“史朗”西島秀俊と“賢二”内野聖陽の愛が溢れる日常に視聴者「簡単に言うと最高!」の声『きのう何食べた?正月SP』

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西島秀俊内野聖陽がW主演を務める『きのう何食べた? 正月スペシャル2020』(テレビ東京系)が1月1日に放送。インターネット上では、本作の久々の復活に歓喜の声で溢れた(以下、ネタバレが含まれます)。

よしながふみの同名漫画をドラマ化した本作。雇われ弁護士の筧史朗(西島)と美容師の矢吹賢二(内野)の男性カップルの日々を描く。同ドラマは、2019年4月期に放送され、話題となっていた。

井上航(磯村勇斗)と小日向大策(山本耕史)に連れられた高級焼き肉店で、食事を楽しむ賢二と史朗。そんな中、史朗憧れの女優・三谷まみ(宮沢りえ)がやって来た。今回の招待は、彼女のマネージャーの離婚問題の弁護を史朗が担当したお礼。狼狽しつつも、まみと嬉しそうに話す史朗を賢二はじっと見つめる。小日向のゲイ友ということを隠し、“頼りとなる弁護士キャラ”で押し通そうとする史朗に対し、賢二は「私はこの人の彼氏で、賢二っていいまーす」とまみにアピール。そんな彼の奇策に史朗は「ああああ~!」とキャラが崩壊してしまった。

食事を楽しんだ後、2人で帰宅。するとソワソワしだす賢二に、何かを察した史朗はリビングに止まる。24時を回った瞬間「ハッピーバースデー!」と傘をプレゼントする賢二。「あ、ありがとう!」とぎこちなく史朗は喜ぶも、傘をチョイスしたことを賢二が言い訳がましく説明するため、節約家の史朗は“さては、高かったな?”と勘繰った。

後日、誕生日プレゼントのどんこが実家から届いた。母親の久栄(梶芽衣子)にお礼の電話をかけると、悟朗(田山涼成)の通院費がかかり、お金を貸してほしいとお願いされる。史朗としてはあげるつもりで渡したのだが「保険がおりたら必ず返すから」と両親。特に悟朗は「金はきっちり返す!」と感情的になってしまう。夫が席を外している間、久栄は史朗に「お金がないのはお母さんのせい。昔、私がいろいろと使っちゃったから……」と謝罪された。実はその昔、久栄は“史朗が女性のことを好きになるように”と水や壺を大量に購入。お金を使い込んでしまい、貯金が底をついていた。そのことを史朗は「俺のせいだ」と思っていたのだ。

どんこを使った料理を賢二にふるまった後、両親に仕送りを考えていると明かす史朗。賢二は賛成するが、史朗は真面目一本を貫いてきた父親が頭を下げて金を借りようとするのも、毎月多額の金を仕送りするのも辛いと本音を語る。「これで“俺たち”の老後プランも多少は狂っていくわけだし」とつぶやくと「俺たち……」と嬉しそうに反芻する賢二。史朗が2人の今後のことを考えていることを喜びつつ、賢二は「お金って、大事な人のために使うなら、価値は何倍にもなると思うんだよね」と語りかける。彼の言葉で肩の荷がおりた史朗は「明日からまた切り詰めなきゃな!」と独り言をポツリ。しかし、どこか金銭感覚のおかしい賢二に、史朗は「やっぱり不安だ……」と思い直した。

このほか、航と小日向が“あさり”がきっかけで揉めてしまい、珍しく航が料理に奮闘する姿や、忙しい史朗と賢二が次第にすれ違ってしまう話など、原作ファン・第1期ドラマファンも大満足だったようだ。ネット上では、派手なことはせず、あくまで2人の日常を切り取った展開に「料理を食べるすべての人に両方に響くドラマ。こういうのがこれからも見たいぞ!」「簡単に言うと最高」「愛が溢れる2人の日常を再び垣間見る事ができた喜び」といった声が。またシーズン2に期待を寄せる声も多く「次回は連ドラとして帰ってきてほしいな」との声もあった。

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