中井貴一“英二”らの不倫謝罪会見がネットで“風刺” と話題に「業界からマスコミに対する反撃だな」の声『共演NG』第3話

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中井貴一鈴木京香が出演する連続ドラマ『共演NG』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)の第3話が11月9日に放送。インターネット上では、昨今の芸能界事情に切り込む内容に称賛の声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は「もしも弱小テレビ局の社運をかけた大型連続ドラマで25年前に破局した“共演NG”の大物俳優が共演することになったら」をテーマに、25年間共演NGだった元恋人同士の大物俳優がなぜか共演してしまうことによって起こる騒動を描いたラブコメディ。企画・原作を秋元康、脚本・監督を大根仁が務める。

遠山英二(中井)と大園瞳(鈴木)が出演するドラマ『殺したいほど愛してる』の第1話が完成。スタッフは試写会で「視聴率二桁いく!」と言っていたが、結果は6.6%と惨敗。見逃し配信も散々だった。

数日後、共演者で結婚している佐久間純(細田善彦)と篠塚美里(若月佑美)の不倫スキャンダルが発覚。「不倫ドラマの共演者同士が不倫って!」とスタッフは大慌て。英二や瞳たちのもとにもスキャンダルの知らせが。ワイドショーもその話題で持ちきりになり、降板必至だったが、キャストは続行。スポンサーも了承済みだという。裏で動いた市原龍(斎藤工)は「犯罪を犯したわけでもないのに、たかが不祥事レベルで謝罪・降板・謹慎……忘れたころに復帰。それよりもチャンスじゃないですか」と、今回の件は話題づくりにもってこいというのだ。スポンサーの要望は、放送前に謝罪会見をすること。こちらも市原が手がけるものを行うことになった。

大園瞳(鈴木京香)
大園瞳(鈴木京香)

純と美里は撮影現場で謝罪。いざ本番を迎えるも、純が不倫をしている英二を糾弾するシーンで台詞がうまく出ず「ごめんなさい、ごめんなさい」とパニックに。一方、美里も瞳の不倫に気づくシーンで過呼吸になる。

瞳は英二を連れ出す。「どうするのよ?」と問う彼女に「どうすることもできない」と英二。2人が言い合いをしていると、美里と純を連れてスタッフがやって来る。市原が仕組んだのは、4ショットでの謝罪会見だった。英二が「おかしい!」とクレームを出すも、純は、結婚当初から妻とうまくいかず、美里とは本気だと言い「僕が彼女を守ります」と宣言。美里からも本気の気持ちだと聞いた瞳は「会見をやりましょう」と決断。「局のためでも、作品のためでもない。あなたのためにやるわ」と美里の前に立った。英二にも「また逃げるの?」とけしかけ、4人で記者会見に臨むことになった。

マスコミの前に現れる面々。その矛先が美里に向く。「佐久間さんの奥さんに謝罪はしないんですか?」と問われると、英二が「ちょっといいですか? 彼女がこの場で奥さんに謝罪する必要はないんじゃないでしょうか?」と語る。記者から「世間が納得しない!」と言われると「皆さんが納得しないだけなんじゃないですか? いつまでこんなことを繰り返すんですか?」と英二。マスコミとやりあう中「いい加減にしたらどうだ?」と出島徹太郎(里見浩太朗)がやって来た。そしてマスコミを一喝。美里が演じる祖父役の徹太郎が「孫に代わって俺が謝るよ」と言い出すと、小松慎吾(堀部圭亮)や内田梢(小野花梨)らも頭を下げ、手締め。「これにて一件落着!」と切り上げた。マスコミは怒ったものの、会見効果で見逃し配信が100万ビューを突破していた。

小松慎吾(堀部圭亮)、加地佑介(小澤廉)
小松慎吾(堀部圭亮)、加地佑介(小澤廉)

ネット上では、本作の展開について「このドラマ、マジで攻めるわ! リアルの視聴率をそのまま出すなんて!w(共演NGの第一話の視聴率も6.6%だった)」「今回は業界からマスコミに対する反撃だな」「最悪の謝罪会見、おもしろかった 言いたいこと言ってくれてスッキリ。不倫とか、世間に謝る必要ないよなあっていつも思う。ほんとに傷付けた人に直接謝ればいい」「昨今の不倫スキャンダルに対する世の中の対応をも風刺してる」と考えさせられるとの声が多くあった。

次回は11月16日に放送。撮影現場に雪菜(山口紗弥加)が現れて……。

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