岸井ゆきのらに霊が憑依!?染谷将太やBiSH相手にやりたい放題『浦安鉄筋家族』第8話

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先週から放送が再開された佐藤二朗主演のドラマ24『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)。休止期間中に大沢木家のロケ地が取り壊しになるなど、話題には事欠かなかったが、再開後はハチャメチャなテンションはさらにパワーアップ。8月28日放送の第8話でも、大沢木大鉄役の佐藤をはじめ、妻役の水野美紀や娘役の岸井ゆきのが狂演を見せ、作品を盛り上げている。また、エンディングテーマを担当するBiSHから、原作大ファンのアユニ・Dセントチヒロ・チッチハシヤスメ・アツコ、が本人役で登場する。

BiSH
BiSH

「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で25年以上連載中の浜岡賢次による大人気ギャグ漫画が原作。毎回、出演者たちの振り切った演技が注目を集めているが、第8話では、数珠を握りしめた怪しい霊媒師(池谷のぶえ)が、大沢木家に勝手に上がり込んだところから物語は始まる。

霊媒師は、大沢木家の家族それぞれに「霊が取りついている」と脅すと金品を要求したため、「インチキ霊媒師」として追い出されてしまう。しかし長女・桜(岸井)が、有名な霊媒師“ボギー愛子”ではないかと言い出すと、大鉄(佐藤)らは急に不安顔に。

その後、次男・小鉄(斎藤汰鷹)の同級生・土井津仁(細井鼓太)の家から不気味な霊気が漂っていることを察知したボギーは、墓場あらしのような生活をしている仁らを叱責。しかし、まったく考えを改めようとしない仁ママ(宍戸美和公)の振る舞いにより、ついに少年の霊が順子(水野)や桜に取りついてしまう。

岸井ゆきの、染谷将太
岸井ゆきの、染谷将太

ここからの水野や岸井の演技は圧巻だ。いたずらっ子の霊だけに、かんちょうやすかしっぺなど、ギャグ漫画の王道のともいえるいたずらのオンパレード。水野は過去の回でも、圧倒的な存在感を見せていたが、岸井にとってはかなり新鮮なはじけっぷりで、彼氏役の染谷将太や、BiSH、大仁田厚アジャ・コングら次々に登場する彼らたちに対してもやりたい放題。BiSHは、桜からスカートめくりをされたり、ライブの本番直前に舞台袖で円陣を組んで発する禁断の“三文字”をセリフで言わされ(!?)たりと、『浦安』らしい洗礼をうけていた。

今回も『浦安鉄筋家族』らしいハチャメチャな展開だったが、最後は心温まるほのぼのとした気持ちになれるのも、本作の不思議な魅力だ。

(文:磯部正和)

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