ハライチ岩井やおぎやはぎ矢作が伸び悩むタイムマシーン3号に辛辣コメント「人間味がない」

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9月5日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京、毎週土曜25:45~)は、人気企画「腐り芸人セラピー」の第7弾が行われ、タイムマシーン3号山本浩司関太)が登場。中堅芸人ならではの悩みを打ち明けた。

「腐り芸人セラピー」とは、現在のバラエティ番組にうまく対応できず、心に闇を抱えた芸人にその苦しみを吐き出してもらい、新たな一歩を踏み出してもらう救済企画。腐り芸人のパイオニアでもある「腐り芸人三銃士」の岩井勇気ハライチ)、板倉俊之インパルス)、徳井健太平成ノブシコブシ)が、悩める芸人たちにアドバイスを送る。

この日スタジオに登場したタイムマシーン3号は、太田プロ所属で、結成20年目の中堅芸人。MCの劇団ひとりからは「タイムマシーンは腐ってないでしょうね。調子良いイメージありますから」と指摘されるも、関は「よく言っていただけるんですけど、根腐れというか、見えない部分がちょっと腐ってきているんじゃないかな……」と自己分析する。

タイムマシーン3号の悩みは「大衆受けを狙う戦略が間違っていたのではないか」というもの。お笑い好きに向けたコアな笑いというよりは、広く一般的な笑いを目指してきたと主張する関は「言ったらなんですけど、そちらの3人(腐り芸人)とは逆の方向性。『ゴッドタン』にも出るつもりはなかった」とぶっちゃけて笑いを誘った。

NHKのネタ見せ番組『爆笑オンエアバトル』で29回という歴代最多出場の記録を持つタイムマシーン3号は、とにかくファミリー向けの分かりやすい笑いを目指しているうちに、角が取れていき、いつしか嫌われない漫才をするようになってしまったという。

一方で、当のファミリー層の反応も鈍いようで、山本は空気階段のラジオ番組にて、水川かたまりの5歳の甥っ子が付けていた芸人ランキングで最下位になってしまったというエピソードを持ち出し、「20年ファミリーを追い続けて、急にここで5歳に嫌われ始めると、僕らどこに行ったらいいんだろうなって」と、複雑な胸の内を明かした。

そんな2人に腐り芸人たちが牙を剥く。岩井は、タイムマシーン3号の漫才を“王道”だと評しつつ、王道は「新しいことをまったく取り入れないジャンル」だと断言。その上で「漫才が伝統芸能になっちゃったら衰退していく一方なんで、あなたたちは伝統と一緒に死んだほうがいい」と言い切り、2人を慌てさせた。

さらに岩井は「しゃべっててもしゃべってなくても、技繰り出しているだけ、みたいな」と、2人の芸人として“こなれている感じ”にも着目。あまりにスキが無さすぎることから、徳井からは「サイボーグじゃん、2人とも」と言われ、レギュラーのおぎやはぎ矢作兼からも「(関は)あんな太っててさ、人間味がないって異常じゃない?」と指摘されてしまう。

徳井は2人に対し、「もう一個ステップアップしたいっていうんだったら、今ある地位とか番組とかギャラとか全部捨てても、感情的になるべきだと思う」とアドバイスし、関は「感情を出したいと思っています」と即答。しかし、劇団ひとりの提案で実際に腐り芸人たちとのトーク中に切れてみることになった関は、早すぎるタイミングで切れてしまい、全員から総ツッコミを受けていた。

人気企画だけあり、視聴者からの注目度も高かった今回。インターネット上では「感情が出てきた関さん面白いw」「腐り芸人セラピーのたびに芸人をやめさせようとしたり死なせようとしたりする岩井さん好き」「腐りレジェンドのみなさんの意見に毎回とてつもなく頷く」などのコメントが寄せられていた。

次回は9月12日に放送される。

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