ネプチューンの名倉潤、次長課長の河本準一らがMCを務める『じっくり聞いタロウ 〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)が9月3日に放送。元ロードオブメジャー・けんいちが出演した。
ダウンタウン・浜田雅功がMCを務めていた『ハマラジャ』(テレビ東京系)の企画で、全国各地方のバンドからヘッドハンティングされたロードオブメジャー。こちらは、初対面の4人が、100日間かけて全国50か所ライブ行脚するというもので、発売したインディーズシングルが、オリコン初登場50位以内にランクインすればメジャーデビュー、50位以下であれば、即解散という過酷な企画だった。ライブ映像はもちろん、喧嘩シーンや初めて自分たちのCDを触った瞬間など、あますことなくドキュメンタリーで放送したことで人気に火が付き、1stシングル「大切なもの」は初登場16位に。晴れて2002年にデビューした。
ロードオブメジャーのために元いたバンドを離れる葛藤はなかったか問われたけんいちは「自分より年上の人(けんいちは当時21歳)と組んでいたんですけど、みんな(大学の)卒業シーズンだったんですよ。“いずれ音楽で生計を立てていきたい”と言ったときに、そんな感じではなかった。そんなこともあって……」と悩みながらも結果的に企画に参加することになったと明かした。
全国行脚中のギャラについては、ライブで得た収入はもらえるもの、番組からは「1日500円」と告白。食事代もなく「安い牛丼屋さんとかあるじゃないですか」とあっけらかんと明かした。サブMCの熊切あさ美は「(在籍していたアイドルグループ)チェキッ娘より安い」とつぶやく。「なんぼやったん?」と問われると「1日5000円でした」と告白。けんいちは「めちゃくちゃもろてるやん!」と驚いた。
また、「大切なもの」は、候補曲の中でも特に推していた曲ではないという。スタッフも乗り気ではなく「ある曲やったらコレか」という程度で消去法で選出したと振り返った。そうした心配はあったものの、最終的に2位までのぼりつめ、発売から19週にわたってトップ10入り。90万枚を売り上げた。そんな彼らだが、2007年に解散。けんいちは「寄せ集めは難しかったです。話し合いをあんまりしなかったんですよね」とコメント。名倉は、子供のころならまだしも、大人になってからひとつのものを作り上げるのは難しいと彼らの気持ちを汲んだ。現在、けんいちはソロ活動を行っているという。