむ人々に向けた上質な時間となるだろう。

<ボルサリーノ関 コメント>
考えたら今回の出演は、始まりから不思議でした。『東京怪奇酒』の編集さんとチャンス大城君とご飯を食べた時に写真を撮ったら龍みたいな光が映り「なんか縁起よいね!」と話していたのが2年ほど前。その後、怪奇酒が単行本になる時、我が家で清野さんを交えて、ヒット祈願の開運飯食事会が行われ、その模様が漫画になったのが1年前。そして今回ドラマでもご飯を作らせていただくことになり。不思議ありがたやです。私は怖い話が大好きなくせに、かなりの怖がりなので「今回は事故物件の話だから厄除け食材はコレで……。大丈夫かな、オバケ怒らないかな……」と、ビクビクしながらレシピを考えました(笑)。現場では、余分に用意しておいた分のお料理も無くなるくらい皆さん本気で食べてくださって、とても嬉しかったです。怪奇酒も開運飯もお楽しみに!

<岡山天音 コメント>
これまで「怪談」というものに特別、興味はありませんでしたが、今作で様々な怪談話に触れ、今ではYouTubeで怪談動画を漁るまでになってしまいました……。漫画や映画では味わえない、歪で先の読めない物語に痺れます! 杉野くんがゲストの皆様に翻弄されて行く姿も非常にチャーミングで、怖い話が苦手だったり興味のない方でも入りやすい内容になっていると思います。皆様も非日常の世界をぜひ覗いてみてください!

<あらすじ>
俳優・杉野遥亮はホラーが大の苦手だが、海外ホラー映画の主演オファーがきてしまう。そしてある日、自身のラジオ番組『杉野遥亮の今度は長ズボン』にゲスト出演した漫画家・清野とおるから「怪奇酒」の話を聞く。怖がりな人ほど「怪奇酒」は向いていると言われ、勧められるままに杉野は「怪奇酒」を体験することに――。

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