池田エライザ、田口トモロヲのイメージを死守!?「失言になるかもしれない…」『名建築で昼食を』

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真夜中ドラマ『名建築で昼食を』(テレビ大阪、毎週土曜24:56~/BSテレ東・BSテレ東4K、毎週土曜24:00~ ※NTTぷらら「ひかりTV」で1週間先行配信)が8月15日からスタート。W主演を務めた池田エライザ田口トモロヲが8月13日、オンライン記者会見に出席した。

本作は、甲斐みのりの「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」(エクスナレッジ刊)を原案とした、「建築×グルメ」がテーマの新感覚ドラマ。カフェ開業を夢見るOL春野藤(池田)が、「乙女建築」巡りを趣味とする中年の建築模型士・植草千明(田口)と出会い、挫折と葛藤を繰り返しながら成長していく様を描く。

テスト撮影もなく本番がスタートするなど、ドキュメンタリー要素が強いという本作。池田は「こういう役で、こういう風に動いて……というのがしっかり決まっているわけではなくて、建築を巡る過程で役も成長していく。実際に建築を見て気持ちが変わったら、監督に『こう気持ちが動いたんだけど、いかがですか?』とお話して」と、池田自身の感情を取り入れながら撮影が進んでいることを報告。田口は、自身の役どころを「名建築マニアのおっさん」と紹介し、「いつも楽しそう」と話す池田の横で、「年下の乙女に、撮影中も日々、とがめられています」と笑顔を見せた。

オファーを受けた際の心境について、田口は「名建築を愛でるだけで楽しい。なおかつ食事ができて、こんな乙女とランチできるなんてことがありますか? 親父の夢を実現している人物ということで、みなさんにうらやんでいただきたい」と自慢げ。池田は「今まで、ご飯を食べているイメージがないと言われたりすることもあって(笑)。自分が思うように動いている役をやってみたいと思っていたので、こういう役が自分に来たことが嬉しかった」と告白。「あまり世の中にいつもの自分をお見せする機会がなかったので、後になって顔が熱くなったりするくらい、遠慮なく楽しませていただいています」と打ち明けた。

見どころとなる食事シーンでは、カット後にも2人揃ってランチを食べ続けているそうで、池田は「ふと周りを見渡したら、現場に誰もいなくて。みんな我々がおいしそうに食べているのを見て、お弁当にダッシュしたんじゃないかなって(笑)」と裏話を披露。どのランチも「本当においしいんです! 味は私が保証します」と太鼓判を押した。

また、印象的だった建築物を聞かれた田口は「東京都庭園美術館は圧倒されましたね。全部行っていただきたいけど、あえてひとつ例えをあげるなら。キング・オブ・乙女建築……じゃなくて、クイーン・オブ・乙女建築という感じ」とコメント。池田は「自由学園明日館」をあげ、「建築家が(学生たちの)生活について、考えて考えて考え抜いた先にある建物なんだろうなと思う瞬間がたくさんあって。(自分たちと)同じように、ここで女の子たちが恋とか勉強の話をしてたのかなって想像できたりして、すごく壮大なものに感じていた建築が身近に感じられた」と振り返った。

ここで記者から「お互いの印象」について質問が飛ぶと、印象を聞かれた場合の“正解”について、昨日話をしたことを明かす。「お互い空気のように存在している感じだから」と戸惑う田口に対し、池田は「トモロヲさんがハードボイルド売りだったら、素直な意見が失言になるかもしれないじゃないですか(笑)」と田口のイメージを気にしつつ、「本当に物腰の柔らかい方」とにっこり。田口が「無理くり絞り出してる感じだな」と笑うと、池田は「基本、私がガキンチョなので、騒いでいるのを見て、たまに笑ってくれる感じ」と、現場の雰囲気が伝わるやりとりを見せていた。

最後に池田は「名建築と聞くと敷居が高い感じがするかもしれないけど、誰かが愛情を込めて造った建物で、その細部に迫ると、人間の感情の素晴らしさ、美しさに触れることができる。そこでおいしいランチをいただいて、癒やされる。言ってしまえば、敷居の低いドラマ。建築に詳しくなくても見ていただけるドラマになっていると思うので、一緒に共感しながら見ていただけたら」とメッセージ。

田口は「エライザ、トモロヲのふたりともカタカナネーム。こんなバディが今まであったでしょうか。ドラマを見ていただいて、みなさんにも是非、この世界に開眼していただけたら」とアピール。会見終了後にも、池田は祈るように両手を合わせ「流行りますように……こんなにいいドラマはないですよ~」と呼びかけていた。

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