4月4日(土)に『出没!アド街ック天国 ~アド街の25年SPECIAL~』(テレビ東京系、毎週土曜21:00~)が放送。レギュラー出演者の峰竜太、薬丸裕英、山田五郎のほかに、ゲストで夏木マリ、テリー伊藤、ケンドーコバヤシ、生駒里奈が出演する。
1995年4月15日に、故・愛川欽也さんが「おまっとさんでした!」と言ってスタートした同番組。第1回の「代官山」を皮切りに、このたび放送開始から25年、4月4日のオンエアで1250回を迎える。これを記念して、放送時間を30分拡大し、25年にわたる秘蔵映像を一挙大公開。美しい街の風景、麗しい入浴シーン、街で生きる人々の心温まる感動物語、未来のスターとの出会いなどを振り返る。
スペシャル回の収録後、現在司会を務める井ノ原快彦(2015年4月4日放送~)を、テレビ東京の須黒清華アナウンサーがインタビュー。以下に紹介する。
須黒:『出没!アド街ック天国』がこの4月で番組スタート(1995年4月15日~)から25年を迎えます。この節目に司会を務めるというのは、どんなお気持ちですか?
井ノ原:僕はまだ5年しかやっていませんが、5年前にこの仲間に入れてもらえて本当に良かったなと思いました。25周年SPの収録を今終えたばかりなのですが、本当に誇らしい気持ちですね。良かったぁ、この仲間に入れて、と心から思いました。僕は途中から入りましたけど、須黒さんから見てどうですか?
須黒:本当に違和感なく溶け込んでいて、でもやっぱりどこか井ノ原さんらしさが番組の中ににじみ出ていて、それはあたたかさだったり、街に出ていくと人との触れ合いがすごく上手だなと。
井ノ原:そうですか。聞いてみないとわからないものですね(笑)。
須黒:あと知らない街を知らない、とそのまま伝えて下さるのが新しい視点でいいなと思います。そういう方の意見が入ることで、また街って変わっていくんじゃないかと思います。改めて、『アド街』の魅力はどんな所だと思いますか?
井ノ原:見ていて思ったのは、第1回からの映像が残っているということ。もちろん建物もそうなのだけど、人も映っていて、その時どういうファッションだったのかということと、またその中には未来にすごい人になる、という子供たちが映っていたりとか……。やっぱり25年続けるって、そういう1つの歴史を見ていくことにもなるから、これをもしDVDBOXにしたら、何枚くらいになるんだろう(笑)。
須黒:ちょうど1250回ですからね。
井ノ原:全部DVDにして学校とかに置いて、この時代どんな感じだったんだろう? って、資料として見てもいいくらいですよね。
須黒:井ノ原さんはこれまで司会を務められた5年間で、印象に残っている街はありますか?
井ノ原:たくさんあるんですけど、最近では築地ですかね。豊洲に市場が移って、僕から見て危機的状況にあると思ったんですけど、昔より盛り上がっていたというのがすごく印象的でした。お話を聞かせていただくと、横のつながりも色々あったけれど、今回初めてタッグを組んだ人たちもいるんだよ、というくらい、昔市場があった時よりも強くなっているというのが、危機的状況に街が更に進化して生まれ変わるというのを目の当たりにした気がしました。
須黒:今後、取り上げたい街はありますか?
井ノ原:単純に東北に行きたいですね。先日いわきを取り上げたのですが、なんて元気をもらえるんだろう! と思いました。色々大変なことはありますし、いまだに続いているんだけど、何とかそれを乗り越えていこうという、新しい街づくりをしようとしている人たちの顔を見たいですね。なので、東北にどんどん行きたいなと思いました。またロケも行きたいですね、ぜひ色々なお話を聞きたいです。
須黒:4月4日に25年SPが放送されますが、みどころは?
井ノ原:須黒さんも言ってましたけど、今回の25周年SPはちょっと泣けますよね。
須黒:泣けますね……。
井ノ原:自分が関わっていない時のVTRとかも見て、泣きそうになりました。実際に泣いていらっしゃるゲストの方もいらしたし、みんなでこれを見たいです。
須黒:色々な方に見てほしいですね。
井ノ原:今、日本は色々と大変なことがありますが、家で家族そろってテレビを見ることによって、次行けるようになったらあそこに行こう、とみんなで話し合う時期かもしれませんから、ぜひ見ていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。