「家を持って離婚しないようにしよう」幼馴染夫婦が約束した、夢のマイホーム購入までの軌跡

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家、ついて行ってイイですか?(明け方))』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)が、11月9日に放送。おもてなし上手な兄弟を子供に持ち、夫婦の念願だった一戸建てに住む谷垣家にスタッフが訪問した。

終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の自宅について行く“完全素人ガチバラティ”。MCは、矢作兼おぎやはぎ)とビビる大木らが務める。

今回は、はままつフルーツパーク時之栖で、入園料を支払うかわりに家を見せてもらう企画を実施。浜松市内に住む谷垣さんファミリーにスタッフが声をかけ、自宅訪問することになった。自宅に向かう車内で夫婦の馴れ初めを尋ねると、2人は神奈川県座間市出身の同級生で、自宅もアパートの隣同士だった幼馴染だと話す。現在の職業はマスクなどを製作する工場勤務で、奥さんもパートタイムで同じ職場で働いているという。実は昨年までは新聞配達員だったというご主人。18歳から浜松市に来て、12年間働き続けたと言うが、後にその理由が明らかになるのだった。

自宅に到着すると、「どうぞ遠慮なく、お入りください」と玄関を開けてくれる7歳の長男・まことくん。シューズボックスを開けて、「お母さんとお父さん同じだよ」と説明。趣味が合うという夫婦は出かける際、だいたいお揃いのスニーカーを履くという。

戸建ての谷垣家は、築2年の3LDK。20帖のリビングに案内されると、赤いソファーに目が行くスタッフ。奥さんに尋ねると、「白いリビングテーブルに赤いソファーが理想だった」と明かし、「家でクリスマスパーティとか友達を呼んでやりたかった」と話す。するとご主人が、「僕、絶対に一戸建てが欲しかった。だから(最初は)わざと狭いアパート借りたんです」と、あえて早く大きな家を買いたくなるように自ら仕向け、長男が小学生になるまではと5年かけて運命の家に出会えたと語る。

どうしてそこまで家にこだわったのかスタッフが尋ねると、「実家が家を買えなかった」とご主人。友人の家や自分の部屋への憧れが強く、両親が離婚してしまった原因の1つには、家を建てたかった母親と、どちらでも良かった父親の意見の不一致もあったのではないかと感じたと言い、夫婦で話し合い、「家を持って離婚しないようにしよう」と約束したという。

そこで、住宅ローンを組むためには長い勤務年数が必要だと考えた谷垣さんは、「家を買うまでは絶対に仕事は辞めない」と決め、どんなことがあっても新聞配達を続けてきたと明かす。18歳から地元を離れてしまったため、「一番若い、一番青春の時期を潰した……でも、それが今に実を結んでいると思えばなんてことない」と、とにかく家が欲しかった気持ちを吐露すると、それを聞いていた6歳の二男・ひろとくんはそんな父へ拍手を送った。

その後まことくんに促され、「ここの席でいい? え? 食べていかないの?」「どうぞどうぞ、だってせっかく連れてきてくれたんだもん」とスタッフも一緒に夕食のオムライスをご馳走になることに。スタッフが「一番好きな場所は?」と尋ねると、「やっぱリビングかな。みんな揃うからね」とまことくん。帰り際には、ひろとくんが「はいどうぞ」と、インタビュー中に黙々と作っていた折り紙のブレスレットをプレゼント、最後までおもてなし上手な兄弟だった。

次回は11月16日に放送される。

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