『浦安鉄筋家族』佐藤二朗主演でドラマ化決定!「役作りは不要。なんなら演じることも不要」と自信満々

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「週刊少年チャンピオン」で25年以上連載中の大人気ギャグ漫画「浦安鉄筋家族」が、佐藤二朗主演でドラマ化することがわかった。テレビ東京の金曜深夜「ドラマ24」枠で、2020年4月から放送スタート。佐藤はドラマ版の主人公・大沢木大鉄を演じる。

現在放送中の『孤独のグルメ Season8』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~/テレビ大阪は翌週月曜24:12~)や『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『きのう何食べた?』など、数々のヒット作を生み出してきたテレビ東京の「ドラマ24」枠。2020年の1月クールには滝藤賢一と古館寛治がW主演を務める『コタキ兄弟と四苦八苦』の放送も控えている。そして、2020年4月クールには、『浦安鉄筋家族』の放送が決定した。

原作は、30代~40代から圧倒的な支持を得ている浜岡賢次による大人気ギャグ漫画。千葉県浦安市を舞台に、どんな些細な出来事もドンチャン騒ぎにしてしまう個性豊かな大沢木家メンバーや、近所に住む仲間たちの“全力の日常”が描かれる。

ドラマでは、超テキトーでだらしない大沢木家の大黒柱・大鉄を佐藤が演じる他、『おっさんずラブ』シリーズの瑠東東一郎が監督を、ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を担当。超強力な“三銃士”がドラマを作り上げる。

今回のオファーについて佐藤は、「25年以上も連載が続く大人気漫画が原作ということで、 “俺が主演でエエんかいな”というのが正直な感想です。しかし僕が演じる大鉄は“とにかく超テキトーでだらしがない人”。これはもう、役作りは不要。なんなら演じることも不要。なにせ“精神年齢8歳の50歳児”の僕です。たまに、というか常時“ふにゃふにゃ”してる僕です。テレ東さんと手を携え、地上波のギリギリに、ふにゃふにゃしながら挑みたいと思っています」と意気込んだ。

また、原作者の浜岡と監督の瑠東、脚本の上田からもコメントが到着。以下に紹介する。

<浜岡賢次 コメント>
――「浦安鉄筋家族」ドラマ化の話を聞いた時の気持ちをお聞かせください。

問題が多くて絶対無理だよ~。

――大鉄に対してのお気持ちや思い入れをお聞かせください。また、佐藤二朗さんに大鉄役を演じてもらうにあたって、どのようなことを期待されていますか?

初期は全然思い入れが無かったんですが、自分が父親になって180度変わりました。今では自分と重ね合わせて楽しく描いています。佐藤二朗さんはイメージ通り!! カートンごと煙草吸ってもらえるのかな~?

――ファンが多く、かつ「どんな風にドラマ化されるか」待ち遠しい作品だと思いますが、 視聴者の方に一言お願いいたします。

汚いドラマになったらゴメンなさい。

<瑠東東一郎 コメント>
「テレ東史上最大の問題作にして下さい」プロデューサーからの第一声がこれです。「そんなオーダーのパターンある?」と思いつつ、非常に熱く燃えております。「浦安鉄筋家族」は僕らの世代にとっては伝説のマンガです。この最高にぶっ飛んだ世界観に共に挑むのは、10年来の盟友であるヨーロッパ企画の上田さん。これで楽しくないワケがありません。座長である佐藤二朗さんとお仕事するのは初めてですが、ずっと憧れていたモンスターです。 その魅力の全てを作品に詰め込んで、前代未聞の問題作に昇華できればと思います。“笑い”のその奥に。家族ならではの“やわらかいもの”を描ければと思います。ぜひご期待下さい!

<上田誠 コメント>
「浦安鉄筋家族」31巻を繰りかえし読む日々です。ドラマ化の仕方がなかなか分からないから。ドラマ化できないギャグや、できるけど数億円かかるシーンが山ほど出てくる原作なんです。彼らはこの漫画の浦安の中で徹底して「生活」をしています。ところが鉄筋家族なので、彼らにかかると禁煙が、家庭訪問が、孫を抱くことが、なんでだと思うほどエクストリームなことになるんです。そういうエクストリームなホームコメディにできたら。

1話の1シーン目から、撮影できるのかなこれ、という場面になりましたけど、瑠東監督と佐藤二朗さん、そしてキャストの皆様の家族愛にも似たチームワークで乗り越えてくださるでしょう。生活! 生活!! 生活!!!

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