彼女の連れ子と暮らす元総合格闘家、入籍前から「お父さん」と慕われる家族の強い絆の理由とは…

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1月11日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、彼女とその連れ子と暮らす、29歳の元総合格闘家の自宅を訪問した。

同番組は、終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の自宅について行く“完全素人ガチバラティ”。スタッフが大宮駅で声をかけたのは、阿部右京さん(29)。つい最近まで総合格闘家だったが、現在はスポーツインストラクターとして働き、彼女のあゆみさん(36)とその子供、ゆずなちゃん(12)、そうすけくん(10)と暮らす。

ゆずなちゃんの部屋を案内してもらうと、お手伝いの項目と金額のメモがベッドに貼ってあることをスタッフが発見。阿部家では、お小遣いはお手伝い制で、米炊き、洗濯物の取り込み、洗濯機を回すなど、各項目の月収が決められている。右京さんは、子供の頃に社会の厳しさを教えるためだとし、「働かないとお金をもらえないんだよということをわかってほしい」「これに慣れていれば、世の中のちょっとした波には飲み込まれない」とその意図を説明。スタッフがゆずなちゃんにこれまでのMAX月収を尋ねると、「700円くらい」と回答。そうすけくんは400円とし、初任給は60円だったと明かす。

続いてそうすけくんの部屋へ。そこには右京さんが昨年9月に出場したタイトルマッチのポスターが貼ってあった。生涯戦績を質問すると、「プロは9勝8敗」「肉体的に怪我は絶えなかった」と回顧。「拾ってくれた代表のためにもどうしても世界に連れていきたい願望はあったが、プロとしては身を引くことを決意した」と、ちょうど仕事も軌道に乗りはじめたこともあり、引退したと語る。

それから、夫婦の寝室へ。そこにはシーサーの置物があり、そうすけくんが「沖縄行ったときのシーサー」と説明したことから、右京さんが「前の家庭の話だからカットで」と苦笑い。ここで初めて彼女がバツイチで、現時点ではカップルであること、子供たちは彼女の連れ子であると説明された。

あゆみさんは離婚理由を、「元夫が子供たちをないがしろにすることが多かった」と明かし、「息子が荒れていた時期があったが、彼が周りの人を自分のこと以上に考えられる人なので、(同棲を始めて)息子もすごく変わった」と交際が家族にも良い影響を与えたと告白。馴れ初めは職場恋愛で、「一緒にいて明るくて楽しい」とその魅力を語り、結婚も「考えています」と宣言した。それに対し、ゆずなちゃんも「(結婚は)嬉しいです。優しくしてもらったり一緒に遊んでもらって楽しいから」と笑顔で回答。そうすけくんは「面白くて楽しい人ですけど、ちょっと怖い。前はいっぱい悪いことしてたけど、最近はやる気が出て勉強も慣れてきたし。お父さんに怒られるのが嫌だから」と言いながらも、2人の結婚は「嬉しい」と祝福した。

ゆずなちゃん、そうすけくんを両手に抱っこする力持ちの右京さんは、父親として何点かとあゆみさんにスタッフが質問すると、「私の中では100点です。私1人だったら今の子供達の成長がなかったなというのがすごいあるので、実の子供じゃないのにこんなに親身になってくれる人、そんないないだろうな」と思いを口にした。対する右京さんも、「僕が自然と家のことを頑張っていれば、子供たちも頑張ってくれると思っていますし、間違いなく楽しい。子供たちといるのも楽しいし、彼女といるのも楽しいし、何より今、外で仕事をしっかりしてくる理由としても、この家族と住んでるのが第一だと思いますし。息子が強く育って、娘が幸せな家庭を持てるような大人になってくれたらいいです」と語った。

最後に、そうすけくんの夢は、プロの格闘家になることだと明かす。「お父さんがなれなかった分、世界チャンピオンになりたいな」と、入籍前にして「お父さん」と呼ぶ家族の絆と信頼がうかがえたところで、スタッフは阿部家を後にした。

その後、番組では、年明けにも阿部家を訪問。2021年の豊富を習字で書いてほしいとお願いした。すると、3月に入籍することが報告されたほか、新たな転機も訪れていた右京さんから、抱負である3文字に込めた思いが披露された。

次回は1月18日に放送される。

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