北大路欣也、風間俊介&上白石萌音からの称賛に「私の若いころに感じたいい雰囲気を伝えたい」『記憶捜査2』

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10月23日から放送がスタートする『記憶捜査2〜新宿東署事件ファイル〜』(テレビ東京系、毎週金曜20:00~)の合同オンライン取材会が7日に開催され、北大路欣也風間俊介上白石萌音が出席。第2弾への意気込みを語った。

本作は、2019年1月期に金曜8時のドラマ枠で放送された『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』の続編。2020年7月にはスペシャルドラマが放送され、好評を博したばかりだ。北大路演じる司法係長・鬼塚一路が、他の捜査員たちと共に難事件を解決する姿を描いたサスペンス。

北大路は「第1弾で応援してくださった方々のおかげで第2弾を迎えることができました」と感無量な表情を浮かべると「いままで以上にワンチームで臨みたい」と意気込みを語る。

北大路の言葉に風間は「撮影をしていないときから、北大路さんや萌音ちゃんとは電話で話をさせていただいていました」と裏話を披露。長いときには45分近くも電話で話すなど、関係性はさらに成熟してきているようで、上白石は「北大路さんをはじめ、大先輩の方が本当にフランクで、どこかで常に笑い声が聞こえる現場。楽しく伸び伸びやらせてもらっています」と笑顔。

風間も「北大路さんは現場の居方だけではなく、キャラクターの気持ちの伝え方など勉強になることが多いです。先輩方に囲まれ、どうしても『うまくやりたい』と思ってしまうのですが、『そうじゃないんだ』と北大路さんの芝居をみて感じました」と貴重な時間を経験しているようだ。

そんな二人からの称賛に北大路は「僕も若いころがあったんですよ」と笑わせ、「そのときのいい雰囲気はいまだに残っているので、当時を思い出しながらそれを伝えていきたいですね」と語っていた。

作品の魅力について「いまの現実で僕らが向き合わなければいけないものがテーマになっている。見てくださる方みなさんのドラマです」と風間は述べると、北大路も「私が演じる鬼塚という役は、昭和を生き平成を生き、自分のなかで育った記憶すべてを活用し令和に起こるいろいろな事件に立ち向かう。正直に素直に気持ちを役に投影できたらと思っています」と期待を口にしていた。

<第1話 あらすじ>
ある事件で車椅子生活となった鬼塚一路(北大路)は定年後、新宿東署の刑事課司法係長として再任用された。ある日、「新宿植物園」で男性の死体が発見される。死体の身元は所持品から、「松本勇吾」という男性であることが判明。鬼塚は、その名前に聞き覚えがあり、不意にパソコンに向かい認知票(※)の検索を始める。すると、被害者は1か月前にバイク盗難により被害届を出していたことに気づく。

認知票によって明らかになった盗難事件と今回の殺人事件……。この二つの事件には何か関連性があるのか? 鬼塚は刑事官の神啓太郎(風間)、部下の遠山咲(上白石)と共に捜査を始める。だが、新署長としてやってきた東奏多(平岡祐太)は司法係である鬼塚らが捜査に踏み入ることが気に食わず、鬼塚らと捜査を進める啓太郎とも捜査方針を巡って対立する。鬼塚の人並外れた新宿の土地勘と詳細な記憶により、捜査は少しずつ進展し、バイクを盗んだのは、令和になり多発した“改元詐欺”に関わる詐欺グループであることが発覚する。次第に事件の謎が明らかになっていく中、最後に待っていた“悲しい真実”とは一体?

※認知票(刑法犯認知情報票)……被害届を受理した警察署が作成し、警視庁に送信する書類

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