鶴瓶も感動…閉店する老舗中華料理店にカメラが密着、殺到する常連客に「こんな幸せなことはない」

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笑福亭鶴瓶がMCを務める『チマタの噺』(テレビ東京系、毎週火曜24:12~)が2月4日に放送。閉店間際の中華料理店に密着した。

一般の人の何気ない行動に焦点を当て、それを題材に鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトーク番組。今回は「もう一度見たい! チマタの方々大集合SP」と題して、2019年にVTRで登場した人たちに焦点を当てた。

スタッフが、品川区にある中華料理店「こばやし」にインタビューをしに行くと、ご主人の小林保男さん(当時77歳)から、数日後に同店を廃業すると聞かされた。創業54年、先代から引き継ぎ、夫婦で切り盛りしていたものの「家(店)もすごく古くて、あちこちガタガタなんですよ」と妻の友子さん。続けて「(店ではなく)人間の老朽化が1番ひどいですよ」と大笑いした。これまでほとんど休みなく働き続けたため、体力的にも限界がきたという。

そんな2人だが、ケンカすることも多い。保男さんは「俺に指図するな」というタイプで、友子さんは「昭和の頑固オヤジ」と揶揄する。一方、保男さんは、お玉で友子さんの頭を小突いたことがあると明かし「(友子さんが)逃げて行ったこともある」と振り返った。それでも店がまわったのは友子さんのおかげ。彼女自身も「私だからココにいられたっていうのはあります」と胸を張った。そんな2人のVTRに、鶴瓶も「ええ時に撮りに行ったなぁ」と感動していた。

番組では、閉店する営業最終日にも密着。朝からお客さんが途切れず、忙しい時間を過ごした。2人にはお客さんから「美味しいラーメンありがとうございました」と花束の贈呈が。常連客の女性は涙を流しながら同店の思い出を回顧しつつ「当たり前にあるお店だったから……」と別れを惜しんだ。それからも多くのプレゼントを持ってくる常連客の数々に、友子さんは「こんな幸せなことはない」と大喜び。保男さんも閉店が決まってから、さらに忙しくなり「54年の疲れがいっぺんにきた」と笑わせた。最後に友子さんは、保男さんに「お疲れ様でした」と言葉をかけ、保男さんも「ここまで愛されたのは、2人でやれたからだと思う」と振り返った。

ほか、カラオケを歌うと「いいわよ~」と褒めてくれるスナックのママや、改造費90万円の移動式の銭湯を持ち運ぶ青年などが紹介されていた。

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