白石聖の才色兼備な“尊い上司”が嫉妬に狂う…視聴者「暗黒な気持ちを抱えたまま足掻く僕らへのエール」『あのコの夢を見たんです。』

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白石聖が、11月20日に放送された南海キャンディーズ山里亮太原作のドラマ『あのコの夢を見たんです。』(テレビ東京系、毎週金曜24:12〜 ※一部地域を除く)の第8話にヒロインとして登場。インターネット上では、白石の理想の上司ぶりに多くの人が反応した(以下ネタバレが含まれます)。

実在する人気女優・アイドル・モデルたちのイメージをもとに、恋愛からファンタジーまで縦横無尽に妄想ストーリーを繰り広げる、1話完結型のドラマ。主人公・山里亮太を、民放ドラマ初主演となる仲野太賀が演じる。白石が扮したのは、才色兼備で部下からの人望も厚い同名女性だ。

白石聖
白石聖

順調に仕事をこなす白石だが、心の中では“つまらない。なんで人生ってこんなに簡単なの?”と思っていた。一方、彼女が働く部署に、庶務八課の山里(仲野)が蛍光灯の交換にやって来た。しかし、何やら様子がおかしい。白石は、彼の動向が気になり、庶務八課へ。そこには、怒りに身を任せ、嫉妬を武器にペンを走らせる山里の姿があった。白石は、集中して恨みを書き連ねる彼の前に立ち「弟子入りさせてください」と志願。人生に一度も嫉妬したことがなく、何をやるにも完ぺきにこなしてしまう。山里のように嫉妬をしてみたいと語る。「能力も人望もある。言われる前に言うけど、顔にも自信がある。誰に勝ちたいとかもない。絶対に勝てるから」とポツリ。生きている実感がなく、何も楽しくない。山里のように嫉妬を会得すれば、生きる喜びが得られるのだと述べた。当初は怯えていた山里だが、彼女を受け入れることに。

仲野太賀
仲野太賀

それからというもの訓練の日々が始まる。白石を前に、社内結婚をした美男美女をターゲットに、恨みや悪口を言いまくる山里。彼は「嫉妬を燃料にする」という。白石には熱がないとし、嫉妬の火種を見つけるよう指示を出した。

白石聖、仲野太賀
白石聖、仲野太賀

白石はインカムから聞こえる山里の命令で、営業部の男性社員を嫉妬の対象に。当初はなかなかうまくいかなかったが、靴に着目し「高級なうえにピカピカにもほどがある。その靴の輝きに目がくらんで何かにぶつかってしまえ!」「あなたが靴を磨いている間に私は一歩も二歩も先を歩いている」と嫉妬を連発。さらに自分でも対象を見つけはじめ、嫉妬を燃料にすることを楽しみ始めた。

白石聖
白石聖

すると、彼女の仕事もさらにうまくいくように。最終的に白石は最年少で取締役に就任した。その頃、山里は嫉妬を感じられなくなっていた。白石のような女性に崇められたことで満たされてしまい、嫉妬ができなくなったのだ。「俺は完全無欠の凡人になっちまった」と弱音を吐くと、白石は「つまんない男」と冷めた目で見下す。さらに、凡人の生態を観測するために近づいたのだと告白。「これで実験終了。凡人ってやっぱりもろくてつまらないね」と彼が大事にしていたノートを捨てた。

山里は彼女に裏切られたことで退職。怒りを燃料に会社まで立ち上げた。いつしか、山里の会社は、日本でも有名なIT会社へと成長。しかし、外資系企業から買収をしかけられる危機が持ち上がる。200億円必要で頭打ちの状態だった。

社長室でうなだれていると、白石から電話が。すると、扉が開く。部下を引き連れ、200億円を持った彼女は「師匠、遅くなりました。授業料です」と語りかけて……。

ネットでは「今週も尊かった」「白石聖ちゃんは可愛いのに面白い。すっげー真面目にふざけてる感じが好き」「才色兼備で部下からの人望も厚く、どんな仕事も完璧にこなすこんな上司のもとで働きたい」「等身大や身の丈がトレンドの昨今。だけど、羨望、ムカつき、絶望すること自体を否定しない。安易な改心もせず、嫉妬心の向こう側へと突き進む。これは暗黒な気持ちを抱えたまま足掻く僕らへのエール。白石聖様に凡人を蔑む役は完璧な采配だ……」といった熱い声が多くあった。

次回第9話は11月27日に放送。特別編と題して、原作者の山里と滝沢カレンらが、ドラマを振り返る。

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