杉野遥亮演じる直ちゃん、男子と女子をめぐる“考え方”に視聴者共感「ジェンダー教育の教材にしてほしい」

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杉野遥亮が主演を務めるドラマ『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系、毎週金曜24:52〜 ※一部地域を除く)。1月22日放送の第3話では、堀田茜演じるクラスの女子・鎌田と杉野演じる直ちゃんたちのささいないざこざをきっかけに、男子と女子のジェンダーをめぐる話に。インターネット上では「三年生に世界の矛盾を代弁してもらった気分」「ジェンダー教育の教材にしてほしい」との声が上がった(以下、ネタバレが含まれます)。

『アプリで恋する20の条件』(日本テレビ系)への出演など目覚ましい活躍の杉野が今作では小学三年生の少年・直ちゃんを熱演。その仲間たちとして竹原ピストル渡邊圭祐前原滉らが同じくランドセル姿の小学生を演じる。

掃除当番をサボってホウキで遊ぶ直ちゃん、てつちん(前原)、きんべ(渡邊)の3人。「ちょっと男子! ちゃんと掃除しなよ!」と鎌田が注意する。「出た、女子! ウザ!」とからかうてつちん。鎌田は「今日はうちの班でごみ拾いの日でしょ!? 男子もちゃんと手伝いなよ!」と言い返すが、てつちんはヘラヘラしながら「掃除なんて女の仕事だろ? 父ちゃんが言ってたぜ」と言い放つ。

一方その頃、校庭の花壇に水をやる山ちょ(竹原)にクラスの女子・塩山(水嶋凜)が「花とか好きなの?」と話しかけ、ふたりは親密な雰囲気に。そこへプンプン怒りながら鎌田がやってくる。「掃除をぜんぜん手伝わない」と直ちゃんたちの文句を言う鎌田に、「掃除はいっしょにやるべきだよね」と塩山。「手伝ってって、私たちの仕事を男子にやってもらうみたいで変な感じする」とつぶやく。思わず塩山の手をとり、「そういう意見、もっとみんなに言ってったほうがいいよ!」と鎌田。役目を果たさない現在の学級委員長にかわって立候補するよう強く勧める。

堀田茜、水嶋凜
堀田茜、水嶋凜

山ちょから話を聞いた直ちゃんは、「学級委員選挙だって!」とてつちん、きんべのもとへ。「それは、不信任ってやつだね」と話すきんべに、直ちゃんは「クラスを女子の思い通りにしようってこと?」と困惑するが、「クラスは男子のほうが多いから、負けはない」というきんべの言葉に安心する。そんなある日、てつちんときんべが下校していると、駄菓子屋の軒先で鎌田から大量のお菓子をもらう山ちょの姿が。問いただしてもはぐらかす山ちょに、ふたりは「山ちょが女子側に寝返ったのではないか」と疑いの目を向ける。

「やっぱ(山ちょは女子の)スパイなのかな。あいつ将来お花屋さんになりたいとか言ってるんだぜ」と話すてつちんに、「それ、関係あるの?」と直ちゃんは首をかしげる。その後、秘密基地を訪れた直ちゃんは、山ちょから駄菓子屋での真相を聞かされ……。

竹原ピストル、杉野遥亮
竹原ピストル、杉野遥亮

ネット上では「ふわふわしたドラマかと思ったら深いわ〜!」「三年生に世界の矛盾を代弁してもらった気分」「ジェンダー教育の教材にしてほしい」「直ちゃん本当にいい子だな! 男とか女にとらわれない考え方素晴らしい」と共感の声が。

ストーリーの背後にあるテーマについても「子供の頃から刷り込まれた思い込みや偏見、親がそう言ってたからとか大人がそうしてるからそういうもんだろ? と思いはじめたら根深い。回を追う毎に実は重たいテーマになってる気がする」「生物学的に思春期に入るのが早い女子と遅い男子。そして、その入り口の差が出始めるのが、小学三年生。これが『直ちゃんは小学三年生』というドラマの設定のキモだったのか」といった声が寄せられていた。

次回1月29日放送の第4話では、てつちんの兄・はずちん(岡山天音)が登場し、4人の仲にひと波乱が。さらにいじめっ子・タケモン(平埜生成)の苗字が変わり、それをきっかけにあらたな事件が巻き起こる。

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